センタースピーカーの必要性って?センタースピーカーについて解説します!

この記事を執筆するにあたって

自宅のリビングには65インチのテレビがありますが、センタースピーカーがないとドラマや映画が楽しめません

Written By キイ @

目次

センタースピーカーって?

この記事は、「センタースピーカーの必要性について知りたい」という方に、センタースピーカーの必要性やその効果に関して解説します。

大画面化、薄額縁化するデジタルテレビは、2kから4kへシフトし始め、映画やライブを大迫力で楽しむことができます。
一方で、大画面化に伴い再生される音質に不満を持つ方もいらっしゃると思います。
テレビ画面の中の人物の声が、画面から聞こえるのではなく、左右のどこか遠くから聞こえてくるような印象、俗に「中抜け」などとも呼ばれ、左右のスピーカーの距離が遠すぎる場合などに起こりえます。
こんなときに、テレビの中に音源があるように、音の発生源を定位させるために、センタースピーカーと呼ばれる小型のスピーカーをテレビ下部などに設置します。

それでは、センタースピーカーの必要性や効果などに関してみていきましょう。

センタースピーカーの必要性とは?

主に、センタースピーカーが必要とされるのはホームシアター、多チャンネルサラウンドシステムの場合です。

センタースピーカーの必要性①サウンド感を高める

最近の大画面テレビは、薄額縁で正面から見るとほぼ画面です。そのために内蔵スピーカーを筐体に設置する場所も少なくなり、側面や背面にスピーカーが設置されたりしています。
どうしても厚みの少ない再生音になったりしがちであり、独立スピーカーを追加する方も多いです。
もっとも情報量が多いのが、真ん中、センター部ですので、サウンド感を高めるためにセンタースピーカーは重要な役割を果たします。

センタースピーカーの必要性②映像と音声のズレを解消する

大画面テレビの場合、横幅が1mを超えるものも多く、左右のスピーカーからのステレオ(2ch)再生では音の定位が薄くなってくることがあります。これは、テレビ内蔵スピーカーの場合だけでなく、独立スピーカーを追加したときでも同様の傾向はあります。左右のスピーカーだけでこのズレを調整することもできなくはないですが、センタースピーカーを追加することで容易に解消することが可能です。

センタースピーカーの必要性がないという意見もある

センタースピーカーは万能なスピーカーではなく、追加したからといって効果が出なかったり、場合によっては悪影響があったりもします。

センタースピーカーの必要性がない理由①センタースピーカーを外しても音に変化がない

センタースピーカーがあってもなくても音に変化がない場合、

  • 左右のステレオスピーカーの距離が短い
  • 左右のステレオスピーカーの再生能力が高い
  • 再生しているコンテンツがモノラル音声

などが考えられます。

センタースピーカーがあってもなくても、大きな効果が感じられないケースです。

センタースピーカーの必要性がない理由②センタースピーカーが無いほうが音質が向上する

センタースピーカーが再生する音は、本来のコンテンツに直接的に収録されているのはなく、左右のチャネルの信号からセンタースピーカー用の信号を生成する場合がほとんどです(映画でドルビーなどの多チャンネル信号が収録されている場合を除く)。
一般的には左右のチャンネルの信号をミックスして作りますが、場合によってはステレオとして左右の音の分離が悪くなったように聞こえることがあります。

センタースピーカーの必要性を感じる音源

センタースピーカーの必要性を感じる音源①セリフなどがある映画鑑賞

大型スクリーンで映画を上映するときには、スクリーン中の各出演者の場所で発せられた音声として再生するために、左/センター/右の各スピーカーから再生される音を別々に収録しています。BDディスクのような映画コンテンツの場合も、元々の多チャンネル信号が収録されていることがあります。それらを再生するためにはセンタースピーカーが必要になってきます。

センタースピーカーの必要性を感じる音源②ホームシアターやテレビ鑑賞時

テレビ放送を観ていると、ドラマであってもニュースであっても、その出演者の音声はほぼ画面中から発せられます(当たり前です)。しかし、大画面テレビの場合などは、内蔵スピーカーの小ささや設置位置などの関係で、どこから聞こえてきているのかよくわからない、出演者の顔と声がアンマッチのなってしまうことがあります。

