私自身もゲームをしたり動画を再生する時に「なんとか縦向きから横向きにできないかな~」という状況はかなり経験しました。アプリの仕様です、と言われても見づらいものは見づらいですものね。いろいろ試して見やすい画面配置になってくれれば、ゲームにも動画にもさらにのめりこめるというものですよ。
Written By 猫俣 ミクスレート
スマホは縦向きに使っていれば縦向きの画面に、横向きに使っていれば横向きの画面になるよう自動調節する機能になっています。しかしゲームをしている時など、画面が横向きになってほしいのに、縦向きに固定されてしまったまま動かないなんてこともありますよね。
スマホの画面が回転したりしなかったりという現象には、きちんと原因があります。ここではスマホの画面が回転しない原因を明らかにしていくとともに、Androidとiphoneのそれぞれについて対処法や便利なアプリをお伝えしていきましょう。
iphoneの場合、スマホの画面が回転しない原因としてどんなものが考えられるでしょうか。
スマホ画面の向きを強制固定したままにしている可能性があります。画面下部からスワイプして「コントロールセンター」呼び出し、「画面ロック」をタップして画面の強制固定を解除しましょう。
iphone6以降はスマホ画面が大きくなっており、ディスプレイの解像度を調節する「画面表示の拡大」という機能がついています。これを使うことで画面を拡大表示することができるのですが、iphone 6 plusとiphone 6s plusでは拡大表示中はホーム画面を回転させることができなくなるのです。画面表示を標準に戻しておきましょう。
それでもスマホの画面が回転しない場合は、一度iphoneを再起動してみましょう。
iphoneの場合は、以下の手順で設定してみてください。
スマホの画面が回転しない原因がアプリによるものか、それともスマホの設定が原因なのかを電卓アプリでチェックすることができます。もし電卓アプリを起動している状態でスマホの画面が回転しない場合は、スマホの設定で画面がロックされていることになりますよね。ステータスバーにも「画面の向きをロック」のアイコンが表示されているでしょう。その場合は
画面下部から上へ向かってスワイプし、コントロールセンターを表示
「ロックアイコン」をタップしてOFFにする
で画面ロックを解除することができます。
iphone 6 plusやiphone 6s plusでは「画面の拡大表示」がONになっていると画面がロックされてしまうようです。
「設定」をタップ
「画面表示と明るさ」をタップ
「表示」をタップ
「標準」をタップ
「設定」をタップ
これで「画面の拡大表示」がOFFとなり、ふたたびスマホの画面を回転させることができるようになります。
iphoneの場合の最終手段をお伝えします。
設定を確認してもスマホの画面が回転しない場合は、iphoneの再起動をしましょう。ゲームなどでセーブしていないアプリがないかチェックしてから再起動してください。
「スリープ/解除ボタン」を長押し
赤いスライダが表示されたら、左から右へスライダをドラッグ
しばらくすると電源が落ちる
「スリープ/解除ボタン」を長押し
Appleのロゴが表示されたら、数秒間待ってから指を離す
それでも症状が改善されない場合は、Appleのサポートにアクセスしてみましょう。
まずはスマホの「設定」で自動回転がONになっているかを確認しましょう。OFFになっている場合はスマホの画面は固定されたままとなります。きちんとONになっている場合、スマホの画面が回転しない原因として次のような原因が考えられます。
利用しているアプリやページによっては、画面が縦向きもしくは横向きで固定され、向きを変えられないということがあります。同じアプリで何度やってもスマホの画面を回転できない場合は、向きが固定されているアプリであるのかもしれません。
アプリによっては、アプリ内の設定画面でスマホの画面の回転をON・OFFする機能がついている場合があります。アプリ内の設定でOFFにしている場合は、スマホそのものの自動回転がONになっていてもスマホの画面は自動回転しません。
あらゆる手をつくしてもスマホの画面が回転しない場合は、アプリやスマホそのものに故障や不具合がある可能性があります。その場合はスマホを再起動することで改善されることもあるかもしれません。
