洗濯機は大型でも重くて中がわからないので大抵の人は分解とかしないですよね。 しかし長持ちさせようとタテ型全自動洗濯機を分解して掃除してました・・・・・。
Written By IDE です
できるだけ長持ちをさせたい大型家電。その中に洗濯機がありますが、大型家電の掃除というのは市販されている洗濯槽クリーナーなどを使って洗濯槽だけを掃除するのが普通ですよね?
大型家電の中身の掃除(業界用語ではクリーニング)を電気屋に頼んでもなかなか受けてくれないのが現状です。
この背景にはインターネットで調べればやり方がすぐわかったり、動画も配信されているため、個人で分解をする機会が増えて受注件数が減ってきているからです。
あまり利益にならないという店舗が増えてきているのと、手間がかかってしまうということも理由の一つにあります。
しかし手順さえわかっていれば自分で簡単に全自動洗濯機を分解して洗濯槽の更に奥の普段の掃除では取れないこびりついた汚れを取り除く事が可能なんです。
今回は簡単に誰でも洗濯機の分解をして掃除ができるやり方を紹介します。
手順さえちゃんとすれば分解できて掃除も出来ます。
ただ、分解をするのはよくてもそのあとに洗濯機を掃除するのが逆にきつかったりするかもわかりません。
専門知識はなくても普通乾燥機能がついていないタテ型の洗濯機を分解する事は可能です。
ドラム式洗濯機や乾燥機付きの全自動洗濯機に関しては素人ではほぼ不可能と思ってもらっていいと思います。
一見できなさそうとか、配線がいっぱいありそうな感じがしますが、そうでもありません。
洗濯機を分解して掃除をするところは意外とシンプルな作りでできており、洗濯機の見た目の通り本体が大きい分、部品が細かいということもありません。手順さえ間違わなければ問題ありません。
しいて言うなら一番小さい部品と言えばネジでしょうか。ネジはなくさないように保管しましょう。
洗濯槽を固定するネジなんかをなくしてしまうと使えなくなってしまうかもわかりませんよ。
いくら配線なんかがないとは言っても当然全自動なのであります。
意外と束ねて一つの大きな線になっていることが多いです。
下記の手順でも詳しく説明していますが、掃除をしているときに誤って引っ張りすぎて切ってしまったりしないことが大切です。洗濯機ごと買い替えるとなっては大変ですからね。
それと分解するわけですから後から当然元通りにしないといけないので、できるだけ中の部品の方向などを確認しながら分解することが大切です。
ネジもなくさないように保管しましょう。
また、必要な工具をそろえておくことも大切です。結構固いネジもありますので持つところが短めのプラスマイナスのドライバーと、持つところが短めのラチェットなどがあると便利です。
メーカーによっては6角のレンチが必要な場合もあります。
サイズは10のメーカーが多いようです。
インパクトでも構いませんが閉めすぎてはいけない部分もありますのでラチェットがいいでしょう。
ドラム式洗濯機は業者に頼んだほうがいいと思います。中が複雑なので分解するのに苦労をします。自分で分解したのはよくても元に戻せないということにもなりかねません。
専門職の方でもドラム式洗濯機は掃除するのに苦労をするくらいです。
さらにタテ型洗濯機よりも軸が斜めになっているために1回分解してしまうと軸がずれてしまう可能性がありますのでおすすめはしません。
また乾燥機が付いているタイプで、風乾燥の場合と温風乾燥の二種類がありますが、温風乾燥の場合は中に複雑な温風装置がついているため業者に頼んだがいいでしょう。
風乾燥の場合は自分でもなんとか分解できる感じですが、コード類が多いので注意してやってください。
業者にしてもらう場合は故障ではないのでメーカーは対応してくれませんので量販店に頼む形になります。
店舗によっては引き取りや、代用機を貸し出してくれるところもありますが、料金はタテ型で20000円前後、ドラム式で40000円前後となっています。
無理に分解をして壊れて買い替えるくらいなら電気屋さんに頼みましょう。
まずは洗濯機に水が来ている水道の蛇口を止めて、給水ホースをねじって外す。コンセントとアースを外しておく。
外さなくても問題はないですが、念のために両方とも外しておきましょう。
(このとき水道の蛇口が止まっていれば水は吹き出しはしません。
少しは水が出るので濡らしたくない方はタオルなどを添えておくといいです。)
後ろのネジを回せるくらい洗濯機を引き出したら、後ろに操作盤を固定するにネジがあるので外す。そのあと操作盤がある洗濯機の上部分を前にずらして外します。
