パソコン作業を毎日ように行っており、作業によってはパソコンへの負荷が多くかかりフリーズしてしまうということがよくあります。また、原因を突き止めて改善を行うといったこともよく行っているため、参考になればと思います。
Written By 宮ノシタノ コトリ
パソコンで作業をしているときなど、突然パソコンのファンが音を立ててうるさくなり、キー入力などの操作を受け付けなくなってしまうことってありませんか?そう、フリーズです。パソコンに負荷がかかりすぎてオーバーフローしてしまい、入力を停止してしまう現象です。そうなってしまった時って、とても焦るしびっくりしますよね。そんな時でも慌てずしっかりとした対応をして、パソコンを復旧させましょう。
パソコンはメモリやCPUと呼ばれる情報を処理する機関が備わっています。人間の脳みそのように、たくさんの物事を考え、処理する機関に似ています。次々に入力される情報を処理するため、メモリやCPUをフル回転させます。メモリやCPUには当然、パソコンの種類やスペックによって上限が決まっています。その上限を超えた情報処理を行わせると、パソコンは処理が追いつかずパンクしてしまいます。その状態がいわゆるフリーズ状態です。特徴としては、フリーズのほかパソコンの発熱を緩和させるためのファンがブーンとなっていることが多いです。
ウィルスに感染してしまっている場合、パソコンの情報処理を阻害したり、そもそものパソコンの起動するためのOSに障害を負わせることになります。つまりパソコンが正常な状態で物事の処理が十分に行えず、結果、パソコンがフリーズしてしまうということがあります。人間同様に、ウィルスにかかってしまったら早急なメンテナンスが必要です。
最近のパソコンは自身で情報のアップデートがないかを定期的にチェックするようになっています。自動的に新しいバージョンを更新して、最新の状態に保つための機能ですが、時にパソコンに思わぬ負荷をかけてしまい、フリーズしてしまう…。ということが少なくありません。自動更新はパソコンのOSを作っている側がリリースしたタイミングなどで行われるため気がつきにくく、作業中とバッティングしてしまうということもあります。
パソコンで更新が行なわれている際は、ポップアップなどでお知らせがきていることがほとんどですので、もれなく確認をしておきましょう。更新が行なわれていることを確認した場合、下手に作業を並行せず、更新が終了するまで待ちましょう。更新はデータのダウンロードやファイルの上書きなどを行っているため大忙し、そんななかあなた自身の作業を行ってしまうと負荷が大きくかかってしまいますよ。
お使いのパソコンがWindowsの場合は、旗のマーク(Windowsのマーク)を押してみましょう。スタートメニューが表示されるようであれば、特定の処理に負荷がかかっている状態ですので、負荷を取り除いてあげることでフリーズを防げます。
まずはMacの方はアクティビティモニタを開きましょう。Windowsの方はタスクマネージャーを開いてください。今パソコンが何の処理に追われているかを確認できる機能です。その中で極端にメモリやCPUに負荷がかかっているソフトやアプリケーションを探しましょう。
アクティビティモニタやタスクマネージャーで、メモリやCPUに極端な負荷をかけているソフトやアプリケーションを発見したら、終了させましょう。ソフト/アプリケーションの閉じるボタンが動かない場合は、アクティビティモニタおよびタスクマネージャーから強制終了できるので、無理やり終了させてパソコンへの負荷を取り除きましょう。これが間に合えばパソコンがフリーズせずに済みます。
パソコンがフリーズし、マウスは動くような状態であっても、何も操作を受け付けなくなってしまうということはよくあります。何も入力を受け付けない場合は、対処する術がほぼありませんので、パソコンを強制的に終了させる手段をとりましょう。電源ボタン長押しで強制終了も動じないほどの場合は、電源コードを抜く、バッテリーを外して強制的かつ物理的に電源を落としましょう。
パソコンが動かなくなってしまった際、手っ取り早く電源を落とす方法は電源を強制的に落とす方法です。簡単に行えてしまいますが、非常に危険な行動だということを覚えておきましょう。
パソコンは終了させる際、通常はいろいろな情報処理を終了させてから電源を切る、というところまでを行っています。電源ぶつ切りはその過程をすっ飛ばして強制終了させるわけですから、パソコンには大きな負担になり寿命を縮めてしまう要因になります。あくまで最終手段だという認識を持っておきましょう。
自動更新時などにパソコンが動かなくなってしまった場合は、一旦電源を落とし、再度電源を入れましょう。立ち上がったらそれまで行っていた作業は一旦停止し、ソフトウェアなどの更新を行って最新の状態にしましょう。更新さえ終わってしまえば、パソコンにかかる負荷が消えるので、フリーズするリスクが大きく減ることにつながります。
パソコンは自動的に新しいバージョンを取り入れ、日々更新を重ねていっています。パソコンが動かなくなってしまった際、パソコンを復旧させた後は、何の処理に負担がかかっていたのか原因を追求しましょう。普段から何気なく見ているインターネットブラウザなども原因になっていることが少なくありません。特に最新のバージョンになったばかりのブラウザソフトは、不具合で過度なメモリ消費やCPUへの負荷が現れることもあるため、修正が行われるまで該当するブラウザは使用しないなどの対処ができるようになりますよ。
特にソフトによる負荷などが確認できないまま、パソコンが動かなくなってしまう場合はウィルスの可能性も捨て切れません。パソコンにウィルススキャン、ウィルスチェックソフトを導入してPC内部の確認を行いましょう。パソコンにウィルスが確認でき次第、復元などの処理を行って綺麗な状態に戻しましょう!
どんな対処をしてもパソコンが動かなくなってしまうという場合は、ウィルス感染の疑いがかかります。ウィルススキャンや有料で販売されるウィルスバスターなどのサービスを利用しましょう。
また、どのような行動を行った際にパソコンが動かなくなってしまうかなど、詳細を確認しておくこともおすすめします。特定の行動でフリーズする、といった場合は原因を特定しやすくなります。
パソコンの故障もパソコンが動かなくなってしまう原因のひとつです。メモリやCPUなどパソコン内部の機能にガタがきてしまうとパソコンが動かなくなってしまう症状が起きやすくなってしまいます。
パソコンが動かなくなる原因に挙げられるものとしては、パソコンのスペックが低いという点です。パソコンで活用する機能やソフト、アプリケーションは日進月歩のように日々進化し続けており、また、パソコン自体もより高スペックなものが次々と発売されます。当然、新しいものは新しいパソコンに対応するように進化をしていくため、古いパソコンでは動かすためのスペックが足らない…。ということがよくあります。特にCPUやメモリなどは古いパソコンほど容量が少ないため、最新のソフトを動かすなどで不便が生じます。
あまりにパソコンが古いものであれば、買い替えも検討すべきでしょう。
パソコンが動かなくなってしまったら、まずは焦らずパソコンのタスクマネージャーやアクティビティモニタを開いて原因を探しましょう。その後、原因となっているソフトを強制終了し、経過を観察しましょう。それでも動作が元に戻らない場合は、パソコンの電源を落として、再度立ち上げましょう。立ち上がった後に、原因は何なのかを調べ、対策を行うようにしましょう。ウィルスの場合はいくら強制終了を行っても同じ症状に陥ることがほとんどですので、早急に対応をおすすめします。
また、パソコンで行っている作業と、パソコン自体のスペックの不釣り合いでもフリーズは起きてしまいます。パソコンの性能を確認して、何がどこまでできるのかをあらかじめ知っておくことをおすすめします。