仕事にともなう転勤や、家族の事情により転居を伴うことはたくさんあります。洗濯機や冷蔵庫などの大型家電の移動も大変ですよね。
その際に自分で引っ越しをする人もいれば、業者に頼む人もいますが、
業者に頼むと当然安心ですがお金もかかるし、日程も業者の都合に合わせないといけません。
個人で出来るのならば手間はかかりますがお金もそこまでかからず、移動手段があって、人数が揃えることができるならそちらのほうがいいですよね。
洗濯機の移動はやり方さえわかれば難しくなく、自分で移動が可能な家電です。
これから書いている記事は誰でも移動と設置が出来るよう書いた記事です。
人さえいれば、引っ越しで自分で移動が出来ない家電はないと私は思います。(エアコンは事前に取り外しが必要)
自分で設置と移動をして費用の削減につなげてそのお金で別のものを買いましょう!
洗濯機の移動の場合は特別に数日前から準備が必要と呼ばれるものはありません。当日準備できることばかりです。
店舗から買う場合ももちろんですが、洗濯機の中心部にはドラムの軸と呼ばれるものがあり、真横にして移動した場合にその軸がずれてしまって故障の原因となる場合があります。
それをふまえて業者に頼む場合と自分で移動する場合の比較をしてみましょう。
業者による洗濯機の移動に関しては、自分で移動させる場合に記載している準備を引っ越し業者が来る日までにしておく必要があります。
引っ越し業者によっては冷蔵庫と洗濯機の大型家電のみの引っ越しを受けてくれるプランがある会社もあります。
選択肢としては次の3つがあります。
①引っ越し専門業者に洗濯機の移動をお願いする。
②赤帽など(○○軽運送という会社が多い)の会社に洗濯機の移動をお願いする。
③便利屋さんに洗濯機の移動をお願いする。
この場合は洗濯機の移動はすべて事前準備が必要となります。
ただ、運送屋と便利屋さんの場合は洗濯機を購入した際の洗濯機の梱包してあった段ボールが残っていればいいのですが、おそらくないと思いますので、その場合の洗濯機の移動はおそらく毛布などにくるめて持っていくことになると思います。
さらにサイズが大きい洗濯機の移動には最低2人運搬に必要となり、基本運送屋さんは1人の時が多いので別途料金が発生する可能性が高く、階数が上がるにつれて別料金の発生が想定されます。
さらに両方とも距離が増えるにつれて洗濯機の移動の料金も上がっていき、場合によっては引っ越し業者のほうが安くなる場合もあります。
便利屋さんは設置場所まで持っていってくれることは相談できますが、料金などは業者の思った金額になってしまいます。それも決まった金額というのはないので相談してみないと何とも言えません。
運送屋さんの場合は玄関前かドア前までの場合が多いです。設置場所までもっていくとなると別料金となることが多いです。
その反面、引っ越し業者の場合は移動、運搬をする事が仕事ですので荷物を丁寧に扱ってくれて、設置場所までもっていってくれます。
引っ越し先に傷が入ったりする事もまずありません。設置も別料金を払えばしてくれる業者もあります。
人数もいるので自分は何もしなくていいですが、料金は高めの設定となっています。
もし梱包用段ボールがなかったにしても会社の専用段ボールにいれて運搬してくれます。さすがプロの仕事ですね。
自分で洗濯機を移動させる場合には、事前準備として
①中の水を抜いておく。(空脱水をして、ホースからも水をだす)
②必ず元栓を閉めてから給水ホースと排水ホースを外す。
(水が出てくる可能性ありますので何か敷いてからがいいです)
③移動先で使うエルボを外す。
(排水溝にある排水ホースと排水溝をつないでいる角型のプラスチックの器具)
④電源コードを外す。
以上の5点です。
自分で洗濯機の移動をさせる場合には、大型家電なのでワゴン車の後ろに入らない場合には軽トラックが必要になります。ホームセンターなどで借りることが出来る場合もあります。
ただ、その店で買ったものではないので場合によっては借りれない事もあります。もしくはディーラーのレンタル業者もいいかもしれません。
ドラム式の場合には、最初に買ったときに洗濯槽を固定するねじがあったと思います。
それを空脱水した後に固定することにより運搬中の振動で洗濯槽が動くことがなくなり、故障の原因も1つ減ります。
くれぐれも水抜きの空脱水をする前に固定しないように!
