オンラインゲームでチャットを頻繁にする方でなくとも、PSコントローラで文字入力するのは面倒だなと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。私もその一人です。PSストアでゲームを購入するたび、パスワードを打つのがけっこうイラッとしたりしますよね。
Written By 猫俣 ミクスレート
PS4でゲームをしている時、PSコントローラでは不便だなという場面はありませんか。
やっぱり不便だなと思うのは「文字入力」でしょう。オンラインゲームでチャットをする時だけでなく、プレイヤーの情報を入力したり特典のアイテムコードを入力したりすることもあると思います。またPSN(プレイステーション・ネットワーク)にサインインする時のパスワード入力というのもありますよね。
通常は画面上のソフトウェアキーボードをPSコントローラを使って入力しますが、PS4とスマホを接続することで、スマホから直接文字を入力することができるのです。
そこで今回は、PS4とスマホを接続することができるアプリ「PS4セカンドスクリーン」についてお伝えしていきましょう。
PS4セカンドスクリーンを使って、PS4とスマホを接続する方法を見ていきましょう。
PS4セカンドスクリーンは「Google Play」か「App Store」からダウンロードすることができます。
これでスマホ側の準備はいったん完了です。
PS4の電源がOFFだったりスタンバイモードの場合は、端末名が暗く表示され接続することができません。この場合はPS4の電源をONにしてから右上の「・・・」をタップするとPS4の状態が更新され、端末名が明るく表示されてPS4セカンドスクリーンに接続することができるようになります。
続いてPS4にスマホを登録する作業に移ります。
すると画面に8桁の認証コードが表示されます。
スマホの「PS4セカンドスクリーン」側で認証コードを入力する画面になっていますので、PS4の画面に表示された8桁の認証コードを入力しましょう。
入力後に「登録する」をタップします。PS4の状態が「電源がオンです」から「接続しています」に変わっていれば、PS4と「PS4セカンドスクリーン」の接続は完了です。
PS4とスマホは同じネットワーク回線に接続しなければなりません。
……という状況では「PS4セカンドスクリーン」をPS4に接続することはできません。スマホ側も家の光回線に接続しましょう。
「PS4セカンドスクリーン」をPS4に接続するためにはPSN(プレイステーションネットワーク)のアカウントが必要です。普段使わない方は忘れずに登録しておきましょう。
「PS4セカンドスクリーン」はどのゲームにも使えるわけではなく、対応しているゲームでのみ利用することができます。現在はまだ対応ゲームがそれほど多くありませんが、便利な機能ではありますから、いずれ対応ゲームも多く登場するのではないでしょうか。
「PS4セカンドスクリーン」とPS4を接続すると、スマホ画面に
の3つの項目が表示されます。それぞれ何ができるのかお伝えしていきましょう。
普段PSコントローラで操作しているPS4を、スマホのタップやスワイプで同じように操作できるようになります。
ホーム画面からシステム設定をしたり、セーブデータの管理ができますし、PS4に音楽や動画が入っていればスマホからの操作で再生させることも可能です。またPSNでゲームやコンテンツを購入する時もスマホ操作で進めることができますよね。
ただしゲームに関しては「PS4セカンドスクリーン」に対応するゲームだけですから、注意してください。
「切断」をタップすれば、スマホからPS4の電源を切ることができます。その時「PS4セカンドスクリーン」とPS4の接続も自動的に切断されます。
「電源」はPS4をスタンバイモードにするための機能です。食事やお風呂など、ちょっと長めに部屋をあける時はスタンバイモードにしておけば電気代の節約になりますよね。またスタンバイモード中は「電源」をタップすることでスタンバイモードから復帰させることができます。
スマホからPS4の電源をON、という操作は残念ながらできません。
「PS4セカンドスクリーン」の最大の魅力は、スマホから手軽に文字入力ができるという点でしょう。ネット対戦でチャットをする時やパスワードを入力する時などは、ソフトウェアキーボードをPSコントローラで打つよりもはるかに手軽で快適です。
ここでは「PS4セカンドスクリーン」から文字入力をする手順と注意点をお伝えしていきましょう。
たとえば「モンスターハンター:ワールド」であれば
この状態でPSコントローラを使って文字入力を行うことができます。ここまでの手順はゲームによって異なるので、それぞれのゲームの説明書などを参照してください。
画面にキーボードが表示されて文字入力が可能な状態になったら「PS4セカンドスクリーン」を起動しましょう。
これでスマホ側にもキーボードが表示され、スマホから文字入力ができるようになります。PSコントローラを使って文字入力するよりも、手軽に早く打てるようになるのではないでしょうか。
スマホから文字入力を行う時、注意しなければならない点がいくつかあります。
「PS4セカンドスクリーン」はどんなゲームにも対応しているわけではありません。「PS4セカンドスクリーン」に対応していないゲームではスマホに文字入力画面が表示されず、スマホから文字入力することはできません。
「PS4セカンドスクリーン」に対応しているゲームでも、スマホから文字入力ができるのはPS4の画面で文字入力を受け付けている時だけです。この時にはPS4の画面にキーボードが表示されていますから、この状態を確認してから「PS4セカンドスクリーン」を起動しましょう。
「PS4セカンドスクリーン」が便利なのはなにもゲームの時だけではありません。ホーム画面でも「PS4セカンドスクリーン」を使うことで、スマホをPSコントローラのリモコンがわりに使うことができるのです。
スマホの操作は、以下のとおり行います。
スワイプで移動してタップで決定、間違えたら画面下部の×ボタンで戻るという操作で、だいたい事足りるのではないでしょうか。
ゲームを終えた後で電源を切ったり、新しいゲームや追加アイテム購入のためにPSストアを利用したりする時に、スマホを使って操作することができますから、なかなか便利な機能ですよね。
さて、PS4とスマホを接続するためのアプリ「PS4セカンドスクリーン」についてお伝えしてきました。
対応ゲームがまだ少ないのが残念ですが、とても便利な機能ですから、いずれ対応ゲームも増えてくるのではないでしょうか。またゲームで使わなくとも、PS4のちょっとした操作をスマホから手軽に行えるのは、なかなか便利でいいですよね。
「PS4セカンドスクリーン」をぜひ使ってみてはいかがでしょうか。