最近、家電量販店などの店頭を見ていて気付いたことがありませんか?
「こんなに安いイヤホンなのに、ブランドとして多数シリーズ商品があるものが増えてる」
「このあいだあんなに積んであったのに、あの激安イヤホン飛ぶように売れてる」
最近、とくにアジアからの高音質イヤホンが非常に増えて、これまでの日本製品の同価格帯のものに比べても、実店舗から通販まで幅広くバカ売れなのです。
それを受けて日本メーカーも、多数高品質の格安イヤホンで応戦。
今回はそんな激戦中の激安1000円以下イヤホンのなかから、「今だからこそほしい、大手ブランドを中心としたお値頃感ある名品」だけを厳選しました。
1000円だからといっても、とくにオーディオマニアではない人や、モバイル機器で日常的にイヤホンを使う人にとっては、なかなかの価格。
JOGやトレーニングでイヤホンを使っている人でも、勢いよく走ったり、急な雨や、ひどい汗でも懐が痛まない金額としては、このあたりが妥当なところ。
ということもあり、もともと各社とも、低価格帯のイヤホンはかなりしっかりと作っています。
ですがさすがに最近の「なんでも多機能高機能型のハイエンド機種」とは全く異なる製品。
こんなポイントをチェックしてから購入しましょう。
大手メーカー品の激安イヤホンでも、実は試聴してみるとかなり音の特性などに、メーカーらしいこだわりが感じられます。
また、メーカーによっては、激安イヤホンの中でも、音の特性や使用目的などをかなり想定したつくりをしている製品もあります。
たとえば、ケータイ利用、ポケットラジオ利用、自宅のテレビ利用など。それぞれの用途に応じて、おすすめイヤホンも異なってきます。
こうした音のソースごとの特性をしっかり生かせるイヤホンかどうかは、やはり聞いてみなければわかりません。
各駅前にある大手量販店では、イヤホンの試聴用サンプルを用意しているところも多くありますが、なかなか「全種類を試聴」というのは難しいもの。
東京大阪界隈では、イヤホンだけを集めた専門量販店などもあります。
アジアからの輸入品から国内高級タイプまでを広く取り揃えており、試聴もできるので、ここでの購入はさておき、通販で購入するにしても、視聴してしっかり比べて納得してから購入するのはおすすめです。
1000円のイヤホンは、各社でも非常によく売れる製品。カスタマーの大部分にとっては、使い捨て出来る価格帯の製品でもあります。まあまよったら、おすすめ品として店頭に並んでいるこの価格帯のものを買えば、あらゆる面ではずれはなさそう・・・といったタイプの製品です。
ということもあり、デザインやカラーバリエーションが豊富なモデルも少なくありません。
毎日のファッションに合わせて、また、通勤、睡眠、運動時などのシーンにあわせて複数購入するのもよいでしょう。
またちょっと高級な同じデザインのイヤホンを買う前に、そのモデルが自分にフィットしやすいかどうかを、似たようなデザインの1000円激安イヤホンで、まずしばらくの間ためしながら「自分にフィットするデザインかを」判定するといった使い方もできおすすめです。
いろいろ便利な1000円クラスの激安イヤホンです。
今回は大手メーカー品から紹介していますが、大手メーカー品だからこそ選ぶときにチェックしてほしいポイントがあります。
それが、製品ラインナップ。
今回1000円以下のイヤホンを購入しようと決めたら、その前後の価格帯、同シリーズラインナップ、そして1世代前後の同モデルを調べてほしいのです。
この時に前Version製品や次Version製品とほとんど同じ筐体やスペックなら、それは評判の高かった製品の証。
また、異なる世代にしても、前後の価格帯の製品の見た目、とくに上位モデル数機種が同じような見た目であれば「上位機種を設計するときに、全体の製造費用を下げるため、低価格モデルの金型やパーツもある程度似たような形のものをそろえた」=意外といい音が期待できるかも!といった特徴があります。
とくに音に直接かかわる耳へのフィット感や重量など、前後のモデルとしっかり比較して、お値打ちだろうモデルから購入すれば、1000円というお値段からは信じられないような「大当たり、おすすめ中のおすすめイヤホン」に出会える確率も高まるでしょう。
実売1000円前後、インナーイヤー密閉型のステレオタイプイヤホン。
周波数帯域は18Hz~22000Hzとしっかり確保されているのは、さすがオーディオ専門メーカーだからこそ。
軽量小型ボディで、密閉型なのに圧迫感がないところなども女子人気。
