スピーカーの吸音材で音質は変わるの?吸音材について解説します!

目次

スピーカー周りに吸音材

音楽や映画をスピーカーで大音量で楽しみたい!せっかく良いスピーカーを買ったのになんだか聴こえが悪いということはありませんか?音量がしっかり出ているのに音がうるさいと感じてしまうことがあります。その場合、スピーカーの音が部屋の壁や天井に反響し、硬い音となって返ってくるため音がうるさく感じてしまうのかもしれません。そのためそんな時はスピーカー周りに吸音材というものを設置すると音の響きが落ち着いて自分好みの音になるかもしれません。

スピーカーの吸音材とは何か?特徴を解説!

スピーカーに吸音材を設置してしまうと音が吸収するされてしまうのでは?と考えてしまう人も多いかと思います。確かに音を出すスピーカーと音を吸収する吸音材は相反する効果を持ちます。しかしうまく利用することでうまく音を引き締めてくれて最高の音楽環境を作ることが可能です。

吸音材とは何か?

そもそも吸音材とはなんでしょう?吸音材とは、文字通り音を吸収する効果があり、音とは空気の振動ですが、その振動を吸収する効果を持ちます。ちなみに似たような素材で遮音材の場合は音を遮断し、素材を透過する音を低減させる特徴があります。簡単に言えば音のエネルギーを吸収するか、反射するかの違いです。防音を希望する場合、遮音材と吸音材を一緒に設置すると防音効果を高められます。

スピーカーの吸音材の特徴①音を吸収させる材料

吸音材は音を吸収するものです。吸音材の効果を説明する上で分かりやすいようにまず音楽スタジオを例に考えてみましょう。スタジオでの録音は、複数のチャンネルを別々にレコーディングして、一つのミキシングにしています。したがってチャンネルレコーディング時にスピーカーから発生する反射音や残響が録音として入ると良くありません。もし反射や残響が残ってしまった音源は、他のチャンネルの残響と混ざり、ノイズになってしまいます。このようにレコーディングスタジオでは、残響や反射音を最大限に減らすために壁に卵形の吸音材を貼り付けます。そのためレコーディングスタジオでは音響が非常に乾燥し、不要な音が入らないクリアな音響を保つことができます。このように吸音材には音を引き締める効果があります。そのためスピーカー内部にも音を引き締める目的のために吸音材が入っているものもあります。
スピーカー 吸音材

スピーカーの吸音材の特徴②

ではスピーカーと吸音材の場合を考えてみましょう。家庭用のホームシアター5.1チャンネルの場合、一見スピーカーが多いということは、効果的に音を表現するようにも感じられますが、設置や機材選びを間違うと多くのスピーカーが干渉しあい、音が荒々しく混ざり合うことで不快な音にも感じることがあります。またスピーカーから発生する音の反響も部屋によってはうまく反響せずにうるさく感じてしまうこともあります。特に大音量で長時間聴くと、頭が痛くなってしまうなんてこともあります。このような状況を解決するために、スピーカーの低域の音が原因によるノイズを吸音材により解決しなければいけません。スピーカーの後ろなど気になる部分に吸音材を設置することでより整理された落ち着いた音を聴くことができます。

スピーカーの吸音材の適切な選び方とは?

スピーカーの吸音材を自分の環境に合わせて正しく選びましょう。

スピーカーの吸音材の適切な選び方①

吸音材の素材にはスポンジや合成繊維で作られた綿のような材質が使われます。場合によっては木材繊維を使用している場合もあります。吸音材は音波を吸収して熱エネルギーに変換する原理です。一般に回折性が強い中高音域を吸音し、遮音性が目的ではないものの、結果的に反射を抑制する効果もあります。素材の凹凸が大きいほど吸音効果が大きくなるため、卵形の吸音材や、ブロックを不規則に組み合わせたようなデザインの吸音材などが多く使われます。

このように様々な吸音材が販売されています。大きさも様々です。サイズや吸音材の厚さ、それから表面の形なども考えて選びましょう。機能面はもちろんデザイン面で選んでも良いかもしれません。

