スピーカーを正しい置き方をご紹介!置き方次第で音質が変わる⁉

目次

スピーカーの置き方

スピーカー 置き 方

同じメーカー、同じグレードのスピーカーでも部屋の広さや位置で音が別物のように変わることを知っていますか?スピーカーを持っている人は、普通よりも「良い音」にこだわっている人でしょう。

より良い音を求めてさらにハイスペックな製品を買う、引っ越す、部屋の防音設備にこだわるなんて強者の方もいますが、意外にスピーカーの置き方や置き場所を工夫するだけで自宅の音環境がさらに良くなる場合があります。

評判の良いスピーカーを導入したのにもう一つピンと来ない、「音に疎いのかなぁ」と悩む方もいるでしょう。おそらく逆で、普通より耳が鋭いのだと思います。

そんな方のために、今回は見落としがちがちなスピーカーの置き方について解説し、間違えた置き方、正しい置き方について考えてみましょう。

スピーカーには正しい置き方がある⁉間違った置き方を紹介

スピーカーが視聴位置に均一ではない

スピーカー 置き 方

これは極端な例ですが、スピーカーの間違えた置き方の代表的なケースです。正方形がスピーカー、長方形がテレビやPC、音楽プレーヤーなどの再生機器、円が人だと思ってください。

人間の耳は、音の到達時間差や大きさで物体との距離を測ることができます。例えば映画などで左から出てきた人物が右に移動するシーンがあるとします。

最初に左のスピーカーから足音が10出て9,8,7とレベルが下がっていき、同時に右のスピーカーが0,1,2とレベルが上がっていくことにより、あたかも音が左から右に動いたかのように感じることができ、映像とリンクすることで臨場感を感じることができます。

この場合だと右のスピーカーに対して左のスピーカーの距離が耳から遠すぎるため、正確な音の定位を感じることができません。

スピーカーの距離と視聴位置が均一ではない

スピーカー 置き 方

これもスピーカーの間違えた置き方でよくある例です。音は、高くなればなるほど(周波数が高くなるほど)1方向へ進もうとする直進性が強くなります。このケースだと右のスピーカーから出力される高音が非常に聴き取りにくく、左のスピーカーの音ばかり聴こえることになります。

極端な話ですが左右のスピーカーから全く違う音が出力されていた場合、正しいバランスで音を聴くことができなくなっていて、これはイヤホンの片耳が外れた状態と似ています。

また、左右のスピーカーの縦位置がずれているのも良くありません。音の到達時間が狂ってくるためです。

スピーカーが視聴位置を向いていない

スピーカー 置き 方

これはかなり惜しい例です。左右のスピーカーの縦位置もある程度合っていて、等間隔に位置しているのですが、左のスピーカーが外側を向いてしまっています。

この状態だと、左の低音はまだしも高音が壁に向かって飛んでいってしまい、反射音を聴く状態になります。結果的に音が遅れて聴こえるような違和感を覚えるでしょう。

スピーカーの正しい置き方を解説!

スピーカー2本と視聴位置で三角形を意識する

スピーカー 置き 方

上の図は、最もスタンダードな置き方の例です。スピーカーと人の距離がそれぞれ等間隔の正三角形を意識すると、最も聴きやすい音の状態になります。

音楽プレイヤーなどでは気にすることはありませんが、テレビやPCなど映像がリンクする場合は、左右のスピーカーのちょうど間の位置に置くことでより臨場感を得られます。

左右のスピーカーから縦横の距離を等しく取ることで、正しいバランスで音を聴くことができます。音源を作る際、音のバランスを取るミックス作業と言うものがありますが、そのミックス作業でもこの距離を基本として作られている場合がほとんどです。

では、縦距離をそのままに、左右のスピーカーの間隔を変えた場合はどうなるでしょうか?まずは、同じ距離だけスピーカーを真ん中に寄せた場合。

音が耳に届く距離は同じなので、時間のずれは生まれません。しかし真ん中に音が集中することでステレオ感が薄まり、広がりに欠けた音になりやすくなります。さらに左右の音が干渉し合ったりぶつかり合うことで特定の音域(周波数)が消える、増幅される場合もあります。左右のバランスは問題ないとしても周波数のバランスがおかしくなってしまうでしょう。

次に、スピーカーの左右の間隔を広げた場合。ステレオ感は高まり、音の広がりは感じやすくなりますが、本来真ん中から聴こえて欲しい音が弱まり、いわゆる中抜けの状態になってしまいがちです。音が広がりすぎてそれぞれが孤立し、一体感に欠けている状態です。さらに、直進性の高い高音が耳から遠くなるため、こもったように感じてしまうこともあります。

