最近は芸能人やセレブインスタでも、自分で行ったネイルアートで好評のSNSアカウントなどが増えています。
「あんな人たちでも自分でネイルするんだ!じゃあ私もサロンじゃなく、自分でやってみようかな?」
なんて思いついて自分でマニキュアを塗り始めたら・・・
「意外と乾燥するのに、時間かかってないかなあ・・・これ??」
と気づかされるもの。
そういえばサロンでは、専用のネイル乾燥機などを使用していたり、ネイルアーティストからは「たしかに普通のマニキュアのほうがきれいで長持ちするけど、自宅でやるなら速乾性のほうが早いからいいですよ」なんていわれることもあります。
でも、どうせ自分でしっかりやるなら、仕上がりだってサロン品質に仕上げたい・・・
速乾タイプではない普通のマニキュアで、時短で乾かすのには、実はドライヤーが使えるなんてご存知でしたか?
今回は速乾タイプではない普通のマニキュアをドライヤーで乾かす方法や、ご家庭の身近にあるもので簡単キレイ、そして素早く乾かすマル秘技などをご紹介します。
マニキュアをドライヤーで乾かすのは実はサロンでも広く行われている方法。
ですが、ちょっと注意が必要です。
マニキュアはもともと樹脂やオイルが混合されたもので、比較的混ざりにくい成分で出来上がっています。これが、つめの上に載った後、層をつくって乾いていくことで、美しく光沢があり、つめの凹凸をしっかりカバーしたなめらかな表面に仕上がります。
そのため、塗った後に温風を当てると、温かさのためにこの層の整序が崩れてしまい、汚くなりがち。
昔のタイプのマニキュアで、あまり凝った製品設計ではないものでは温風を当てて乾かしていた世代もありますが、現代のものは、速乾コートや滑らか仕上げのための各社さまざまな技術が使われています。
現代マニキュア製品に温風は絶対NG。
ですが製品によっては、塗る前のマニキュアの溶剤ボトル自体を、温風ドライヤーで体温近くまで温めながら、よく混合させておけばきれいに伸びてくれるものなどもあります。この時ボトルを振るのではなく、手のひらの上で転がすようにするのが、気泡が入らず滑らかに仕上がるコツ。
ボトルの温めについてはあくまで製品によりますので、「自分のいま使ってるマニキュア、滑らかさが足りないなあ」なんて思ったら、薄め液を加える前にすこし温めて様子を見てみるのもよいでしょう。(※膜を張ることで早く乾くタイプの製品では、あまり向かないものもあります)
暖め過ぎると分離してしまい、黄色みがかった変色などを起こすものもあるため注意も必要です。
サロンでも行われているのが、マニキュアを冷風のドライヤーで乾かす方法。
かなりの時短で、表面側からなめらかに、美しく乾かすことができます。
ご家庭のドライヤーでマニキュアを簡単に、早く乾かす方法をご紹介します。
厚手のタオルを手を載せた状態で、厚み2~3センチくらいの高さになるように折りたたみます。
サロンでマニキュアを塗ってもらっているときより、「きもち高め」の位置です。
この折りたたんだタオルをハンドレストとして、指の付け根がタオルの奥側に一列に乗るようにして手を置きます。
ここから10~10数センチ離れた位置に、ドライヤーを冷風の弱風モードでセットし、片手分マニキュアを塗ったら、乾かしていきます。
ドライヤーを使ってマニキュアを乾かすときには、どんな点に気を付けたらよいのでしょうか?
ドライヤーの風は、温風はもちろんNGですが、冷風でも強い風はNG。
強い風では表面から指やつめと接した下面側までのうち、表面だけが急速に先に乾くことで、しわが寄りやすくなります。
自分の使っているドライヤーの弱風モードがいまいち強めなら、ドライヤーと指の位置をすこし離すようにしましょう。
あくまでも非常に弱い冷風でこまめに乾かすのがコツです。
本来マニキュアは速乾材などを使わず自然に乾かすのが一番きれいで丈夫なもの。
厚塗りしてしまってドライヤーを当てれば、表面とつめ側ベースの間に温度差や乾きによる斑が発生し、しわが寄りやすくなります。
また厚塗りするだけでも気泡や斑、クッション状にやわらかい部分が発生しやすくなるもの。
サロンでも体験したことがある方も多いかもしれませんがたとえば、マニキュアを塗る前に、指先などを冷風や氷水、冷水で冷やしておいて、マニキュアを塗った後にはドライヤーの弱い冷風を当てて併用すれば、速乾材をつかうよりも早くきれいに仕上がることもあります。
実は、マニキュアをドライヤーで乾かすよりも、もっときれいに素早く乾く方法があるなんてご存知でしたか?
