イヤホンのホワイトノイズとは?ホワイトノイズが起きてしまう原因や対処法は?

目次

イヤホンのホワイトノイズ

外でも家の中のように音楽を楽しみたい…そんな時に大活躍するのがイヤホンです。
イヤホンなら、(あくまで比較的にですが)ヘッドホンと比べて音漏れの小さなモデルも多く、見た目も小さいのであまり外見を気にすることなく使えてとても便利です。

最近は音質のいい音楽を鳴らすことのできるスマホやデジタルオーディオプレイヤーの普及にともない、イヤホンにも高い性能が求められるようになってきました。
ハイレゾを前面に推してくる製品も多い中、だんだん気になるってくるのがイヤホンから聞こえてくる各種ノイズ。音質にこだわってくると避けられない問題の一つと言ってもいいノイズ問題ですが、ノイズと言ってもいくつか種類があります。本記事では、主にイヤホンのホワイトノイズについて、起きてしまう原因や対処法、特徴についておおまかに解説をしていこうと思います。

イヤホンのホワイトノイズって?

音楽を再生する時に聞こえるノイズには、実はいくつかの種類があります。
色に例えて表現することが多く、よく言われているのはホワイトノイズやピンクノイズ、ブラウンノイズなどです。またイヤホンならではのノイズとしてはタッチノイズも気にしている方は多いと思います。

ホワイトノイズは、音で表現するなら「サーッ」「シャー」といった感じで表わされるスムーズに聞こえるノイズの事を指します。

シチュエーションとしては、音楽を再生させずにボリュームを大きくしたときや、音楽ファイルが切り替わるときなどでよく聞こえると思いますが、ホワイトノイズの大きさは使っている音楽プレーヤーやイヤホンによって変わってくるため、中にはほとんど(全く)聞こえない。という方もいるかもしれません。

ホワイトノイズの特徴であるスムーズな音声は、広い音域で均等な強さでに発生する事から生まれています。
ノイズの一種であるホワイトノイズですが、リラクゼーション効果があると言われ、動画サイトではリラックス用や勉強ととしても使われているようです。
また、ホワイトノイズの派生とも言われるピンクノイズは、一部でヘッドホンやイヤホンといった音響機器のエージングにも用いられているようです。

ホワイトノイズ Youtube

ただのノイズに留まらない面白い特徴をもっているホワイトノイズですが、そもそもなぜ聞こえてしまうのでしょうか?
今回は、イヤホンのホワイトノイズについての記事なので、主にポータブルプレーヤーをメインに説明していきます。

イヤホンのホワイトノイズは何故起きてしまうの?

イヤホンからホワイトノイズがする原因①

  • 再生プレーヤー側の問題

ホワイトノイズを発生させずに音楽を再生するプレーヤーは残念ながらないといって良いでしょう。特に、電気信号を音楽に変換する機器では原理的にホワイトノイズが生まれてしまうため、完全に抑え込むのはかなり難しいと言えます。ただ、ノイズのレベルを常識的な範囲で気にならない所まで抑える事はそれほど難しくなく、よっぽど粗悪な製品でない限りはノイズが大きすぎて音楽が楽しめない!なんて事にはならないかと思います。
ただ、一部の製品でかなりホワイトノイズの大きいものがあるのも事実です。また、外付けのアンプやDACの相性が悪い場合にもホワイトノイズが大きくなってしまう事があります。

イヤホンからホワイトノイズがする原因②

  • 音楽ファイル自体にノイズが強く入ってしまっている

音楽をデータ化する時の録音環境が悪いと、ホワイトノイズも一緒に録音されてしまうことがあります。この場合、音楽データ自体にホワイトノイズのデータも入ってしまっているため、いくら再生側を適切な状態に持って行ってもホワイトノイズを除去することができません。データ自体に保存されたホワイトノイズを消す方法はあるにはあるのですが、特殊なソフトを用いる必要があり、難易度は高いと言えます。
ホワイトノイズが気になる方はたいていこのパターンと言えます。

イヤホンからホワイトノイズがする原因③

  • イヤホンが合っていない

ホワイトノイズは元来、イヤホンが原因ではなく再生側や音楽データ側の問題なのですが、イヤホンの性質によってはホワイトノイズが強調されて聞こえてしまうことがあります。

イヤホンはポータブル用途で設計されることが多く、スマホやiPodといったDAPからの少ない電力でもちゃんと動くように作られています。少ない電力でも性能を発揮できるようにするため、たいていのイヤホンは感度が高く、インピーダンスが低くなるようにできています。

