日本酒は冷凍庫で保存しても良いの?保存の方法とは?

目次

日本酒を冷凍庫で保存

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最近は、海外でもブームということもあり、これまで以上に豊かな味わいの製品もつぎつぎ登場している日本酒。

発泡酒や高アルコール日本酒などもお目見えし、さらには氷結酒や氷温保管酒といったものなども存在します。

また蔵元で凍らせて保管することで、日本酒の味わいもさらに増し、また別の味わいが楽しめるなどとして、各メーカーでは低温保管したさまざまなタイプの日本酒も販売されています。

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となると、自宅でも、日本酒は冷凍庫保管できるのではないでしょうか?

気になったのでちょっと調べてみました。

日本酒を冷凍庫で保存しても良いの?

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基本的には、冷凍庫で日本酒を保存することは可能です。

ですが、もともと日本酒の様な食品は、仕込みから発酵、そして発酵を止めるための処理、さらには瓶詰めの便の中での状態や、輸送による衝撃、保管状態などをさまざま考えて、製品がそれぞれ設計製造されています。

たとえば、清酒とあっても、開封するまではかなり暖かい日でも常温でよいお酒から、販売店でもしっかり冷蔵しなければならないものがあるといえばわかりやすいでしょうか?

こういった日本酒のタイプによって、また日本酒が瓶詰めされて手元に届くまでの処理方法の違いによって・・・分かりやすく言えば銘柄、製品によってかなり味わいには差がでてきます。

日本酒は冷凍庫で凍らない?何度から凍るの?

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販売されている日本酒も、氷室や氷点下保存とあっても、その日本酒がぎりぎり凍らない状態から、氷の粒を形成した状態、がっちりシャーベットのように凍った状態のものまで、さまざまなものがあります。

日本酒も、最近は強いアルコール度数のものからソフトなタイプまでさまざまあり、凍り方もかなり違いがあります。

人が目で見て氷として認識できる状態になるまでには、製品によって若干差があります。日本酒には12度~18度程度のアルコール度数のものがあり、アルコール度数15度のお酒でマイナス7℃前後から凍り始めます。(通常マイナス4℃前後から、内部の水分部分が凍り始めます)
そしてこの前後の温度帯で、日本酒に含まれる酸や糖、水分部分はほとんど先に氷の中に閉じ込められてしまいます。

日本酒を冷凍庫で保存する方法

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日本酒を冷凍庫で保存する場合・・・たとえば日本酒には、紙パック、一升瓶、1合瓶などさまざまなタイプがあり、パッケージの素材も、紙、ビン、ペットボトルなどさまざま。

いったいどんな手順で冷凍すればよいのでしょうか?

日本酒を冷凍庫で保存する方法①~容器セレクトのコツ

基本的に日本酒は、空気に触れるのが苦手。ですが凍らせると容器を膨張させるものでもあります。

そのため、ガラスの一升瓶や薄手ペットボトルのような薄手の硬い容器に入っているものは、割れにくく厚手の冷凍できる容器に移し替えるのがおすすめ。

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逆に膨張しても余裕のある紙パック製品や、ペットボトル製品、かなり厚手で冷凍にも耐えるタイプのガラスのワンカップ製品(大手メーカーなどの薄手~中厚手ガラスワンカップ製品は不可)などは、そのまま冷凍しても問題はありません。

すでに日本酒が内部で発酵して膨らんでいるといった場合以外では、ほとんどの製品でそのまま冷凍できます。

1~2合瓶や4合瓶では、メーカーによってガラス瓶のデザインやガラスの厚み、表面素材などに違いがあったり、あるいは瓶全体でガラスの厚みにかなり違いがあるため、そのまま冷凍すると膨張率のためかなりの確率で瓶ごと割れてしまいます。