スピーカーの吸音材の適切な選び方②

スピーカーの吸音材を選ぶ上で大切なことは吸音材だけにこだわらずにスピーカーの大きさ、それから部屋の大きさのバランスも考えなければいけません。大きな部屋で何も家具や物が置いていない部屋の場合、障害物がない分、音が大きく響きます。長く住み慣れた部屋を引っ越しする際、最後に全ての家具や物を運んだ後、音が今までと違ってクリアに響いて聞こえることがありませんか?それがその部屋本来の響きです。その響きを家具が遮音したり、服やカーテン、ベッドなどが吸音しています。部屋の家具などにも気をつけて、吸音材を設置したことによりスピーカーの音の通りが悪くならないように注意をしましょう。

スピーカーの吸音材は自作できるの!?

音が気になるのはどうしてもスピーカー周りですよね?音を楽しもうと大音量を出すと部屋に響き、本来大音量で気持ち良いはずがなんだか違和感を感じてしまうこともあります。その場合音の反響が悪いかもしれません。できれば良い音で、音の響きにもこだわり、周りの防音も気にしたいです。自分の家のスピーカーの環境に合わせて吸音材を自作しましょう。

スピーカーの吸音材は自作可能である

スピーカー環境の吸音材の自作と聞くと非常に難しくハードルが高く感じてしまいますが、そんなことはありません。案外簡単に作ることが可能です。どのようなスピーカー環境で、どのような点が問題なのかを明確にしたら、吸音材となる素材を集めて設置すればOKです。スピーカーのオーディオ環境は家それぞれ異なりますので、本来吸音材は自分のスピーカーに合わせて自分で自作するのがベストです。

スピーカーの吸音材の作成方法

まずはスピーカーの吸音材となる素材集めが重要です。スポンジを吸音材にする場合、一時的な用途では良いですが、実は長期的に見るとあまり良いとは言えません。1〜2年経つとスポンジがボロボロ落ちて劣化します。当然吸音材としての性能も下がります。スピーカーの中に入れたら故障の原因にもなります。そのため安いからといってあまりスポンジには頼らない方が良いでしょう。

逆に合成繊維系の吸音材は密度が高く、吸音性もあり、劣化の心配もありません。火でも燃えない防炎処理がされている製品も多く、吸音材を長期間使うのなら、スポンジよりもおすすめです。また身の回りの身近な吸音材として、厚手のカーテンや布団なども吸音効果はあります。

また卵のパックを使用する人もいますが、実際には効果が期待できません。卵のパックは表面がコーティングされているため、音を吸収することがありません。

スピーカーの吸音材と合わせて防音も!

スピーカーの音を周りの部屋に聞こえないように防音を考える場合、施工する場所によって異なりますが、一般に遮音材と吸音材を一緒に施工しなければ防音効果を最大限に得ることができません。吸音材だけでも場合によっては防音になることもありますが、このような場合、防音(遮音)効果はあまりなく、室内の音の反響を減少させているだけです。そのため音を出すスピーカーの近くで遮音材をまず取り付けます。その上に吸音材を付けなければなりません。遮音材で音の反射、散乱、透過を弱らせ、音を吸音材が吸収することにより、効果的な防音施工が可能になります。そして天井の吸音も非常に重要です。いくら壁を徹底的に吸音してドアの隙間を塞いでも天井が吸音されていないと意味がありません。高い音は上に向かって響きます。ちなみにドラムやピアノなど、低い音を出す楽器は下に響きます。

まとめ

このように一見真逆の作用があるように感じてしまうスピーカーと吸音材ですが、うまく使用すると音量や音の響きをうまく調節してくれます。高価なスピーカーだとスピーカー内部に吸音材が入っているものもあります。スピーカーにとって吸音材は重要なものとなっています。マンションやアパートでスピーカーで音楽を楽しむ場合、周りの環境にも気にしながら、音の環境を作りましょう。

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この記事を書いた人

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Written By
コヌマ ヒカル
カメラマンです。デジタル製品について詳しいです。
PCやAV機器など様々なデジタル製品に興味があります!

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