冷蔵庫といえば、一度おいてしまうとその後動かすのが中々難しいですよね。
傾けると故障に繋がりますし、何より一人用の冷蔵庫であっても2ドアであるなら結構な重量もあります。
となると、気になるのは一度置いた冷蔵庫を移動させなくて済むように、冷蔵庫を置くにあたり最適な場所はどこなのか、ということです。
そこで今回の記事では冷蔵庫の置き場所について
「冷蔵庫の置き場所は?適切な設置場所やおしゃれな置き場所をご紹介!」
という内容でお届けしていきます。
ただ冷蔵庫を配置するんじゃなくてできるだけおしゃれに置きたいという方はぜひこの記事を読んでみてください。
それではまず、冷蔵庫の基本的な置き場所はどこなのかについて紹介していきます。
冷蔵庫を置くにあたり、一概にここに置けば良いということは基本ありません。
というのも、キッチンと一口に言ってもその間取りは多岐に渡るからです。
それでは冷蔵庫の置き場所はどのようにして決めればいいのかというと、キッチンレイアウトにおいて理想の配置とされているトライアングルであるキッチントライアングルを参考に置けば綺麗に、かつ使いやすく配置することができます。
※キッチントライアングルはワークトライアングルとも呼ばれています。
このキッチントライアングルというのはシンクとコンロ、そして冷蔵庫の位置がそれぞれ適した位置に置かれ、それぞれにより三角形が構成されていることを言います。
ちなみに具体的にどの程度の距離がそれぞれ必要となっているのかと言うと以下になります。
とは言ってもシンクとコンロは一体となっているのが基本であるため、気にする必要があるのはシンクと冷蔵庫、そしてコンロと冷蔵庫間の距離ですが…。
距離が短ければ使い勝手がいいというわけではなく、そしてもちろん長ければいいというわけではないので、できる限りこの距離感を守り、冷蔵庫を配置するようにしてください。
ということでキッチントライアングル(ワークトライアングル)を参考に、シンクとコンロ、それに冷蔵庫で適切な距離感を保ちつつ置くことが冷蔵庫の基本的な置き場所になります。
ただ、一つ注意してほしいのが、何が何でもこのトライアングルを構成しなければならないというわけではないことです。
使用する方にとって、一番使用しやすい配置であれば問題は基本的にありませんので、今回紹介したキッチントライアングルはあくまでも参考にする程度でOKです。
冷蔵庫の置き場所には実は確認すべき大切な点があります。
ということで次に、冷蔵庫の置き場所で大切なことについて紹介していきます。
冷蔵庫を新しく購入する際には、置き場所として考えている場所の寸法をきちんと確認しておく必要があります。
キッチントライアングルを考えた結果、冷蔵庫の置き場所にはここが良いと思っても、その寸法を確認しておかなければ冷蔵庫を置けないということにもなりかねないからです。
冷蔵庫の置き場所まできちんと決めたのに購入した冷蔵庫が置けないということになれば購入した冷蔵庫が無駄になる、もしくは置き場所を再度検討しなければなりません。
それだと手間もかかり、面倒ですので冷蔵庫購入前には置き場所となるスペースの寸法をきちんと計測しておきましょう。
冷蔵庫の置き場所にはキッチントライアングルを考慮し置くことが推奨されていますが、それでも置き場所を選ぶ際には注意点もあります。
そこで次に冷蔵庫の置き場所を選ぶ際の注意点とは何なのか紹介していきます。
冷蔵庫の置き場所を選ぶ際の注意点としてまず一つ目に挙げられるのは「冷蔵庫のドアが開くかどうか」です。
冷蔵庫のドアは左右どちらかに開くタイプのものもあれば、観音開きタイプのものもあります。
そのように冷蔵庫のドア一つとっても種類は多岐に渡ってしますため、置き場所によってはきちんと開かない、例えば90℃までしか開かないということは十分に考えられます。
また、90℃まで開かないのであればまだいい方で、観音開きタイプのドアは左右に広がるようになりますので、置き場所によってはまともに使えないということもあるでしょう。
以上からわかるように、冷蔵庫の置き場所を考える際にはそのドアがきちんと開くのかどうかにも注意する必要があるのです。
せっかく置いた冷蔵庫を再度移動させるとなると、食器棚などの他のキッチン用品も移動させる必要が出てくるかと思いますので、よく注意しておいてください。