洗濯機の移動の際の費用というのは自分で移動させた場合が当然少なくて済みます。そのかわり労力と人手は必要になります。
業者に頼むとどうしても費用が発生してしまいます。それぞれどれくらいの費用がかかるのかをまとめてみました。
引っ越し業者に頼んだ際にかかる費用というのは、洗濯機や冷蔵庫などの大型家電のみの異動をしてくれる業者として、サカイ引越センターとアート引っ越しセンターは確認が取れました。
あくまでも1例ですが、2018年8月現在の費用は
・サカイ引越センターの場合
同一県内で洗濯機のみを移動させる場合にかかる費用は37000円(税別)。
取り付けを依頼する場合は+6000円。さらに土曜日曜祝日は+6000円。
・アート引っ越しセンターの場合
同一市町村で洗濯機と冷蔵庫(セットしかできない)を移動させる場合にかかる費用は+17000円。取付を依頼する場合は+4000円。
さらに土曜日曜祝日の場合は予約状況により別途加算。
2つの比べた範囲が違いますが、やはり10000円は超えるみたいです。アートさんも同一県内となると料金が加算される可能性は高いです。さらに県外となると、50000円ぐらいになることが想定されます。
手間をとるか安全性をとるか悩むところですね。
もし業者を使って洗濯機を移動されるのであれば、事前に見積もりをとることをお勧めします。
自分で洗濯機移動をする場合にかかる費用というのは、トラックやワゴン車の借り賃と人手です。1人で洗濯機移動させるのは重量物なのでなかなか大変です。
あとは設置する際にどうしても自分で設置が出来ないようであれば設置費用が必要になります。
引っ越した際に排水溝と洗濯機の排水口の方向が違った場合に延長ホースを購入しておく必要があります。
それと水道の蛇口と給水ホースの口のサイズが合うかも確認しておいてください。
もし違う場合には水圧がものすごくかかる場所なので、蛇口ごと取り替えないと洗濯機は使えません。
もし蛇口ごと変える場合は店に売ってあるのを買うと3000円~5000円ほど必要になります。
※全ての洗濯機が排水口が左右どちらか決まっていて、例えば左に排水口があるのに右に排水溝があった場合は従来のホースでは届きません。
①前述の移動前の事前準備を行う。
②洗濯機を移動する車に乗せる。このとき故障の原因となる場合もあるので斜めにもならないほうが望ましいです。
③購入した際の段ボールがあればそれで梱包する。もし箱がなければ、荷台にロープ等で縛ると思いますので角の部分(ロープと洗濯機の接触部分)に毛布または段ボールを当てる。
④洗濯機の移動場所にとりあえず置く
(家によっては設置場所が決まっています)
その際の排水口の方向を事前に確認しておくことが必要です。場合によっては延長排水ホースの購入を検討しましょう。
※業者が設置してくれる際にも排水ホースが届かない場合は定価の値段で販売する事も珍しくありません。事前に購入しておくほうが得策といえます。
エルボを使って排水溝と排水ホースを接続する。このときエルボの中に必ず排水ホースを突っ込んで固定します。
そうしないと排水する際に水が漏れて水びたしになります。
⑤給水ホースを蛇口に取り付ける。
一応給水ホースには留め金が付いていますが、しっかり取り付けておかないと、水圧によって外れてしまって床が水浸しになります。
全自動の洗濯機は水は基本的に出しっぱなしなので水圧はものすごくかかっていることを認識しておきましょう。
洗濯機には水が入っており移動の際に水抜きをしたとしても、完全に乾かさない限りまだ残っています。
もしこの水抜きをしなかった場合には中に水が入ったまま移動することになり、まず重さが増しさらに車の中が水浸しになってしまいます。
やっぱり重いより軽いものを運びたいですよね。自分が楽をするためにもちゃんと水抜きはしっかりやりましょう!
洗濯機は大型家電と言われるとおり重量物になります。いくら2人で取っ手を持って運ぶとは言っても、前が見えなかったり段差は後ろが見えなかったりします。
当然けがをする可能性もあります。それにどこかにぶつけることがあるかもわかりません。
もしアパートなどに引っ越した際にぶつけてしまうと退出の際に余計な料金を取られることもあるかもわかりません。くれぐれも1人で運ぼうという気は捨てて、2人で運びましょう。
以上ここまでこの記事を読んだ人は洗濯機の移動と設置は自分で出来るようになれるように書いたつもりです。
ちなみに冷蔵庫も24時間前にコンセントを抜いていて、斜めにもすることなく垂直の状態で移動する事が出来ます。
ガスの関係で設置後24時間コンセントは入れられませんが・・・
別に難しいことは1つもありません。
手順を知っていれば誰でも専門知識などなくても手間を惜しまなければ取り外し、移動、設置ができる家電です。
引っ越し業者に頼むと何万円もかかってきます。それより少しの手間を使って費用を浮かせてみませんか?
それでまた必要なものを買ってもよし。自分が好きなものを買ってもよし。自分での洗濯機の移動をご検討されてみてはいかがでしょうか?