筆者は家電量販店に勤めております。食パンを冷蔵庫で保存するメリットと、保存する際の注意点について解説を行っていきます。
Written By ブレンディ 0120
コンビニやスーパーで販売している食パンを買ったは良いけど、食べきれない・・・。
そんなことありませんか?
そういった時に、皆さんはどのように食パンを保存しているのでしょうか?
あるアンケート調査の結果によると、日本人の約3割にあたる人が一日に1回以上、毎日パンを食べて生活しているのだそうです。
近年、食の多様化により日本人が食する食べ物においても海外の方との大きな差はなくなりつつあります。
このように食パンは日本人に広く浸透し、食の文化が変わってくるごとにライフスタイルも大きな変化をむかえる事になりました。
口にする食品が変化すれば、それに合わせて食材の保存方法も変える必要が出てきます。
食パンを冷蔵庫で保存する人の割合は約70パーセント以上にものぼり、保存方法も皆さん違うようです。
では、実際に食パンを購入した後、皆さんはどのように保存し、おいしく食べられるように工夫しているのでしょうか?
今回は、そんな食パンの冷蔵庫での保存方法から、おすすめの保存方法まで詳しく解説を行っていきます。
食パンの保存方法は様々ですが、冷蔵庫の保存は実は推奨されている方法の一つでもあります。
理由として、食パンは水分を多く含む食品であり、カビが生えやすい食品でもあるからです。
食パンを包装している袋には、食パンの消費期限の記載がされており、その日数を超える事で食パンのカビが生えてしまったり、衛生面での問題に影響が出てしまいます。
大手食品メーカーのヤマザキパンさんでは、消費期限の基準を室内温度30度で行い、食の安全性をチェックしているそうです。
食パンの消費期限は、長くみても1週間といった所でそれを超えると捨てるしかありません。
常温での保存を行うとカビが生える環境が整い、通常1週間程度で捨てる事になってしまう食パンも冷蔵庫内に入れる事で、カビの繁殖を遅らせ長持ちさせる事ができます。
また、ユーザーの中には食パンを「冷凍庫で保存する」方も多く居るようで、理由として冷凍する事で水分の蒸発を防ぎ、いつでも美味しく食べることが出来る。
といった内容や、純粋に冷凍であれば長期間の保存ができるといった堅実的な意見も目立ちます。
どちらにしても、常温での保存より、低温での保存の方が食パンを長持ちさせることができるようです。
食パンを冷蔵庫で保存するにあたって注意しなければならないのが、食パンに含まれる水分が冷蔵庫内で蒸発することを避けることです。
しっかりと密封した容器や袋の中で保存しなければ、冷蔵庫内を巡回する冷風に晒され続ける事になりますので、乾燥パンが出来上がってしまいます。
固いパンが好きな方も稀にいらっしゃいますから、好みが選ばれますね・・・。
一度水分が抜けてしまった食パンをそのままオーブンで焼くとさらにパサパサの食パンが出来上がってしまったり、必要以上に焦げてしまうなどデメリットしかありませんので、乾燥には十分注意をしましょう。
冷蔵庫内で低温保存する事で、食パンの寿命を伸ばすことができることは事実としてありますが、それでも食品には消費期限というものがあります。
必ず冷蔵庫から食パンを取り出して食べる前に、食パンの表面と裏側をしっかりチェックしましょう。
黒や青い斑点が浮き出ているようでは、それは紛れもなくカビです。
そのまま食してしまうとおなかを下す可能性がありますので、しっかり見てから食べましょう。
また、食パンの臭いを嗅ぐのも効果的です。
酵母の発酵した臭いとカビの臭いはおおよそ検討がつく程度に違いがあります。
ちょっと臭いを確認してみて、おかしいな・・・と感じることがあれば食べるのは辞めた方がいいでしょう。
人間には、潜在的に嗅覚でモノを判断する能力があり、危険を察知する直感はおおよそ当たっていることが多いものです。
無理に食べて、トイレに数時間こもるくらいなら、コンビニで新しいパンを買いましょう。