やや内よりでもOK

スピーカー 置き 方

上の図は、スピーカーの音域別の指向性を簡単に表わしたものです。低音はその場に留まりやすく方向も曖昧で、高音は直進性が高いことがわかってもらえると思います。

先ほどご紹介した正しい置き方をしてもあまりぴんとこない、特にこもって聴こえる場合は、拡散性の低い高音域を耳の場所に合わせるようにやや内側にかたむけるのもアリです。この時の注意点として、両耳から等間隔の距離を意識することと、進行方向をクロスさせないことがあります。耳に届く前に左右の音がぶつかってしまうと打ち消しあったり増幅される場合があるためです。

壁からの位置にも気をつける

先ほどの図で低音域は指向性が弱く、スピーカーの周りで円を描くように鳴っていることがわかりました。この結果から言えるのが、スピーカーを壁に近づけすぎると低音に影響があるということです。スピーカー側部や後部から出た低音が壁に跳ね返ることで全体の音のバランスに影響を与えてしまうので、できれば壁から30cm程度は離しておきたいところです。

耳の位置にも気をつける

スピーカーと耳の縦方向の位置関係にも注目してください。スピーカーにはフルレンジスピーカーといって音を出力する穴が一つだけのものと2WAY、3WAYといった穴が複数空いているものがあります。

2WAY以上のスピーカーである場合、穴の大きさによって担当する音域が違い、ツィーターと呼ばれる3cm程度の小さな穴が高音域を担当しています。

高音域は横だけでなく、縦にも狭く直進する傾向があるのでツィーターと耳の高さを合わせると、高音がきれいに聴こえます。

材質にも気をつける

PCやテレビでスピーカーを使用している方は、小さなブックシェルフ型のスピーカーを机やテレビ台に置いていることが多いでしょう。この場合、机やテレビ台などの置き場所の材質も音に影響を与えます。

特に低音は広がりやすいので木材などと共鳴すると余計な低音が出る可能性があります。置き場所とスピーカーの間にスポンジなどの吸音材を敷くことで余計な低音をカットすることができます。

これはオーディオ専用の大型スピーカーを使用している場合も同じで、床に直置きすると低音が共鳴しやすくなります。

また、不安定な置き場所にスピーカーを置かないように注意することも必要です。振動によって音を伝えるスピーカーは、常に細かく震えています。倒れる危険性もあり、不安定な置き場所と共鳴してビリビリというノイズが乗る場合があります。

スピーカーの置き方と視聴位置

スピーカー 置き 方

正しい視聴位置と距離

ここまで触れてきませんでしたが、正三角形を意識するといってもさまざまな大きさがあります。一辺が30cmでも3mでも良いというわけではなく、スピーカーの大きさによって適正距離は変わってきます。

目安として、小型のブックシェルフスピーカーであれば130cm以上、大型のフロアスピーカーであれば2m程度の距離は欲しいところです。実際は近づきすぎると音がこもる傾向が、離れすぎると低音がスカスカになる傾向があるので、自分に合った距離を前後移動しながら見つけるのがおすすめです。

また、壁の材質によって反射のしやすさも変わってきます。基本的にクッション性の高い素材ほど音を吸いやすく、硬い素材ほど反射しやすくなり、残響音の残りやすさに関わってきます。

響いた方が良い、吸いやすい方が良いというわけではなくあくまで好みの問題ですが、あまり極端な材質はおすすめできません。

スピーカーの置き方に一工夫!10円玉で低音が締まる!

スピーカー 置き 方

オーディオの機材として、インシュレーターというものがあります。スピーカーと置き場所の設置面の間に挟んで使うもので、主に過剰な低音の回り込みや干渉を防ぐ効果があります。少ない設置面積でスピーカーを半ば浮かせた状態を作るのが目的です。通常1000円程度で販売されています。

ここでご紹介するのは10円玉を使ってインシュレーターを手軽に再現してみようという方法です。うまくいけば過剰な低音を抑える効果が期待できますが、好みもあるので人によってはパワーがなくなったと感じるかもしれません。

準備品

10円玉×32枚程度、ゴムなどの緩衝材、接着剤

手順①

10円玉を4枚程度重ね、4点止めのため8セット用意します。こだわる方は10円玉の間にゴムやスポンジなどの緩衝材を挟むとより効果が増すでしょう。

手順②

スピーカーと置き場所の間に10円玉を挟んで設置します。安定性と高さを確認したら作業は完了です。

かなり手軽ですが、低音に繊細な方はすぐに気づくほど効果があります。1枚ずつ敷くだけでもわりと効果が実感できるので、まずは試しに1枚すつ計8枚敷いてみるのも良いでしょう。この方法だと80円で済みます。

まとめ

今回はスピーカーの間違えた置き方や置き場所を解説し、正しい設置方法などについて考察してきました。どんなに良いスピーカーでも位置を間違えるとその性能を発揮してくれません。皆様もスピーカーの正しい置き方や置き場所を理解して、より良い環境を作ってみてください。

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アメ フラシ
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