こういった場合は、ビンや容器を移し替えて冷凍します。

容器のにおいが移りやすい日本酒。紙や金属の入れ物ではもちろんのこと、アルコールを含むことから、お弁当用のケースなどでも簡単に、容器のにおいが移ってしまいます。

ガラスでも冷凍できますが、かなり分厚くボトルの変形収縮がないデザインのものでなければほぼ割れてしまいます。どうしてもガラス容器で味も香りも残したまま冷凍したいということであれば、酒店などで冷凍販売されている日本酒があるので、その容器などを参考に、ホームセンターなどで「液体の冷凍可能なガラス瓶やガラスカップ」などを購入するのが良いでしょう。

基本的なコツは、ガラス全体がかなりの厚口でまったく膨張性がないに等しいタイプ、ビン底もボトル肩も厚口で、なだらかなタイプを選びましょう。

ペットボトルやポリなどの冷凍容器をセレクトする際は、空気と触れるのが一番苦手なため、開口部が小さいもの。さらにはボトルタイプなら、冷凍で膨張した時に空気弁がついて空気が抜けるタイプ。

また広口タイプの入れ物でも、日本酒を入れてふたをした後、ラップやビニール袋の口をしっかり閉めて空気が入らないようにしてから冷凍庫内に入れることで、酸素と日本酒が触れることはかなり防げるかもしれません。

日本酒を冷凍庫で保存する方法②~容器に日本酒を入れるときの注意

勢いよく注がず、容器の壁面に沿って丁寧に注ぎ、そのあとすぐにふたをして、ラップやビニールで覆ってから冷凍庫に入れます。

冷凍庫内についた霜が、冷凍庫内のにおいの原因になっているというお宅は少なくありません。

日本酒はとくに、このにおいの影響を感じやすい食品。

そのため、冷凍庫内の脱臭剤などをあらかじめ使ってにおいを減らして置いたり、あるいは冷凍するときの容器を何重にもラップやビニール袋で包んで凍らせたりといった方法がおすすめです。

また日本酒を入れた容器が急激に凍っていくと、アルコール部分と水分部分が別々に別れがち。これによって味がより大きく変化する日本酒もあります。

アルコールの多いものや氷結に際して水分斑が発生しがちな液体はみなそうですが、氷初めに衝撃を与えると、かなり氷結部分に斑が発生します。また家庭の冷凍庫では、庫内の冷気の回り方でもかなり偏った凍り方をします。

そのため最初の氷結時、ゆっくりと温度が下がり、かつむらなく凍るように、日本酒を入れた容器をビニールで包んだら、厚手の新聞紙や片面段ボールなどで幾重にも巻いてから冷凍するといった方法もあります。

日本酒を冷凍庫で保存する方法③~日本酒の保存で最初に凍らせるとき、どんなことに気を付けたらいいの?

一度冷凍をはじめて全体がまんべんなく凍ったあとは、温度変化が厳禁。

常に同じ程度の温度で冷凍庫内を保つようにして保存しましょう。

長期間保存ではなく、冷凍することでいつでもシャーベットのようにして楽しみたいなら、冷凍を始めてから1時間ごと程度で、容器ごと振って混ぜ、氷に徐々に空気を含ませるといった方法もあります。この場合、出来上がりの目安は、全体がシャーベットやかき氷カップの硬さになるあたりです。ふわふわした食感が好みなら、平たい容器に入れて、同じく一時間ごとにへらなどで全体を丁寧にかき混ぜながら凍らせる方法もあります。

日本酒を冷凍庫で保存しても味は落ちないの?

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冷凍庫で保存した日本酒は、
・氷が残った状態
・液体になるまで溶かした状態
では、かなり味わいが異なります。また冷凍庫によって装備されている
・パーシャル冷凍状態(-3~-8度前後氷温)
でも味わいがかなり異なってきます。

製品によって、凍りの固さや粒状態は異なってきますが、比較的粒と液体が分かれやすい高アルコール度数タイプの日本酒では、氷の冷たさの間に、普段の日本酒の味がぎゅっと濃縮された「暑い日にデザート替わりにもつかえる、パンチのきいた強めのアルコール&うまみ成分が詰まった氷のミクスチャー」を楽しむことができます。

