洗濯機の大きさや容量の違いによるメリット、洗濯機にかかる費用や電気・水道料金について紹介できればと思います。
Written By 宮ノシタノ コトリ
洗濯機を購入するとき、どのくらいのサイズを買えば良いか悩みますよね。何度も買い換えるものでもないし、失敗はしたくない…。でもどの大きさが最適なサイズなのかがわからない。という方必見!
こちらの記事で、洗濯機の大きさを徹底解説しますので、洗濯機選びの参考にしてください!
洗濯機の販売店に足を運んだ際、よく目にする「○kg」の表記。あれは洗濯機の重さを測るものではなく、洗濯機で洗濯できる容量を指し示す数字です。洗濯できる量が増えれば当然、洗濯機の大きさもサイズアップしていきます。
洗濯機の外寸が大きければ、当然容量も大きなものになっていきます。単純に1度に洗濯できる量が増えるため、1回の洗濯でたくさんの洋服を洗うことができようになります。
洗濯物の量は、1人あたり1日平均1.5kgほどという方が多いようです。1人暮らしであれば、3日溜めても約4.5kgほどですが、3人家族となると3日分はなんと13.5kg!単純計算なので多少の誤差はあるものの、非常に大量の洗濯物が毎日出ると考えられます。ですので、洗濯機を選ぶ際は1日に出る洗濯物の量を目安に考えると良いでしょう。
洗濯物を溜め込んでしまうという方の場合は、洗濯機は大きい方が一度に洗えて便利です。毎日のように洗濯を行って、洗濯物を溜めないようにするのであれば小さいサイズでも問題はないです。自身のライフスタイルが大きく影響するので、仕事やプライベートも含めどのタイミングで洗濯物をするかを検討しましょう。
洗濯物はなにも今日着ていた衣類だけではありません。お風呂上りに使用する大きいバスタオルや、冬場の睡眠時に使うふかふかの毛布を洗うことも想定されます。そうなると、洗濯機のサイズがあまりにも小さい場合、満足に洗うことが難しくなってしまうかもしれません。タオルや毛布を使用する洗濯機で洗うかどうか、も考えた方が良いでしょう。
洗濯機の容量ギリギリまで詰め込んで洗濯を行う場合、その時の洗浄力は格段に落ちます。水との摩擦や水圧で汚れを落とすことが基本の洗濯機では、服と服がスペースを邪魔しあい、水力が行き渡らなくなってしまうためです。
ですので、洗濯量が多くなってしまう場合は特に、やや余裕を持った大きさを選ぶ方が良いといえるでしょう。
一人暮らしで洗濯物を3日分溜め込んだとすると、普段の洗濯量は約4.5kgです。さらに毛布やシーツ、バスタオルなどを洗濯するとなると+1kgは見越しておいた方が不便なく使えます。そうなると、5.5kgのサイズが適切となりますが、今後の生活スタイルが変化した際にも対応できるよう、もう少し上の6kgサイズを選んでおいた方が良いと言えます。
大は小を兼ねると、ことわざにもありますが洗濯機においてはまさにその通りと言えます。小さいサイズの洗濯機で洗いにくいものはありますが、大きいサイズで洗いにくくなる洗濯物は存在しません!ですので、洗濯機の置き場や予算に余裕があるのであれば、ぜひ大きめのサイズの購入を検討しましょう!