それは「手やつめを冷やすこと」
サロンのプロに、速攻でネイル仕上げをお願いすると、手やつめを十分に冷やしてから手早く塗ってくれます。速乾ネイルやネイル速乾材、速乾トップコートや仕上げオイルを使うよりも、非常にきれいで長持ち!
氷や水、氷水などをつかって冷やすことができますが、いくつか方法があります。
この方法を試す前に1点注意しておいてほしい事柄があります。
それは、ネイルのメーカーや製品によっては、冷やしてしまうと斑になって乾きやすく、どろっとした仕上がりやしわのよった仕上がりになるものもあること。
いずれの方法も、まずは今回試してみたいマニキュアをつかって2本程度の指で確認してから、全体にマニキュアを施術するのが良いでしょう。
とくにベースコートや一度塗り目が見違えるほどきれいに、速乾で仕上がる方法が、マニキュアを塗る前に手全体やつめを予冷しておく方法です。
この方法では、ボウルや大きめマグカップなどの器に溜めた冷水や氷水を使います。
各指にマニキュアを塗る直前まで、手やつめを冷やしておく方法です。
手のひら全体が入る程度のボウル、もしくは指1本が収まる程度の大きめマグカップを用意します。
この中には、氷水や冷たい水をたっぷり入れておきます。
目安は指全体がしっかり水の中に浸かる程度の深さです。
マニキュアを塗りたい片手指全体や指1本、まず冷やしておきます。
指先がかじかむくらいがBEST。
冷えたらすぐに乾いたタオルでしっかり水気を取り除いて、一気にマニキュアを塗っていきます。
あまりマニキュアを塗りなれていない方は、塗っている最中に、これから塗る指を都度、冷やしてはタオルで水気を切って塗るようにするとよいでしょう。
たったこれだけ! 意外と簡単ですよね!
塗った後のつめを氷水で冷やす方法もあります。
1塗りで厚ぼったく塗りたいときには表面しわができやすいためあまりお勧めできませんが、ベースコートやベースカラー、トップコートも急いで乾かしたいときには水道水をかけるだけでも非常に乾きが速いもの。
速乾スプレーよりも丈夫で長持ち。そして美しく仕上がるため、セルフネイルベテランには人気の方法です。
溜めた氷水や冷水で冷やす方法と、水道水で冷やす方法2通りの方法があります。
先ほどの手順と同じで、ボウルやマグカップの中に氷水や冷水を用意します。
塗った後のマニキュアのある指を第一関節あたりまで、氷水や冷水の中にそおっと浸けた後、指先全体が冷えて赤くなり始めたら水から丁寧にゆっくり指を引き上げます。
ドライヤー仕上げをする際にも、この冷水を使った方法を併用して表面をある程度固めた後にドライヤーを使えば、滑らかな表面で、美しく強度も高いコンディションに仕上がります。
その後、乾いたころに、乾いたタオルで水分をふき取ります。
もう一つの方法では、水道水を直接使います。
水道水はちょろちょろと指一本にかかってつめ全体を覆う程度の量だけあらかじめ出して、冷水が絶えず流れるようにしておきます。
塗った後のマニキュアのある指を下向きにして一本一本、第一関節の位置に直接水道水を当てて冷やします。1本あたりおおむね1分程度でOK。
オイルなどをつかわないため、美しくかつ固めで長持ちするネイルが出来上がります。
こちらの方法でも、やはりドライヤー仕上げをする際に、この冷水を使って表面をある程度固めた後に使えば、滑らかな表面で美しく強度も高いコンディションに仕上がります。
その後、乾いたころに、乾いたタオルで水分をふき取ります。
慣れてくると全指を一度にこの方法で乾かすこともできるようになります。
いかがでしたか?
今回はマニキュアにドライヤーをかけると早く乾くのか、そして乾かし方と、ドライヤー遣いと併用したいそのほかの速乾TIPSをご紹介しました。
自宅で自分で行うセルフネイルはリーズナブルなだけでなく、サロンではリクエストしにくい、自分が納得のいく方法でベースから仕上げることができるため、こだわり女子にも人気。
今回のさまざまな方法を駆使して「そのネイルすごい!どこのサロンでやってもらったの?」なんて言われるクオリティを目指すのもよいかもしれませんね。