これは、冷凍ですこし溶けかかった状態と、パーシャル冷凍状態で味わうことができる状態。15度程度の日本酒をパーシャル冷凍しておくと、水分部分だけが分離して冷凍されるものもあり、半氷でとろとろとした感触になります。さらに開封後の日本酒の保存期間としても伸びるため、「普段の日本酒にひと手間加えたもの」として味わうことができます。

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ゆっくり冷凍庫から冷凍庫と解凍して、完全な液体にもどしていくと、ほとんどの日本酒の銘柄では「柔らかくソフトな味わい」になります。

もとの日本酒の味とはかなりかけ離れた味になることが多いため、日本酒メーカーで夏場など、凍結酒などを販売しているところでは、酸や糖などかなりコントロールした酒を仕込んだりブレンドして、普段の銘柄とは別に販売しているところが一般的。

いいかえれば「いずれも冷凍することで、味はかなり変わりやすい」ということですね。

ですが、購入した日本酒がどうも口に合わないといったときには、こういった冷凍保存などを試してみて、自分に合う味に変化させるといった使い方もできます。これをアレンジして、氷温で酒の味を前面に出した前菜や海産物、パスタソースなど、味のアクセントとして、また解凍してカクテルのベースや水割り代わり、凍らせた日本酒同士をブレンドして好みの味になんていう使いかたもできそうです。

日本酒を冷凍庫で保存する際の注意点

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先ほどもご紹介したように、基本的には冷凍庫保存中は、温度変化が厳禁。

と同時に、一度冷凍して溶けた日本酒を再度冷凍しても、味がかなり落ちやすいといわれています。

逆に、生酒や、とくに酵母の香りが強いものなどは、冷凍解凍や、それを繰り返すことで、風味がまろやかになっていくことも期待できます。

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また、樽酒やヒノキの芳香などが付いた日本酒では、冷凍させることでこういったにおいが、不快なにおいに変わりやすいものもあります。着色料で日本酒に香りがつけてあるものの中にもこういった変化を起こしやすいものがあり、ボトル全体量を冷凍する前に、小さな密閉できる入れ物で、コップ1/2杯程度を冷凍して「自分好みの香りや味になるかどうか」を確認してからのほうが失敗は少ないでしょう。

WEBサイトの中には、一升瓶をそのまま冷凍しても大丈夫といった紹介なども多数見られますが、薄手のガラス瓶の場合、冷凍庫での保存中にガラス瓶が割れることもかなりあります。ガラスの割れた日本酒を濾して飲む方もありますが、ガラスの破片はかなり小さくて見えづらいものもあり危険です。

まとめ

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いかがでしたか? 今回は冷凍庫で保存する日本酒の、保存方法や保存のための容器選びのコツ、冷凍庫での保存時の注意などをまとめてご紹介しました。

一度冷凍した日本酒は、アルコールもあることなどからも、製品によっても異なりますがおおむね4か月~1年以内程度なら、冷凍期間の最初と最後の時期で、それぞれ味が変わりにくいといわれています。

冷凍出荷され、解凍して飲んでもおいしい日本酒は、通常、一般に市販されている液体の日本酒に比較して、水などで薄めることなく、さらには発酵を止めずに冷凍するなどの各社ごとの工夫で、解凍されても強い味が感じられるように調整されています。

日本酒カクテルなどのアレンジも豊富にある時代。

こういったさまざまな特徴を知り、自分にあった味わいなどをよく考えて、自宅での日本酒の冷凍保存を楽しんでみるのは良いかもしれませんね。

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ミラーボール ツルピカハゲ丸
いつあの世に行ったのかわからない、そんな緑の紋付です
もともと、髪の毛が薄く、いつも地肌がほんのり光っている・・・なよ竹のミラーボール・ツルピカハゲ丸を勝手に襲名しようと思っていたら、本家がどこかに行ってしまいました。 ジジィ、はえーよ。 小さなころから家電豊富な家庭に育ち、今も現役のパソピアIQやカセットビジョンから新製品には縁のある環境。新製品も一通り押さえていますが、レトロ家電も捨てずに現役で使えるコンディションにあるのが自慢です。 製品選びのこだわりをお伝えできればと考えています。

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