センタースピーカーは、このズレを補正して音を画面中に定位させ、出演者が直接喋っているかのように感じさせる効果があります。

センタースピーカーの必要性を感じる音源③純粋な音楽コンテンツ

意外にも、純粋な音楽であってもセンタースピーカーを追加することで、音に厚みが出てくることがあります。
左右のスピーカーからステレオ2チャンネルの信号を再生する場合でも、ボーカルの声はしっかりと聞こえるようになり、かつステレオ再生の左右への音の広がりも感じられることでしょう。
スイートスポットを広くとれる効果もあり、リビングなどの大勢で観る聴く場合には、特に必要性があると言っても過言ではありません。

センタシアターの必要性が無い音源

センタシアターの必要性が無い音源①車内

クルマのような小さな空間であって、それぞれの搭乗者の座る場所もバラバラである場合、そもそもセンタースピーカーどころかまともなステレオ再生さえもできません。
車内の場合は音の定位は全く重要ではなく、エンジン音や走行ノイズが大きく発せられる中において、如何に明瞭に如何に迫力ある音を聞かせるかが重要です。

センタシアターの必要性が無い音源②コンポなどのステレオ機器

コンポなどの小型ステレオ機器の場合、左右のスピーカーの距離は非常に近い設置になってきます。もともと左右の音の分離がよくありませんので、既にセンタースピーカーと同等の<L+R>の再生音になっています。また小型過ぎてセンタースピーカーを設置する場所も確保することが難しいと思います。

センタシアターの必要性が無い音源③モノラル音源

そもそも、センタースピーカーは、左右2チャンネルのステレオ音源の定位を安定させることが主目的です。当然ながらモノラル音源の場合、左右から同じ信号が再生されますので、センタースピーカーの必要性がありません。

センタースピーカーは接続機器により必要性があるものと無いものがある

センタースピーカーは、接続できる機器とできない機器があります。
一般的に、ピュアオーディオ、ハイレゾオーディオ向けのオーディオアンプの場合は、左右2チャンネルのみの接続端子を持つものが多く、センタースピーカーを追加することはできません。
これらの機器は、収録された2チャンネルの信号で、原音を如何に忠実に再現するかに拘った機器であり、センタースピーカーを設置せずにいい音を再生することを愉しむものでもあります。

一方で、AVアンプと呼ばれるサラウンド対応機器の場合には、7.1チャンネル、5.1チャンネルなどのサラウンド再生に対応しています。当然ながらセンタースピーカーへ送り出す信号を扱うことに対応しています。サラウンド信号の場合には、多チャンネルを積極的に活用し、音の定位を自由に扱うことで映画やライブの世界を再現します。そのときに臨場感を体感するためには正面からの音が最も重要になってきます。

なお、左右2チャンネルのスピーカーにセンタースピーカーを内蔵したシアターバーと呼ばれるような一体型のタイプも発売されています。テレビの下部に設置し、HDMI端子などで接続するだけでセンタースピーカーの効果を実感することができます。

まとめ

この記事では、「センタースピーカーの必要性について知りたい」という方に、センタースピーカーの必要性やその効果に関して解説しました。

50インチを超えるような大画面デジタルテレビでは、音質に不満を持つ方もいらっしゃいます。
テレビ画面の中の人物の声が、画面の中に定位せず、どこか遠くから聞こえてくるようなときに、センタースピーカーを設置することで、ドラマや映画、コンサートなどの映像と音源の定位がマッチさせることでき、より臨場感あふれる体験を出来ると思います。

センタースピーカーは、接続する機器を選ぶなど、若干知識も必要ではありますが、それを超える効果を実感してもらえますので、ぜひお試しいただきたいと思います。

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デジタルガジェットから家電製品まで、実際の使用者目線で解説します。
電子部品メーカーの現役エンジニア?です。新しい商品やサービスが大好きで、なんでも試してみたくなる性分です。

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