Androidのスマホで画面が回転しない場合は、以下の手順で設定を変更してみてください。
「設定」をタップ
「デバイス」内にある「ディスプレイ」をタップ
「画面の自動回転」をONにする
画面上部から下に向かってスワイプし、通知領域画面を表示
「画面の自動回転」をタップしてONにする
設定を変更してもスマホの画面が回転しないときは、最終手段として以下の方法をとってみましょう。
電池パックを取り外せる機種であれば、これで一時的な不具合を解消できる可能性があります。電池パックが取り外せない機種の場合は強制的に電源を落とすことで同様の効果が得られます。強制終了という方法ですね。
意外ともいえる方法ですが、スマホの不具合を解消する手段のひとつです。画面がフリーズしたときにSDカードを抜いたことで再起動できた、なんてこともありますからね。ゴミやほこり、水が混入していないかチェックすればさらに効果的でしょう。
アプリの起動を一時的に抑制するのがセーフモード。PCにも搭載されていることが多い機能ですよね。セーフモードを使えばスマホの不具合なのか、アプリが原因なのかを判断することも可能です。
ソフトウェアを自動アップデートしていない場合は、アップデートを行うことでシステムの不具合を解消できる可能性があります。
「設定」をタップ
「システム」内にある「端末情報」をタップ
「更新を手動でダウンロード」をタップ
スマホの設定を変える以外にも、フリーのアプリを使ってスマホの画面の回転を操作することができます。ここではスマホの画面の回転に関わるアプリを紹介していきましょう。まずはAndroidから。
通知領域からスマホの画面の回転を制御するアプリです。使い慣れていないアプリなどは、そのつど設定を変えてしまうのがラクですよね。
Rotation Controlのアプリを起動させます。
「回転制御開始」をONにしましょう。
「自動起動」をONにしておけば、スマホ起動時に自動でRotation Controlが起動します。
通知領域からスマホの画面の回転を設定することができます。
アイコン表示の意味がわからない時は、ヘルプで確認しましょう。
こちらはシステム全体、もしくはアプリ単位でスマホの画面の回転を設定するためのアプリです。
「グローバル回転」ではシステム全体を設定。
「アプリごとの設定」ではアプリごとにスマホの画面の回転を設定します。
「強制的に自動化」することで、起動時に毎回設定しなくても自動で設定した通りの向きで表示してくれるのです。
もちろん通知領域からも設定できますから、アプリを起動してみてスマホの画面を回転させたいと思ったら、その場で設定を呼び出すことも可能です。
とても便利なアプリですが、有料(219円)なのが残念。1週間の無料期間がありますので、試しに使ってみてはいかがでしょうか。
iphoneにも、もちろんスマホの画面の回転を制御するアプリがあります。
iOS10以降に対応している、スマホの画面の回転を制御するアプリ。
メニュー画面では
Enalble:Preferred Rotationを有効にする
Disable Rotations:ホーム画面の回転をロックする
Disable in Apps:画面の回転のロックを無効にするアプリを選択する
Force Landscape:フルスクリーンの動画を常に横画面にする
といった機能があります。
動画の回転や反転という用途に限定されていますが、Sym Playerという動画プレイヤーアプリがあります。iphoneで撮影した動画だけでなく、YouTubeやニコニコ動画などの動画サイトの映像にも適用できるのが特徴といえるでしょう。
さて、スマホの画面が回転しない原因や対処法、スマホの画面が回転しないというときに役立つアプリを紹介してきました。
スマホの画面が回転しない原因として「画面回転の設定がOFFになっている」「使っているアプリそのものが画面の反転に対応していない」「スマホやアプリの不具合」などが考えられる
対処法としては「設定をチェックする」「スマホを再起動する」などの方法がある
スマホの設定を変える以外にも、手軽にスマホの画面の回転を制御するアプリがある
もしスマホの画面が回転せず、画面が見づらくなってしまったらイライラしてしまいますよね。そんな時はお伝えしてきた原因や対処法、便利なアプリを思い出して解決しましょう。