パソコンがメモリ不足になった!パソコンのメモリ不足の原因および対処法を解説します

目次

パソコンがメモリ不足になった場合にどうしたら良いのかを解説します

パソコンを操作していると、突然動かせなくなる。ソフトがいきなり強制終了する。買った時は大丈夫だったのに、最近動作がいちいち遅い。起動にも時間がかかる。パソコンを使っているとよく遭遇するトラブルで、とてもストレスが溜まります。

故障の可能性も否定できませんが、こうした症状はメモリが不足している時によく見られ、ユーザー自身の操作で元通り改善する場合があります。メモリ不足とは、故障ではありません。

この記事ではPC操作におけるメモリ不足の意味と原因、調べ方と解消方法などを解説します。

パソコンのメモリ不足

パソコン メモリ 不足

パソコンのメモリ不足とは

メモリ不足とは何か?を理解するために、パソコンの動作の仕組みを簡単に解説しましょう。

パソコンの動作は、よく「作業者」、「机」、「引き出し」に例えられます。全てのソフトやファイル(画像や動画、文書など)は「引き出し」にあたるHDDなどの内部ストレージに収納されています。

例えばユーザーが、絵を描こうと対応するソフトを立ち上げた際、「引き出し」から「机」に出され、「作業者」であるCPUが実際の操作をします。この「机」にあたるのがメモリです。

内部ストレージが恒久的な保存場所なのに対し、メモリは一時的な記憶領域です。メモリの大きさはバイト単位で表わされ、メモリの容量が大きいほど(CPUの性能も関係しますが)一度にできる作業量を増やすことができます。

メモリ不足とは、「机が小さい」場合と、「机に対して出したものが大きすぎる」場合に起こる症状です(相対的には同じ意味ですが)。

パソコンがメモリ不足になる原因

パソコンがメモリ不足になる原因①ソフトウェア

パソコンにおけるほぼ全ての動作は、「プログラム」が「ファイル」を開くことで行われています。先ほどの絵を描くという動作だと、引き出しから筆や絵の具など(プログラム)と、スケッチブック(ファイル)を机に出し、ユーザーの操作を作業者が代わりに命令する、という手順になります。プログラムとファイルを合わせて「ソフトウェア(ソフト)」と呼びます。

実際には何もしていないように見えても、パソコンを構成するソフトのプログラムがさまざまな動作を行っています。

①-①立ち上げ直後からパソコンが重い場合

パソコンには常駐(スタートアップ)プログラムというものがあります。電源ボタンを押した直後から、立ち上げて画面が表示される間に最も基本的なOS(オペレーティングシステム)や各種設定プログラム、アンチウイルスソフトなどのユーザーが設定した常駐型のプログラムが起動します。

立ち上げ直後から重い場合は、OSか常駐プログラムがメモリ容量を圧迫していることが原因です。

①-②特定のソフトを起動するとパソコンが重くなる場合

一部のソフトは、起動や操作にかなりのメモリ容量を要求するものがあり、文書を取り扱うソフトよりも画像や動画の編集ソフト、ゲームなどの方がメモリを食いやすい傾向があります。

パソコンを立ち上げてからソフトの起動がきっかけで操作が重くなってしまう場合、OS+常駐+起動ソフトの合計が、パソコンのメモリ容量を上回っている可能性が考えられます。

パソコンがメモリ不足になる原因②性能不足

全ての電化製品がそうであるように、PCも技術進化のスピードが速いです。本体側(ハード)に合わせて、ソフトも多機能に進化しました。

画面がきれいになる、便利になる、できることが増えるとほぼ100パーセントサイズが大きくなり、サイズが大きくなるとストレージやメモリ容量を圧迫します。

これが原因で、例えば10年前に買ったパソコンではOSすら動かせないということもあるでしょう。

メモリ不足になることで起こるパソコンの不具合

メモリ不足になることで起こるパソコンの不具合①重くなる、固まる

メモリが不足するとたいていの場合、マウスクリックやキーボードで文字入力してもすぐに反応しなかったり、動かなくなってしまったりします。

特定のソフトが原因の場合は最悪立ち上げないことで回避できますが、OSや常駐型プログラムが原因の場合、設定の変更が必要になるでしょう。

メモリ不足になることで起こるパソコンの不具合②起動しない、落ちる

こちらもよくあるケースで、パソコンが起動しない、ソフトが突然消える、ひどい時にはパソコンの電源ごと落ちる場合もあります。

故障やシステムエラーの可能性も考えられますが、まずはメモリ不足の可能性を考えて対処するのが、原因を特定するためにも有効です。

パソコンのメモリ不足の調べ方

パソコンの動作に問題がある原因がメモリ不足によるものかを調べるためには、「タスクマネージャー」を使用します。

  • タスクマネージャーの起動

キーボードのCTRLキーとALTキーを同時に押したまま、DELキーを押すと、↓の画面が出てきます(Windows7の場合)。

パソコン メモリ 不足

一番下の、タスクマネージャーの起動をクリックすると、↓の画面が表示されます。

パソコン メモリ 不足

↑の画面は起動したタスクマネージャーの上部にある、パフォーマンスのタグをクリックした画面です。

この画面で中段左にあるメモリという文字の下を見ると、電池残量のような表示が確認できます。これは、全体のメモリ容量に対してどれだけメモリを消費しているかの目安を表わしたもので、満タンに近づくほど、動作に影響を与える可能性が高くなります。

