スマートフォンはAndroidを利用しています。普段はプリインストールアプリの目覚ましアラームはほとんど使用しておらず、Google Playからインストールしたものを使っています。外出の際は必ずと言っていいほどイヤホンで音楽を聴きながら行動しているので、イヤホンからアラームを鳴らせるアプリは必需品となっています。
Written By mutu mama
皆さんはイヤホンをスマホに挿した状態で目覚まし時計のアラームを鳴らすとどうなるかご存知ですか?
私はずっと「外部には聴こえず、イヤホンから鳴る」と思い込んでいました。
でも実際はその逆。AndroidもiPhoneもイヤホンを挿していた状態でも本体の内蔵スピーカーから鳴る仕様になっています。
音量設定をサイレントやバイブレーションにしていても同様に音が内部スピーカーから鳴りますので、これは確実にアラームが届くようにする為の仕方のない仕様だと言えます。朝の目覚ましとして使用している場合は、スマホの電源が切れない限りはアラーム音が鳴るので心強いですよね。
しかし、必ずしも目覚ましアラームを自宅で使用するとは限りません。中には外出先や周りに人がいる状態で使う方もいるでしょう。そんな時、内蔵スピーカーから音が鳴ってしまうのは周りの迷惑になるから困るというケースもあるのでは?
周りに聴こえないように自分にだけアラーム音を届けてほしいとなると、イヤホンから鳴るのがベスト。なんとかアプリの設定からアラーム音をイヤホン出力にできないものでしょうか?
Androidにプリインストールされている目覚まし時計アプリの設定画面を見てみると、イヤホンから音を出すように変更する項目はひとつも見当たりません。iPhoneについても音の種類や音量を変える事ができても、アラーム音をイヤホンから鳴らすように変更することはできないようです。
でも他に方法がない訳ではありません!
次項ではイヤホンからアラームを鳴らす方法をご紹介いたします。
プリインストールアプリがだめでも、Google PlayやApp Storeで配信されている一部の目覚まし時計アプリはイヤホン対応のものがいくつかあります。
Google Play・App Store共に「目覚まし イヤホン」とアプリを検索したところ、条件にあうアプリが多数ヒットしました。
プリインストールアプリと同じように、何パターンかアラーム設定を保存できるものから、簡易的なタイマーのようなものもありますので、ご自分にあった利用スタイルのものを選んでみてはいかがでしょう。
※Android対応のアプリは実際にインストールして使用してみました。
こちらは著者も使用している目覚ましアプリです。
使い勝手はAndroidのプリインストールアプリとほとんど変わりません。
上のスクリーンショットはプリインストールアプリの目覚まし時計設定画面です。時間以外にも曜日指定、音の種類、スヌーズの有無など細かく設定ができます。
そしてこちらがスマートアラーム 無料版の画面です。アラームを複数設定できる点や、アラームごとに設定できる点もほとんど同じです。
ですが、このままですとプリインストールアプリ同様に内蔵スピーカーからアラーム音が鳴ってしまいます。
まずは全体設定の画面から「常にスピーカーから出力する」のチェックを外しましょう。
こうすることで、イヤホンを挿している時は内蔵スピーカーから音は鳴らず、イヤホンのみからアラーム音が鳴ります。
他にも設定したアラームごとに、「マナーモードの音量(アラーム音を鳴らさない)」等の細かいカスタマイズが出来ます。
これなら、起床時のアラームは内蔵スピーカーから、通勤中や勤務先のアラームはイヤホンから鳴らすといった使い分けが1つのアプリで出来るのでとても便利ですね。
スマートアラーム無料版-Google Play
とってもシンプルな目覚まし時計アラームです。タイマー方式ですので細かい時刻設定はできませんが、「○分だけ仮眠する」「○時間勉強する」といった感じに思い立った時に気軽に使えます。
画面はとても可愛くてシンプル。1分・5分・30分のボタンがあるので、数回押して希望の時間に合わせたららStartボタンをタップ!