また12色もある豊富なカラーバリエーションも人気です。
音質的には非常にクリアで汎用性が高く、非常に高い評価で人気ですが、これは新設計のドライバーによるもの。コードは1.2mで、価格帯は多少上がりますが、スマホ用とiPhone用タイプもラインナップ。
まずは聴いてみてほしいイヤホンです。
実売は、600~1000円以下前後。片耳オンイヤータイプの耳掛け式ヘッドフォンです。
密閉式のような、発振部の直径が小さいタイプだとどうも音が人工的で無機質に感じられてしまう方などにおすすめの、おおきめ8.5mmハウジングのタイプ。
さすがのオーディオテクニカらしく、耳にセットしたときの雑音が少ない、超薄型ハウジングと20gというオンイヤー型ではありえない軽量さを実現。
このタイプのイヤホンでありながら雑音も少ないのですが、耳への負担も少なく、業務での無線や携帯電話などのため長時間耳にイヤホンを装着していなければならない方にとくにお勧めしたいモデル。
カラーバリエーションも6色と豊富です。
音質という面では非常に各国で評価の高いPHILIPSの中でも、この低音型ベース ヘッドホンは個性的で特におすすめ。
実売は800円からと激安ですが、12 - 22,000 Hzに対応し、クラシックの低音管楽器や弦楽器にもしっかりと対応してくれます。
ロックやメタルの中でも、入力チャネルが多く全体的に山が大きく続く傾向の楽曲には向かないかもしれませんが、一般のロックやメタルなどではクリアでしっかりと、長時間聞いていても疲れずに、楽曲そのものが楽しめます。
非常に品の良い低音が楽しめ、臨場感も表現力も豊かで、クラシック向きイヤホンとしておすすめするマニアも少なくありません。
ただ、やはり1000円レベルのイヤホンということで、音漏れは避けられないのですが、密閉型イヤホンなどの高級機種に比べても、なかなかの素晴らしい音質で、思わずうなり声が出そうな逸品です。
実売600円からの密閉型カナル型ダイナミック・ステレオインサイドホン。
このお値段ながら、楕円形上のポートで耳にフィットしやすく、かつ長時間着けていても、耳内に気持ち悪さが発生しにくい点も優秀。XS/S/Mサイズのイヤーピースが付属して、さらに耳にぴったりフィット。パナソニックならではのこだわりと心遣いを感じさせます。
ミニプラグ部分も、金メッキと音色へのこだわりが非常に強い1000円以下モデル。
安いイヤホンだからと言って、シャカシャカしゃんしゃんとした雑音にも感じられるような音ではなく、すっきりとした音でクリアに、どんなジャンルの音楽やトークでも楽しめる「まさに汎用型」といったイヤホンです。
カラーバリエーションもビビットカラーを中心に9色用意されており、迷ったらコレ!とおすすめしたいイヤホンです。
1000円以下価格帯のイヤホンの中では、とくに高音質で、販売先どこでも大人気なのが、この多摩電子工業のS1140BK。実売では400~1000円ほどです。
高磁力ネオジウムマグネットを採用しており高音質のカナル型イヤホンですが、この耳への密着感や、ハウジングデザインが「国内メーカー品としては1000円タイプではないクラス」として、口コミで広く人気を博しているモデルでおすすめです。
この価格でSS、S、M、Lの四種類のイヤーピースが付属しています。
すでに大手量販店や通販では売り切れ、入荷未定というところも少なくなく、見つけ次第まずはGETしておいた方がよいかもしれないレアなおすすめモデル。
もともと低音が非常によくでて、高音域まですべてが非常に伸びてよく出ながら、全体が消しあったりこもった音にならないという、優れた設計で人気があります。
また、特筆すべき点は、オーディオマニアの口コミに非常に多くみられる「エージングをしたうえで使うと、万円クラスのイヤホンに匹敵する音に近づく」といった特徴からもとても人気。
そのまま使ってもよし、こだわりのアレンジをしてもよしと、マニア目線でも使い勝手の良いイヤホンです。
並行輸入品では800円台~1000円と激安ですが、特に低音域の広がりと重厚感が人気の、インナーイヤーカナル型、小型ドライバー搭載モデル。
非常に幅広い音域再現ができるのに、迫力のサウンドでも、音一つ一つがしっかりとクリアに聞き取れます。いわゆるドンシャリ系でありながら、歯切れがよく、低音はしっかり鳴っているといった感じ。
通常のカナル型よりも、ハウジングがやや小さめ。長時間着けていても耳が疲れません。だから入院している人や、夜寝る前にききたい人にもおすすめ!