また、すぐ下にある物理メモリ(MB)と表示された文字に囲まれた部分でもメモリ残量を確認できます。この画面の例だと約16GBの総メモリ領域に対して利用可能メモリは約11.5GBあり、約4.5GBを使用しているという意味です。

ちなみに、この時点で起動していると自分で認識しているのはWEBブラウザ(Google Chrome)とタスクマネージャーぐらいです。にもかかわらず、4GBを越えるメモリを消費しています。つまりこのPCのメモリが4GBであった場合は、重くなったり立ち上げられなかったりする可能性があるということになります。

次に、「どのプログラムがメモリを消費しているのか?」を調べましょう。

タスクマネージャーの画面で上部にあるプロセスのタグをクリックします。

パソコン メモリ 不足

プロセスのタグをクリックし、その下やや右にあるメモリをクリックすると、現在動いているプログラムでメモリの使用量が大きい順番に並び替えられます。上の方から優先的に停止や削除をしても良いプログラムを選ぶことになります。

ウィンドウズボタンから調べるには

何らかの理由で操作ができない場合、左下のウィンドウズボタンからもタスクマネージャーの起動が可能です。

ウインドウズボタンをクリックしてメニューを表示し左下の検索ウインドウにタスクと入力します。

検索表示された一覧の中から、タスクマネージャーでの実行中のプロセスの表示を選択すれば、タスクマネージャーが起動可能です。

パソコンのメモリ不足の解消方法

パソコンのメモリ不足の解消方法①不要なプログラムを整理する

起動直後から重いこと、特定のソフトを起動させると動作しないこと、両方に共通する解消方法として、常駐プログラムを整理することがあります。先ほどのタスクマネージャーのプロセス画面でメモリ順にソートした一覧を参考にします。

ウィンドウズボタンをクリックしてメニューからコントロールパネル→システムとセキュリティ→管理ツールと選択し、表示されたプログラムの中からシステム構成を選択し、ダブルクリックします。

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表示された画面の上部、スタートアップタグをクリックすると↑の画面が出てきます。これが、パソコン起動直後から同時に立ち上がり、メモリに影響を与えているプログラムの一覧です。

任意のプログラムのチェックを外して適用→OKとクリックし再起動するとユーザーが操作しない限り起動しない設定に変更可能です。

  • 注意点!!

スタートアップタグから停止する際は、基本システムに関わるものを停止しないように気をつけてください。製造元にMicroSoftやIntelの表記があるものは操作や画面表示に関わることが多く、下手に停止すると悪影響を与えます。

上記の例で言うと、基本システムに関わらないスタートアップ(常駐型プログラム)としてOverwolfLuncherが見つかり、タスクマネージャーのプロセスから関連のプログラムを参照して足し合わせると200MB程度を使用していることがわかりました。

これはマウスを購入し、パソコンに接続設定を行う際についでに導入されたプログラムなので、仮に停止しても問題ありません。

このように新しいデバイスやソフトを導入した時に、ついでにいつの間にかインストールされたソフトというのは意外と多く、一つ一つは小さなサイズでも足し合わせるとGB単位のメモリを消費していることもあります。

スタートアッププログラムを停止してメモリ領域に余裕ができると、パソコン操作が改善される可能性があります。

余談ですが、メモリとは別にストレージ容量が圧迫されることでも、メモリ不足と似た挙動をすることがあります。この場合は、画像や動画ファイルを外部ストレージに移すことも検討してください。

パソコンのメモリ不足の解消方法②パソコンのメモリを増設する

常駐プログラムを切っても改善されない、特定のソフトが重過ぎるが作業に必要という場合は、メモリを交換、増設することで動作が快適になる可能性があります。

ノートタイプ、デスクトップのパソコン共に内部を空けて換装する必要がありますが、比較的簡単に行えるでしょう。

↑のようにパソコンのタイプによって分かれていることがほとんどです。

注意点として、

  • 換装するとメーカー修理の際、補償対象外になる場合がある。

  • ほかのパーツとの兼ね合いで動作しない場合もあるので仕様を確認する必要がある。

  • メモリ以外にも原因がある場合、動作が改善されない場合がある。

以上3点があります。

パソコンのメモリ不足の解消方法③パソコンのメモリ不足を解消してくれる機能やソフト

スタートメニュー(ウインドウズボタン)→全てのプログラム→アクセサリ→システムツール→ディスククリーンアップと選択することで、余剰ファイルの圧縮、整理が可能です。劇的な効果は期待しにくいですが行ってみる価値はあります。

ほかに、レジストリ(内部データ)を直接触る操作や、書き換えるフリーソフトがありますが、一歩間違えるとパソコンに重大な悪影響を与え、最悪操作不能になる場合もあるのでおすすめはできません。

特にフリーソフトはウイルス混入の可能性もあるので十分に注意してください。

パソコンのメモリ不足の解消方法④新しくパソコンを買い替える

本来、よほど負担のかかるソフトをあとから導入しないかぎり、メモリ容量は気にしなくても大丈夫な場合が多いです。

普段使いをしていて動作が遅くなるということは、OSや常駐型のプログラムだけでメモリが一杯になっているということになります。

また、動画編集やゲームをする際は、メモリだけでなくCPUやGPU(画像処理に特化したパーツ)も重要で、現環境では総合的に性能が不足している場合もあり、より快適に動作させたい場合は5年程度を目安にパソコンを新調するという選択肢もアリです。

まとめ

パソコン メモリ 不足

今回はパソコンのメモリが不足している場合に起こる症状、メモリ不足の原因や解消方法を解説してきました。適切な対処でより快適な環境を作ってみてください。

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アメ フラシ
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