スマホの電源ボタンが効かなくなった時って、やっぱり焦りますよね。しかし結構、往生際悪くガチャガチャやってると直ることがあるのも事実なんですよね。スマホにはアプリというのもありますし。
Written By 猫俣 ミクスレート
スマホの電源ボタンが反応しない、なんて状況があるかもしれません。特に電源を切っている状態やスリープ状態の時はスマホそのものが使えなくなってしまいますから、これは焦りますよね。
そんな時は修理に出す前に、やれるだけのことをやっておきましょう。ひょっとしたら、ちょっとした操作でスマホの電源ボタンが作動するようになるかもしれません。
またアプリを使うことで電源ボタンが必要な操作を別の手順で行うことができるものもあります。
スマホの電源ボタンが反応しなくなった時は、「強制シャットダウン」を行ってみるのも方法のひとつです。
AndroidOSやiOSといったスマホの基本ソフトが、何らかの原因でフリーズしてしまったために電源ボタンが反応しないというケースもあります。
また重いアプリがスマホのスペックをオーバーしてしまったり、あるいはアプリ自体の不具合でフリーズすることもあるでしょう。
そんな時はスマホの電源を強制的にOFFにし、再度起動することでスマホが元の状態に戻ることもあります。それが「強制シャットダウン」というわけですね。
メーカー別に「強制シャットダウン」の手順をお伝えしましょう。
「強制シャットダウン」以外にも、スマホの電源ボタンが反応しない時に試してみるとよい方法がいくつかあります。
スリープ状態になったままスマホの電源ボタンが反応しなくなった時はなかなかやっかいですよね。そんな時に電源ボタンを使わなくてもスリープモードを解除できる方法があると便利です。
Galaxyシリーズのスマホには「Always On Display」という機能があり、これをONにしておくとスリープ中であっても時計やカレンダーを表示させておくことができます。
そしてこの状態で画面をタップするとスリープ状態が解除されるのです。
しかしこの機能は残念ながらGalaxyにしか搭載されておらず、他の機種では使うことができません。
……と思いきや、まったく同様の機能をもつ「Always On Display-AMOLED」というアプリがあるのです。
これを使うことで「Always On Display」のようにスリープモードをタップひとつで解除できるように。
ただ「AMOLED」ディスプレイ搭載機でない機種の場合はバッテリーの消耗が早くなるという欠点があります。
それ以外にも、このような対処法を試してみてはいかがでしょうか。
バッテリーが切れていては、スマホが壊れていなくても電源ボタンは反応しません。まずは充電を試してみましょう。
電池パックをはずすというのも有効な手段です。あわせて電池パックの接点部分が汚れていないか、綿棒や乾いた布で拭いて確認しておくとよいでしょう。
機種によっては電池パックをはずすことができないものもあります。
意外に思えるかもしれませんが、SIMカードやSDカードをはずすことで正常に戻ることもあります。電池パックと同様、カード類が汚れていないか確認するとよいですね。
Xperiaなど、機種によってはリセットボタンがついているものがあります。リセットボタンを押して再起動させてしまうのも手段のひとつでしょう。
iphoneの場合は、以下のような対処法があります。
DFUモードとは、iTunesにiPhoneのデータをバックアップしたうえで、iPhoneを初期化するというもの。iphoneに入っているデータの破損や消失の心配なく、安全にiphoneを初期化できるというわけですね。
手順としては
あとはバックアップが終わるまで気長に待つだけです。データ量が多ければ30分以上かかることもありますから、焦らずに。
まずは充電が切れていないか確認しましょう。
iphoneでもカード類の抜き差しで再起動がかかり、フリーズが解除されることはあります。ついでにカードや差込口にほこりがたまっていないか、確認しておきましょう。
iphoneは機能の進化とともに熱がこもりやすくなっています。またPCやゲーム機などと同様に、長時間使い続けることによってもどんどん熱がこもってiphoneが熱くなってしまうこともあるでしょう。熱がこもり続けると電源が落ちたりフリーズしてしまいます。
そんな時はiphoneを放電するのが効果的です。放電といってもバッテリー残量が完全にゼロになるまで使い切ればOK。ただ放置しておくだけだと時間がかかるので、画面を明るくしたり、音楽を流したり、ゲームを起動させたままにするなどしてバッテリーを使い切ってしまいます。
するとiphoneの充電を制御するICがリセットされます。ひょっとしたらiphoneが復活するかもしれませんよ。
スマホの電源ボタンが反応しない時、電源ボタンに頼らず別の操作で代用することができるアプリが存在します。
「電源ボタン」のかわりに「音量キー」を押すことでスリープ状態を解除することができるアプリです。使い方は
またこのアプリは「電源ボタン」を使わずにスリープ状態にすることもできます。
ただしこの方法でスリープ状態に入ると、解除する時にパスワード等が必要になるので、ちょっと面倒ですね。
また設定画面で「Boot」にチェックを入れておくと、スマホを再起動しても自動で「Power Button to Volume Button」」が立ち上がるようになります。
iphoneには「Assistive Touch」という機能が標準装備されています。「Assistive Touch」は「電源ボタン」や「ホームボタン」を使う操作や、手順が多くて面倒な操作を簡単に行うことができるようになるという機能。
ここで「画面をロック」するとスリープ状態となり、さらに長押しするとiphoneの電源を切ることができます。また「その他」→「再起動」でiphoneを再起動することも可能です。
他にも音量調節やスクリーンショットの撮影など便利な機能もありますから、使ったことがないという方はいろいろと試してみてください。かなり便利ですよ。
参考元ソフトバンク公式
あらゆる手段をつくしてもスマホの電源ボタンが反応しない場合は、スマホが故障している可能性があります。この場合はスマホを初期化したり修理に出したりすることになるでしょう。
ただしその際に気を付けなければならないことがあります。
スマホを修理に出して戻ってくる頃には、中のデータはたいてい消失しています。
戻ってきた時にいつでも元に戻せるよう、スマホのデータはあらかじめSDカードなどにバックアップをとっておきましょう。修理に出す時にSDカードを抜いておくのを忘れずに。
Googleアカウントを削除しておけば、戻ってきてから再ログインすることで簡単にデータを復旧させることができます。しかしIDやパスワードを忘れてしまうと再発行などの手間がかかりますから、忘れずにメモしておきましょう。
また「楽天Edy」や「iD」などのおサイフケータイを使っている場合は、残高などのデータを戻ってきたスマホに移行しなければなりません。こちらはそれぞれのサービスの公式サイトに移行手順が記載されていますので、そちらを参照してくださいね。
スマホの機能がある程度生きている場合は、自分でスマホを初期化するという方法も。新品で購入した時の状態に強制的に戻すので、保存したデータなどはすべて消失してしまいます。
修理に出す時と同様、データのバックアップなどは必ずとっておきましょう。また初期化の時にSDカードの初期化を行う機種もありますから、忘れずに取り出しておいてください。
Androidのスマホを初期化する手順です。
これでAndroidのスマホは初期化に入ります。
iphoneのスマホを初期化する手順です。
これでiphoneのスマホは初期化に入ります。
さて、スマホの電源ボタンが反応しない時の対処法についてお伝えしてきました。
スマホの電源ボタンが反応せず、画面がフリーズしたまま戻らなくなったら焦ってしまいますよね。しかし復旧する手段や、電源ボタンを使わなくても別のボタンで代替する手段はいくつも存在します。
いろいろな手段を試して、それでもダメな場合はバックアップをとるなど周到に準備してから初期化したり修理に出すなどしてくださいね。