米AppAnnie調べによりますと、スマートフォンのアプリのダウンロード数は年間1970億件にも上るということです。すなわちこれは、リスクの数でもあります。年々増え続けるアプリはくだらない仕掛けで笑わせてくれたり、便利な機能で私たちの生活を豊かにしてくれます。その一方で悪質なアプリも増加しています。2016年、警視庁の発表で半年で889人の児童が悪質なアプリの被害にあったということです。いつなんどきあなたのスマートフォンが餌食になるかわかりません。しかし、スマートフォンにはセーフモードというモードがあります。もしアプリが原因ならばこのモードを使うことで、悪質なアプリを選定し、アンインストールすることも可能です。いざというときのために覚えておきましょう。
Written By アテ ワン
スマホを使っているときに、原因不明の再起動の連続に見舞われた経験のある人もすくなくないでしょう。スマホはいまや生活必需品といっても過言ではないツールです。そんなスマホがある日突然使えなくなってしまったら私たちはどうすればよいのでしょうか?そんなときに頼りになる機能がセーフモードです。このセーフモードを使うことで落ち着いてスマホの復旧を行うことができます。今回はそんなスマートホンのセーフモードについて解説していきましょう。
iphoneを使っていると、リンゴループと呼ばれる状態がおこることがあります。これはアップルのマークが数分間表示された後に、一度歯車状態へなった結果、電源がきれて自動的に再起動するという状態が延々と繰り返される状態です。
この状態になるにはさまざまな理由が考えられるのですが、その原因を突き止めるのは容易でないうえ、そもそも原因を突き止めようにも操作ができません。そんなときに、セーフモードを使います。
iPhoneの場合のセーフモードは基本的にこのリンゴループのようなiOSの不具合の場合の確認用の起動モードだと思っていただいてかまわないでしょう。
恐らく悪さをしているであろうアプリもろとも一度強制的に停止し、iOSを起動し、そこからリンゴループと呼ばれる不具合をおこしているアプリを探し当てることができます。
andoroidスマートフォンでセーフモードを行うことでできることも基本的には同じです。よくある不具合として端末が勝手に再起動をしたり、フリーズを起こしたり、クラッシュする、場合によっては反応が遅いといった症状がでます。これらの症状が起きた場合にセーフモードをすることで、端末にもとから搭載されていたアプリではなく、後から端末にダウンロードされたアプリによって引き起こされたと推定することができるのです。
スマホのセーフモードはすでに既述したように、基本的にもとから端末に入っていたアプリのみで稼動するモードです。ですから基本的にはセーフモードでは使用することができるのはもとから付属されていたアプリだけになります。この状態でいったんリスクからエスケープし、ゆっりと対処していくことができます。
まずはリンゴループ状態になってしまったiPhoneの電源を落とすことから始めます。電源ボタンを長押しして電源を落としましょう。このときもし、反応せずに難しいようなら、スリープボタンとホームボタンを同時に長押しすれば強制終了することができます。
電源を落とせたら、再起動をしてセーフモードの準備をしていきましょう。まずは音量のプラスボタンを押してください。iPhoneの機体の左側に音量ボタンがあり、右にスリープボタンがあるので一緒に押しましょう。音量ボタンとスリープボタンの同時押しで再起動することができます。
音量ボタンとスリープボタンの同時押しで再起動することができたら、画面にりんごマークが現れると思います。この画面になったら右の電源ボタンを離しましょう。しかし、離すのは右の電源ボタンのみで左の音量のプラスボタンはそのままにしておきましょう。しばらくすると画面がホーム画面に切り替わるので音量ボタンから手を離しましょう。
この状態ではまだ、iPhoneが治ったわけではありません。ではどうすればよいかというと、アプリをひとつずつ確認していく必要があります。以下の手順で確認していきましょう。
セーフモードは基本的に電源を切って再起動すれば解除されます。
電源がついている場合はまず、電源を落としていきましょう。
スマートフォンによって大きく差があるかも知れませんが私の使用しているGyalaxyの場合ですと右側についています。ここを押し続けると電源が消えます。
電源を落としたら次は再起動を行いましょう。このとき、いつもどおり画面に電話会社のロゴが表示されます。ロゴが表示されたら本体の左側にある音量ボタンの下を押しましょう。
すると画面にセーフモードの文字がでます。そして画面のアプリがもともと入っていたアプリを除いて黒くなってしまっているのがわかると思います。
スマートフォンのセーフモードで再起動が起こらなくなったら、やはりダウンロードしたアプリのいずれかが問題である可能性が高いので、問題を探していきましょう。探し方は以下の手順に則って行います。
もしも、セーフモードで再起動を行っても問題が発生するような場合はほかのトラブルシューティングをあたる必要があります。
たとえばiPhoneですとSIMカードを抜いてみて起動してみたり、バッテリーの交換を行ったりして改善することもあるようですが、その原因や、問題はさまざまあります。トラブルシューティングを漁っても解決策が見つからない場合は購入した店や、メーカーに問い合わせて、場合によっては修理が必要な場合もあります。
今回はスマホにおけるセーフモードの機能と、その使用方法について解説してきました。スマートホンは生活に欠かせない必需品になりつつあるので、不具合がおきたことのない人もぜひ問題点をしっかりと抑えておきましょう。今回のポイントは以下になります。
以上が今回のポイントになります。スマートフォンにはさまざまなアプリがあり、時には端末に不具合を起こすものもあります。ダウンロードをするときは細心の注意をはかり、それでも不具合が生じてしまうようならば、なるべくはやく対処するようにしましょう。