※このときメーカーによっては後ろ2本、または後ろと前合計4本の場合がありますので、後ろのネジを外してから上部が動かなければ前のネジを外してください(前のネジはキャップに隠れている事もあります)。
※洗濯機をあまり引き出しずぎると排水ホースがはずれてしまうのでほどほどに。
すると上部分は電気コードでつながれているので、あげたままひもで吊るして固定する。固定をしておかないと落ちてきて作業のじゃまになって仕方ありません。
※このとき無理やり引っ張ってしまうと電気のコードが切れます!必ず固定をする事。
洗濯槽の中の真ん中に蓋を止めるネジがあります。メーカーによっては隠れていると思います。
このネジを外してください。超固いですけど、プラスでやってみてダメなら大きめのマイナスドライバーですると外れます。
はっきり言って超カタイです。ネジ山がつぶれないように注意してくださいね。ここで断念を何回したことか・・・・と思うほど固いです。
ネジが外れたらひっかけてある蓋を外すと、今度は4本のネジが現れると思います。そのネジも外してください。
メーカーによってはネジもしくはボルトで固定されているので工具で外してください。このときラチェットがあったほうがいいです。
そして次に洗濯槽を押さえているカバーをはずします。だいたい引っ掛けになっています。
そのあと、洗濯槽を重いですがゆすりゆすりして外します。
これはそのまま上がるはずです。
さすがに昨日今日の汚れではないので、なかなか落ちません。
そこで洗濯槽は漂白剤につけた後にごしごしとタワシなどで落とします。セスキ炭酸ソーダなどを使ってもよく落ちます。
年末の大掃除に使うような洗剤がお勧めです。年末は1年の汚れを落としますからね。
どうしても落ちない場合はしょうがないのでつけおき洗いをする事も出来ます。電気屋に持って行った場合はこのつけおき洗いをするようにしているようです。
私は高圧洗浄機でやってました。特別洗濯槽は水にぬれたからといって問題があるわけではないので、一気に落としていました。
洗濯槽が入っていた部分もかなりの汚れが付いていますので掃除をしますが、このとき出来るだけ水が飛ばないようにしてください。
周りは電気系統が沢山あるので例えば高圧洗浄機などは使わずにタワシもしくはメラミンスポンジなどでごしごしこすって落としてください。
水を流すのは全然問題ないと思います。
今度は外した時と逆に組み立てていきましょう。
分解したときに手順をわかっていればそこまで苦労はしません。
洗濯槽をきちんとはまるまではめます。
もしはまらない場合は右左に回してみてください。
きちんとはまりますのでそのあとに4本のネジを止めます。メーカーによってはボルトの場合もあります。
※このときあまりにもきつく締めすぎると使用した時に影響が出てきますので、インパクトは使わないように。
脱水の時に動く部分なのであまり固く締めすぎないようにそれなりに締めておきます。
目安としては手で締めた後にドライバーで増し締めする感じですね。
洗濯槽のカバーをはめます。引っ掛ける部分がありますので確実につけてください。
ここもきちんとつけるようにお願いします。
洗濯槽の蓋をつけますが、このときはインパクトを使ったほうがいいです。
外すときに苦労したはずです。それくらいしっかりと締めてください。
基本的にしっかりと締めていいですが、定期的に掃除をする予定の方はほどほどに締めてください(自分で緩めれる程度)。
ひもで固定していた操作盤の部分を下ろして、今度は前から押すようにして操作盤の上部を取り付けます。
はまらないからと無理やりつけてバキッと言わないように注意してください。
操作盤のネジを前後止めて元通りになりましたね。この時はしっかり締めておきましょう。
給水ホースを据え付けて、蛇口から水を出すのを忘れないようにしてください。1度試運転してもいいと思います。
もしこの時水道を出し忘れていたり、給水ホースをつけ忘れていたりすると大変なことになります。
故障していると勘違いされるか、水浸しになるかのどちらかですね。
分解して掃除なんてできないと思っていた大型家電も出来ましたし、手順を知っておけば簡単に分解することが出来ました。
見た感じは難しいと感じるものですが、意外と簡単に出来るものでしたよね。大型家電はそういう専門技術を持っている人でないと分解できないと思うけどやってみると意外と簡単に分解できるものが多いです。
毎日使う家電だからこそ壊れないように時には中のほうまで分解をして掃除をしたいものです。
洗濯機分解掃除したときに外せる部分は外して洗ってもいいですね。ついでにごみくずネットなども新品にかえてみてはいかがでしょうか?