食パンを冷蔵庫で保存する方法で、まずは食パンを乾燥から守る為にラップで包んだり、ジップロックなどに入れて空気を押し出すようにして密封しましょう。
手間はかかりますが、これで長い期間の保存と乾燥するのを防げます。
使いたい時に使いたい分だけ使用するので、エコでもあります。
冷凍庫に保存する方法が究極の方法です。
筆者も何度かやったことがありますが、飲食店でも実はこの方法で長期間パンの保存を行っているお店が多いのです。
使用する時に前もって冷凍庫から取り出して自然解凍を行い、ある程度時間が経ったらオーブンに入れると、過熱しすぎず水分はそのまま、まるでついさっき購入してきたかのように綺麗に焼く事ができます。
冷凍庫に保存する場合も、何か密封できる状態にして行うと間違いないでしょう。
菓子パン全般も冷蔵庫で保存することができます。
方法は食パン同様にラップやジップロックなどで密封してから冷蔵庫内で保存をしましょう。
ただし、違う菓子パン同士をジップロック内で保存するのはオススメできません。
お互いのパンの臭いや味が移ってしまい、美味しく食べられないことがある為です。
手間を惜しまずに丁寧に保存しましょう。
また、菓子パンの場合はソーセージやフルーツソースなど劣化の早い食材と一緒の場合は食パンよりも保存できる期間は短いので注意しましょう。
ロールパンの保存も冷蔵庫内で行うことができます。
ロールパンは油分を含んでいる種類のパンの為、保存する時はロールパンと他のパンを一緒の袋に入れないようにしましょう。
また、ロールパンにも種類があり、クリームを練り込ませていたり、中に肉系の食品が入っている商品においては、保存期間は短くなりますので注意が必要です。
冷蔵保存する場合も、解凍まで時間がかかりますので、すぐに食べたい時には不向きです。
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ポップコンテナはボタン一つで密封状態にできる優れものの商品です。
上部のボタンを押すことで一瞬にして密封し、使う時にボタンを押して解放することで中身を取り出せます。
ボタンが取ってにもなっているので、簡単な使い方です。
蓋は回すことで分解でき、手洗いでの簡単掃除が行えるので、常に清潔に使用できます。
簡単で、ちょっとの保存に使いたい時におすすめの商品です。
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真空にできるタイプの容器です。
使用方法は簡単で、食パンを保存したい枚数分入れて真空状態になるまで、空気を抜くだけで簡単に真空パックにすることができます。
空気を抜くことで水分の蒸発も防げますし、カビが生えにくくなるので長期保存をしたい方には、おすすめの商品です。
パンを自作したい方におすすめの方法ですが、パンは通常の場合、常温で発酵させ、ベンチタイムを行い、二次発酵→焼くという工程を踏みますが、冷蔵庫内で2次発酵までの間休ませることで、パンの出来が大きく違います。
筆者は飲食経験も長い経歴を持ちますが、ピザ生地の場合も一次発酵の後に冷蔵庫内で1日寝かせて翌日に二次発酵を行うと、パンの膨らみや伸びがよくなることが常識でした。
パンにおいても、焼くまでの間の時間をできるだけ長くかけてあげることで仕上がりがよくなり、味もおいしくなる傾向があります。
パンを自作する方は既に行っている手法だとは思いますが、これからパン作りにチャレンジする方は、ぜひ試してみて下さいね。
いかがでしたか?冷蔵庫の中でパンを保存するメリットと注意点について解説を行って参りました。
冒頭でお話した通り、日本人の多くがパンを中心とした食生活になっているデータがある位に日常的な食品になってるパンの適切な保存方法を覚えていれば、今後の生活に役立つことでしょう。
保存をする際は、消費期限をお忘れなく安全第一に口にするようにしてくださいね。
この記事を見て、生活の役に立てられたら筆者として光栄です。
当サイトには、他にもお役に立つ記事を多く記載していますので、興味を持ったら他の記事もぜひご覧ください。
ぜひ皆さんも、楽しいパンライフを!