我が家も5年前に冷蔵庫を買い換えた経験がありますので、その際どのようにして冷蔵庫の中身を移し替えたか経験談も織り交ぜて方法をご紹介していきたいと思います。
Written By mutu mama
冷蔵庫はそう頻繁に買い替えるものでもないので、うっかり中身の事を忘れてしまいがちです。
何も前準備をせずに当日を迎えてしまうとさあ大変!交換中の中身の行き場に困ってしまい、最悪食品をダメにしてしまうなんて事も。
そうならない為にも、買い替えが決まったら事前準備が必要です。
今回は冷蔵庫を買い換える時に用意しておきたいもの、また中身の保存方法を種類別にご紹介します。
冷蔵庫を買い換えるときは、搬入~設置が終わり電源を入れて冷蔵庫が冷え始めるまで約1~2時間。完全に冷えるまで約5時間はかかります。
ですのでその間の冷蔵庫の中身の一時保存場所としてクーラーボックスが必要となります。また、当日使用するために保冷剤も沢山凍らせて準備おきましょう。
クーラーボックスが用意できない場合は発泡スチロールの箱でも代用が可能です。発泡スチロールの箱はスーパーの生鮮食品売り場でもらえる場合もあります。
まずは冷蔵庫を買い替える前に中身をチェック。ここで賞味期限が切れているものは捨ててしまって整頓していきます。赤くなってしまったレタス、しなびてしまったピーマンなど野菜類も思い切って捨ててしまいましょう。これで多少なりとも中身を減らすことが出来ます。
次に冷蔵と冷凍の物を分けていきます。また、冷蔵の中にも要冷蔵のものとそうでないものがありますので、当日までにこれらを冷蔵庫の中で大まかに分類しておきましょう。100円ショップ等のケースで上手に仕分けておけば、入れ替え当日になったらクーラーボックスに入れるものをサッと取り出せるので便利ですよ。
加工品や生鮮食品などを始めとした要冷蔵の食品は、クーラーボックスに一時保存しましょう。 マヨネーズなどの調味量類、缶やペットボトルの飲み物などは実は常温保存できるものが殆どですが、夏場は開封したものはできるだけクーラーボックスで冷えた状態を保った方がベスト。
洋菓子はシフォンケーキのようなスポンジのみのものでしたら常温でも大丈夫ですが、生クリームや果物をつかったもの、ゼリーやプリン類は要冷蔵になっています。クーラーボックスで保管もいいですが、こちらはその場ですぐ食べてしまったほうが良いでしょう。
食品が要冷蔵かそうでないかは、ラベルの裏面などに記載されています。
冷凍庫の中身は出来れば冷蔵庫の買い替え当日までに消費しておくのが一番。でも、どうしても残ってしまった場合やすぐに消費が難しい食材の場合は保冷剤を沢山つめたクーラーボックスでしのぎます。
お近くにスーパーやコンビニがあるようでしたら、当日氷を買ってきて一緒に入れておけば安心です。
パーシャルとは日本工業規格(JIS)で約-3度と規定された半凍結・微凍結状態まで冷却し保存が可能の食品の事をさし、チルドとは約0度と規定され凍結寸前の温度に冷却し保存が可能なものの事をいいます。
どちらも通常の冷蔵よりも低い温度での保管が適している為、冷蔵庫の買い替え時は保冷剤を入れたクーラーボックスの中に入れ、冷えた状態で保存しましょう。
もしご実家がお近くで頼れるようでしたら冷蔵庫の買い替えの時だけ中身をそちらの冷蔵庫で預かってもらうのも手です。ご近所さんでも日頃から交流があるようでしたらお願いしてみては? ですがやはりこの方法は最終手段。もし頼れるようでも、それまでに極力中身の量を減らしておくのは最低限のマナーです。
既に冷蔵庫を買い換える日程がわかっているのでしたら、その日までに出来るだけ中身を減らしていきましょう。
我が家も買い替えの際は一週間前から計画的に中の物を使用していきました。また冷凍食品は当日までにすべて使用。新しい冷蔵庫が届いたのはお昼すぎでしたので、その日の朝食や昼食はコンビニのお弁当にし、当日で買ってすぐ食べるようにしました。
買い替え当日まではその日中に使い切れる量を購入し計画的に使い切る、または出来合いの物や外食をうまく利用すると良いですよ。
それでも買い替え目前になっても中身が残ってしまったら、調理するなどして中身をどんどん使っていきます。
オススメは野菜を多く消費できるスープ、カレーやシチュー類。ウィンナーやハムなどの加工食品も消費できます。シチューでしたら牛乳も使えますね。
昔は使用していた冷蔵庫を移動させる時は、水が漏れないよう前日に電源を落としておくようにいわれていました。理由は冷凍庫の内部についた霜が搬入中に溶けて外に流れ出てしまうから。運び出す前に霜を完全にとかし、受け皿にたまった水を捨てておく必要があったんですね。
ですが、最近の冷蔵庫はコンセントを抜いたあとむやみに扉を開閉しなければ、運搬中に内部の霜が溶けて流れるという事はほぼありません。
その為コンセントを抜くのは搬入直前でOK!中身は事前にケースなどで仕分けをしておいて、運び出す直前にすぐクーラーボックスなどに移動できるようにしましょう。
業者が来てからは、
などで30~60分程度かかります。(搬入経路・冷蔵庫の大きさにもよります)
ようやく買い換えた新しい冷蔵庫の設置が済んだら、電源をいれてすぐに中身を移し替えたいところですが、庫内が冷え始めるのは1~2時間。完全に冷え切るのは5時間程かかります。
要冷蔵でない調味料は1~2時間たったタイミングで先に移しても良いですが、それ以外の要冷蔵・冷凍食品は庫内がしっかり冷え切るまでクーラーボックスからは出さないでおきましょう。
殆どの業者は冷蔵庫を縦に運びますが、諸事情で寝かせた状態で運ぶ場合、コンプレッサー(圧縮機)内部のオイルが冷却システムに入り込んでしまいます。その状態ですぐに電源を入れてしまうと故障の原因となってしまうため、一度オイルを元の状態に戻すために設置後1~2時間程度放置することが原則となっています。
横に運ぶ場合は、冷蔵庫の中身の移し替えもその分時間がかかってしまう点にご注意ください。
今ある冷蔵庫より大きくしたい、新しいモデルに替えたいという理由でしたら、冷蔵庫の中身を外に出しておくのは数時間で済みますので、クーラーボックスさえあれば殆ど問題なく保存できますが、これが故障による買い替えですと場合によっては数日中身を出しておかなくてはなりません。
その場合は肉・魚・レタスなど痛みやすい野菜、冷凍食品は残念ながら廃棄もやむを得ません。
保冷が効いている間に使い切る、実家近所に頼るなどの対策をするなどして極力ロスを抑えましょう。
いかがでしたか?冷蔵庫の買い替えは実は前準備が必要なことがお分かりいただけたでしょうか?
クーラーボックスなどを使って保存する方法を考える事は勿論、故障でない場合は買い替えの時期を冬に合わせるなどするのもオススメです。
2~3日で冷蔵庫の中身を減らすのは意外と大変な作業ですので、買い替えを決めた段階で計画的に冷蔵庫の中身を減らして、当日の負担をなるべく減らしましょう!