カラーバリエーションも5色あり、フィリップスらしいかわいいデザインは、女子へのプレゼントにもおすすめです。
実売は1000円前後。製造中止のため、一部マニア価格での取引もある製品です。
マクセルのパワーストーンをモチーフにした、スタイリッシュなカナル型イヤホン。レッドコーラル、ヘマタイトなど4種があり、ちょっと大人な印象の高級感ある見た目です。
20Hz~20,000Hzに対応した直径9mmのドライバユニットで、低音もしっかり、高音もしっかり聞こえますが、やや軽い感じの音色です。
横向きで寝るときに装着しても、全く痛みなく長時間使用できるほど耳への圧迫感が少なく、表面はフラットな見た目。現在は製造中止になってしまいましたが、長年根強いリピーターがいるロングセラー商品でもあります。
9mmドライバユニットで8-22,000Hzの音を再現する、400kJ/m3の高磁力ネオジウム磁石搭載の密閉ダイナミック型イヤホン。
実売は800~2000円ほどと、ショップによっては1000円を超えてしまいます。
ですが、2種類の硬度のシリコンを組み合わせて耳へのフィット感と疲れ低減につながる快適なイヤーピースをはじめ、非常に評判の高いモデル。
また、音漏れが非常に少ないことから、通勤通学用イヤホンとしても人気です。
クリアに響いて聞き取りやすい中高音と、パワフルで重厚さのある低音のいずれもグッドバランス!
音の再現性がとにかく高く、人ごみの中でのあらゆる音がクリアに響くような印象の設計。会話から音楽まで快適に聞ける点もおすすめです。
6色のカラーバリエーションといろいろ選べる点もうれしいですね。
多少お値段は上回りますがマイク付きモデルもあり、毎日の使用のあらゆるシーンに汎用性の高いモデルでおすすめです。
並行輸入品なら850円~正規品3000円ほどとかなり価格に幅のある、エルゴノミクスデザインのインナーイヤーカナル型イヤホン。
オーバル型のサウンドチューブと、高磁力8.6mmネオジムスピーカーを採用しているので、非常に高性能で深みのある各音色が楽しめます。
中高音の力強いサウンドに、豊かでしっかりとした重低音。1000円以下というこの価格帯からは想像もつかないような、快適さと雑音の少なさ、美しくバランスの取れた、あらゆるジャンルにフィットしたイヤホンの才能に驚かされます。
シリコン製のSMLの3種のイヤーキャップも付属して、ほかのカナル型に比べても、耳への密着感も抜群です。
実売500円前後~とかなりお買い得な1000円以下のインナーイヤー型オープンエアー型(開放型)イヤホン。俗にいうちょっと懐かしいタイプのイヤホンです。最近は各社とも、このタイプは製造しなくなっていることから、非常に貴重な存在です。
ですがそこはさすがにパイオニア製品。マニア人気が非常に高いほど、音質面で優れています。
なんといっても、アシンメトリーで個性的なフォルム。楕円形のハウジングは装着感が良く外れにくいだけでなく、しっかりと長時間安定。意外と大きめですが耳も疲れにくいのです。
また、磁力の強いネオジムマグネットを使ったスピーカー部は、なんとインナーイヤー型でありながら、口径が15.4mmと大型。だからダイナミックで自然な音が楽しめておすすめです。
低音や高音、喋り声がしっかり聞こえるため、中継やテレビなどを楽しむにはとくに向いているかもしれません。
アナログ音源でとくに繊細な音と音の違いに慣れている世代などにも、大きめ口径タイプはおすすめ。
気になる点が1つ、もともとボディが大きいため、人によっては耳にうまく収まらないということ。この点だけは、事前に、ショップで確認してから購入するのが良いでしょう。
いかがでしたか?
今回は1000円以下で買える、信頼できるメーカー製品の中から、とくにおすすめ品ばかりを厳選してご紹介しました。
他にも、海外大手オーディオブランドの並行輸入品などにも、AV雑誌やサイトでのエージングやカスタマイズ、リケーブル法などを含めた「マニアにとって本当にお値打ちのおすすめイヤホン」が多数存在します。
やはり趣味人の口コミには、非常に参考になることも多いもの。
今回ご紹介した以外でも多数のお値打ちおすすめイヤホンは存在します。
いろいろなメディアもふくめて、ぜひチェックしてみてくださいね!