分単位になってしまいますが、1時間以上のタイマーも設定することが可能です。
時間になると、イヤホンやヘッドセット使用時はアラーム音に加えて40秒のバイブレーション。イヤホンを外している時は40秒のバイブレーションのみ振動してお知らせ。
イヤホンを挿していない時にうっかりアラームが起動しても、これならバイブレーションだけですので周りの迷惑になりません。
サイレント(マナー)モードにしていてもアラーム音が鳴る仕様ですが、サウンドモードの状態で手動で音量を0まで下げている場合は音は鳴らないので注意が必要です。
ちなみに、イヤホン未使用・使用時で中央のキャラクターのイラストに変化が。うっかりイヤホンが抜けていたなんてことも防止できそうですね。
電車、病院での目覚ましサイレントアラーム-Google Play
App StoreからダウンロードできるiPhone対応目覚まし時計アプリです。こちらも内蔵スピーカーからアラーム音を出力する通常のモードと、イヤホンから出力するモードが一つで行えます。イヤホンをさせば自動的にアラームの出力先が変わるので、面倒な設定もいりません。
時刻の設定はアナログ時計の針を指で動かすだけ。直感的に操作できるのも魅力のひとつです。
また、時刻指定のアラームの他に、○分後というかたちで設定できるタイマーの機能も備えているので、時と場合によって使い分けが可能。
サイレント(マナー)モードの状態でもアラーム音が消えることはありません。
アプリによってはイヤホンを挿しただけで出力先が自動で切り替わるものと、自分で設定しなくてはならないものがあります。
また、サイレント(マナー)モードとバイブレーション設定時に音が鳴るのか鳴らないかもアプリによって変わりますので、インストールしたら一度イヤホンを挿した状態でどのように作動するか確認してみましょう。
Bluetoothイヤホンを使用した場合、うまく出力されず内蔵スピーカーから音が出てしまったというケースもありますので、いきなり電車などで使わずに、音が漏れても問題ない場所でテストすることをおすすめします。
イヤホンアラームがもっとも活躍するのが電車やバスなどの公共機関。
目的地に着くまでに仮眠をする場合は寝過ごし防止のためにもアラームで目覚まし時計の設定をしておくと安心です。
ですが公共の場でのアラーム音は周りに迷惑をかけてしまいます。そんな時にイヤホンアラームを使えば自分にだけアラーム音が聴こえるのでおすすめです。
仕事の効率をあげる為に15~30分程度の仮眠は効果的ですが、短い睡眠はなかなか自然と起きられるものではありません。でも、休憩室ならまだしもデスクで仮眠をするとなると、周りは仕事中という事も少なかれあるでしょう。
そんな時にアラーム音をイヤホンから流すようにすれば周りへの配慮にもなりますし、音を気にして全く休めないなんてこともなくなります。
ランニングやジムでのトレーニングの際にイヤホンで音楽を聴きながら行うと気持ちも上がって捗りますよね。
タイマーやアラームをうまく利用してトレーニング時間の管理をしているという方も少なくないのでは?でも野外や人の多いジムで大きなアラーム音は迷惑そのもの。そんな時にイヤホンアラームをつけていればマシーンを使っていてすぐに止められないときも大丈夫。アラームが聴こえているのは自分だけなので慌てる必要はありません。
著者は眠れない時イヤホンを付けて音楽を聴きながら眠る事が多く、朝になってもイヤホンを付けたままなんて事も多々あります。
そんな時にプリインストールアプリのように内部スピーカーから目覚まし時計のアラーム音がなったら、イヤホンで耳を塞いでいるせいで音に気が付かないかもしれません。
イヤホンからアラーム音が聞こえるアプリを使えば、耳にダイレクトにアラームが聴こえてきますので寝坊防止になりますね。
いかがでしたか?
プリインストールアプリではイヤホンから目覚ましアラーム音を鳴らすことは出来ませんが、ストアで配信されているアプリをインストールすればそれは可能です。
しかも、使い勝手や機能が格段と良くなっているもの多いので、乗り換えてしまった方がかえって快適になるケースも。
今回ご紹介したアプリ以外にも様々な目覚まし時計アプリが配信されていますので、色々試して自分にあったものを是非見つけてみてくださいね。