冷蔵庫の置き場所を選ぶ際の注意点として二つ目に挙げられるのは「放熱できる隙間があるかどうか」です。
これは冷蔵庫が冷気循環の過程で発生した熱を側面部分から放出しているからです。
そのため、冷蔵庫をちょうど設置できるスぺースというのは実は冷蔵庫の置き場所としてはふさわしくありません。
きちんと冷蔵庫を放熱させなければ、冷蔵庫内の温度が上がったり、電気代が無駄に高くなるということがあるので、盲点となりやすいであろうこちらの点にはお気を付けください。
ちなみにどの程度の隙間があれば大丈夫なのか、というと300ℓ以上の容量を持つ冷蔵庫の場合で5㎜以上、200ℓから300ℓの間の容量の間の冷蔵庫の場合では20㎜以上です。
ただこちらはあくまでも一例であるので、正確にどの程度の隙間を空ければいいのか知りたい方は購入した冷蔵庫の説明書を参照ください。
冷蔵庫の置き場所を考える際には、冷蔵庫にきちんと隙間ができるようにすることも覚えておいておきましょう。
冷蔵庫の置き場所を選ぶ際の注意点として三つ目に挙げられるのは「置き場所はどのように利用したいのかで決めること」です。
上記で紹介したように冷蔵庫の置き場所はキッチントライアングルを参考に決めるといいですが、参考にすればココになるけど、気に入らないと感じることもあるでしょう。
その場合は自分の判断で好きな場所で置いて頂いても全然構いません。
冷蔵庫を使用する方にとって一番良いと思える配置に冷蔵庫を置き、冷蔵庫を気持ちよく使っていただくことが最も大事であるからです。
あくまでもキッチントライアングルというのは、冷蔵庫を使用するにあたり最も効率的になるであろう場所に置くための指標のようなものなので、こちらも覚えておいてください。
参考元:Panasonic - サイズはピッタリ!でも置けない…家電買い替え・引越し時の意外な落とし穴、Panasonic - 冷蔵庫の設置について
冷蔵庫を置くにあたり、できる限りおしゃれに見えるように置きたいという方も多いのではないでしょうか。
そこで冷蔵庫のおしゃれな置き場所について、最後に紹介していきます。
冷蔵庫をおしゃれに置きたいのであれば、キッチン全体の色味を考えて配置するということがまず重要です。
例えばキッチンにあるシンクなどが白を基調とした色味となっているのであれば、同じく冷蔵庫も白を基調としたものにすれば、キッチン全体に統一感が出て、おしゃれ感が増すでしょう。
このように冷蔵庫をおしゃれに置くのであればまずは色味を考える必要があります。
冷蔵庫の色合いには特にこだわりがないという方は、キッチン全体の色合いを見てから色を決めてみてはいかがでしょうか。
冷蔵庫というのは割と大きな家電であることからキッチンのイメージを左右すると言えます。
そんな冷蔵庫をおしゃれに置きたいのであれば、できるだけキッチンの奥に配置すると良いでしょう。
キッチンの奥であれば、冷蔵庫という大きな存在感をできるだけ隠すことができるため、それによりキッチンがまとまった雰囲気になります。
奥にスペースがあるという方は、こちらを試してみてはいかがでしょうか。
キッチンの中でも冷蔵庫というのは使用しているうちに生活感の出やすい家電です。
子供がいる家庭では特にちょっとしたプリントを張り付けておいたりしますからね。
この生活感というのはもちろん悪いわけではありませんが、おしゃれに冷蔵庫を置きたいという際には妨げになることもあると思います。
そんな時、100均なんかで売っているものを有効活用することで冷蔵庫をおしゃれに見せることができます。
例えば、冷蔵庫の側面にインテリアに見えるボードを置き、そこに学校からのプリントを張り付けておくだけでも、冷蔵庫のおしゃれさと生活感が共存できるでしょう。
置き場所というわけではありませんが100均グッズを用いることで、一気におしゃれ感が増すようにすることは可能なのでぜひこちらも覚えておいてください。
冷蔵庫の置き場所はキッチントライアングルを参考に決めると簡単かつ利便性も高く冷蔵庫を置くことができます。
なので下記を参考に、ぜひシンクとコンロ、そして冷蔵庫でトライアングルを構成してみてください。
冷蔵庫は一度置き場所を決めると、その後に移動させるということは一苦労であります。
簡単に置き場所を決めることのできる家電製品ではありませんので、今回の記事が冷蔵庫の置き場所を決める参考になりましたら幸いです。