感度は分かりやすく言えば、高ければ高いほど少ない電力で大きな音が鳴らせます。

インピーダンスは抵抗値のことで、分かりやすく言えば高ければ高いほどノイズに強くなり、また音量が取りづらくなります。

イヤホンの性能を決める基本的な指標でもある感度とインピーダンスですが、感度が高いほど、またインピーダンスが低いほどホワイトノイズの影響を強く受けてしまいます。
ヘッドホンなどではかなりインピーダンスの高い仕様にしてノイズを回避する製品もあり、高音質な再生を実現しているのですがその分必要な電力も多くなります。
少ない電力で再生させたいイヤホンはインピーダンスが低い方が有利なので、どうしてもホワイトノイズが聞こえやすい状態になります。そのため、極端に高感度でインピーダンスの低いイヤホンだと、ノイズが強調されすぎてしまう可能性があるのです。

イヤホンのホワイトノイズの対処法は?

イヤホンのホワイトノイズの対処法①

  • 音楽ファイルを低ノイズのものにする

これはイヤホンやプレーヤー側に問題がなく、音楽データに問題があるときに行う対処法になります。
音楽データ自体にホワイトノイズが録音されている場合、audiocityといった音声編集ソフトを用いてある程度抑える事ができますが、かなり大変な作業なうえ別のノイズが混入したり音自体が歪んでしまうことがあります。
なので、もし同じ楽曲で録音環境のいいファイルがあればそちらを入手したほうが良いでしょう。

イヤホンのホワイトノイズの対処法②

  • イヤホンのインピーダンスを上げる

こちらはイヤホンが敏感すぎてホワイトノイズが強調されてしまう場合やプレーヤー自体のノイズが大きい時の対処法です。
このようなイヤホンは感度が高く、インピーダンスがかなり低くなっているので、インピーダンスを適切な高さにすることでホワイトノイズを気にならないレベルまで下げることができます。
インピーダンスを上げるには、抵抗器入りのアダプターやインピーダンスの高いケーブルを間に入れるといった方法がメジャーです。

かなり効果のある方法ですが、抵抗を上げる分音量が取りづらくなるので、プレーヤーによってはボリュームを最大にしても音量不足になるかもしれない所が欠点でもあります。
その場合は、本末転倒な感じもありますが適切にノイズ処理がされている外付けアンプ等を間に挟んで音量を確保すると改善できるかもしれません。

イヤホンのホワイトノイズとその他のノイズの違いって何?

イヤホンのホワイトノイズとその他のノイズの違い①

  • タッチノイズといった物理的な接触で起こるノイズとちがって、ホワイトノイズは基本的に常時鳴りつづけている

イヤホンに関係するノイズでホワイトノイズ以外でよく話に出てくるものと言えばタッチノイズです。
タッチノイズは名前の通りイヤホンにタッチするなどして振動が加わって起きるノイズです。タッチノイズは小さな振動でも構造上の問題で(特にカナル型イヤホン)大きく聞こえるため、イヤホンのかけ方やケーブルの材質を工夫して少しでも小さくするように努力されてきた手ごわいノイズです。
しかしノイズが起きる原因はホワイトノイズのような電気的なものではないため、常時鳴り続けるような事はありません。

イヤホンのホワイトノイズとその他のノイズの違い②

  • 熱くなると激しくなる…!?

ホワイトノイズは別名熱雑音とも呼ばれています。
熱雑音とは、ものすごく簡単に言うと(ちょっと正確な説明ではないかもしれません)物体に流れている電子が、自分のもっている熱でランダムにシグナルを出してしまう現象のことをいい、ここでは電気回路を流れる電子に当てはまります。
熱雑音は温度が高い程激しくなることが分かっており、ホワイトノイズもまた熱くなっている機器では強くなってしまいます。
この性質のため、ホワイトノイズを完全に消すのは非常に難しいのです。
参考URL:[ノイズ(電子工学) Wikipedia]https://ja.wikipedia.org/wiki/ノイズ_(電子工学)()

まとめ

いかがでしたか。ホワイトノイズが強く出てしまう条件はかなり多彩なため、ここに説明してある対処方法は全体のごく一部です。

すべてを書くとあまりに長すぎる記事になってしまうため今回はポータブル用途の、その中のごく一部だけを紹介させていただきました。

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この記事を書いた人

Written By
あずま ようへい
かゆい所に手が届くような記事を書いていきたいと思っています。

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