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1人暮らし用の主流とされているのは5kgの大きさの洗濯機。5kg代の大きさの洗濯機であれば、外寸もスマートなものが多く販売されているので、洗濯機置き場の狭いお部屋であっても選びやすいでしょう。ただし、洗濯できる量も減ってしまうので、頻繁に洗濯機を回すなど手間が増えてしまう可能性も大いにあります。
ですので、もしサイズが物足りないな、と思ってしまうと感じたらあらかじめサイズは大きい方が良いといえるでしょう。
2人暮らしなどの主流サイズは5~7kgの大きさの洗濯機となります。2~3人分の洗濯物となりますので、一人暮らしの方の倍以上の洗濯物が出ることになります。こちらも2人分を満足に洗おうとすると、5kg代の大きさの洗濯機では頻繁に洗濯をする必要が出てきそうですね。
7~9kgの大きさともなれば、ご家族世帯に勧められるサイズになってきます。特に9kgサイズの洗濯機であれば、4人家族でも丸1日分以上の洗濯物を溜めることが可能です。ただ、家族が増えるほど洗濯物が増えるため、一定以上になると洗濯機を何度も回して洗濯を済ませる。といった使い方になってくるかもしれませんね。
先ほどもご紹介しましたが、洗濯機のサイズで最大サイズは11kgあたりがほとんどのようです。11kgともなれば4人家族の2日分はまかなえるので、余裕を持って洗濯を行うことができるでしょう。しかし、11kgともなると、外寸もかなり大きくなります。洗濯機置き場の大きいお家であれば問題ないですが、かなり幅をとられてしまうので、収納スペースなどには気を配る必要が出てきてしまいますね。
洗濯機の購入の際に注意したいのが、洗濯機の大きさが玄関の扉を通れるかどうか。洗濯機が大きすぎる、あるいは玄関がやや小さめといった場合は、搬入ができなくなってしまうので返品もやむなし。といったケースもまれにあります。
また、ベランダがあればベランダから搬入するといった手段もありますが、マンションやアパートで2階以上となると特殊車両の出動などが必要になりますので、想定よりもはるかにコストがかかってしまう可能性があると念頭においた方が良いでしょう。
玄関を超えることができたら、次は洗濯機を置くスペースまでの搬入経路が確保できるかどうかです。玄関を通れている以上は洗濯機置き場にたどり着けない、ということは稀ではありますが、しっかりと搬入経路に余裕があるかどうかの下調べもしておくと安心ができますね。
アパートやマンションによっては洗濯機に水を送るための水道の位置が悪かったり、蛇口の形状が洗濯機の注水ホースと合致しなかったりと購入後のトラブルにも繋がりやすいポイントがあります。
洗濯機を購入したものの、蛇口を邪魔してしまう作りであったり、排水ホースに接続がしづらいなどのトラブルを避けるためにも、周辺器具などにも注意をすると良いでしょう。
特に蛇口は古いタイプの場合専用の工事が必要になるため、こちらもコストが嵩んでしまうなどのリスクがあります。
縦型洗濯機などでは特に、サイズが大きいほど洗濯機の回転や振動が大きくなる傾向にあります。仕事の都合上などで洗濯を夜中に回す、という方の場合は特にご近所迷惑にならないよう、騒音にも注意したいところです。
とはいえ、洗濯機を配置する場所やお隣さんとの壁の厚さなども関与してくるので、洗濯機だけの問題ではないところですので、気にしすぎると洗濯すらできなくなってしまうので注意です。
6kgサイズの洗濯機を例に電気・水道代の例を見ていくことにしましょう。今回は日立の6kg洗濯機の製品情報をもとに例をあげて、チェックしていきます。
消費電力量 | 標準使用水量 |
120Wh | 108L |
洗濯機の電力、水量の使用量は上記の通り。さらに地域別の電気料金を1kWh29円と仮定した場合、電気料金は1時間あたり約32円になります。また、週に2回洗濯を1時間行うとすると、1ヶ月の電気代は256円と単純計算ができますね。
こちらはあくまでも目安になるので、お住まいの地域の電気料金や洗濯機の使用状況によっても変化しますのでご注意ください。
水道料金もお住まいの地域によって誤差があるため、あくまで目安となりますが1Lあたりは約0.24円と仮定できます。
上記の洗濯機では最大で108Lの水を使用しますから、約25円と計算することができますね。電気代と同様に、週に2回洗濯機を回すとなると、1ヶ月の水道代は約207円という結果になります。
上記の計算結果から、電気・水道代金を合計すると、1ヶ月で約463円の使用料金が発生していることになりますね。
洗濯機の説明書を開き、製品情報がまとまった項目を参照しましょう。消費電力量などが書かれた項目があれば、電気代の大まかな計算が可能です。
電力量料金 × 消費電力量(電気代/電気使用量) = 電気代
消費電力量についてはこちらのページで参照することができます。お住いの地域で試してみてください。
参考:東京電力:料金プラン試算
一人暮らしの場合であっても、使い勝手の良さから大きさは6kg前後を検討したいところです。また、ご家族様であれば大きいに越したことはありません。自身のライフスタイルにも影響してしまうところですので、洗濯機の大きさについてはしっかり検討しましょう。
毎週○回は洗濯機を回して洗濯物を溜め込まないようにする。というような自身へのルールを課せて、賢く洗濯をするのがおすすめですよ!