今や仕事でパソコンを使わない日はありませんが、キーボード入力はそこまで得意ではありません。なので本記事でも紹介している「単語登録」をしょっちゅう使っているのですが・・・非常に便利ですよ!まだ使ったこと無いという方は、この機会にぜひお試しください!!
Written By 立早 問十
パソコンで文字打ちをしている時などに「あれ?これってどうやって変換したらよいのだろう?」と思うことって・・・皆さんありませんか?
普段使っているスマホだと文字入力に「予測変換機能」が搭載されているため、全部の文字を打ち込む前にどんどんと変換していってくれます(過去の入力履歴だけで文章が作れたりもしますよね…)。ところがパソコンのキーボードで入力する場合は、基本的にその文字をキチンと入力しないと変換ができません。
今回はそういった中でも「何て打ってから変換すればよいのか?」と疑問に思われることが多い「→」や「↑」、「←」や「↓」といったいわゆる「矢印」をピックアップし、その入力方法について説明していきたいと思います。
※本記事はwindows7環境での入力方法について説明をしております。あらかじめご了承ください。
結論から言うと、キーボードで「やじるし」と入力して変換すれば「→」も「←」も「↑」も「↓」も全て変換候補から選ぶことができます。
こんな感じに表示されます。「⇒」や「⇔」なども出てきます。
同様に「うえ」と入力して変換すれば「↑」を変換候補から出すこともできますし…
このように「した」と入力して変換すれば「↓」を変換候補から出すこともできます。
また「←」は「ひだり」、「→」は「みぎ」とキーボードで入力すれば同じく変換候補から選べます。
尚、キーボードの「テンキー」では「4」には「←」、「6」には「→」、「8」には「↑」、「2」には「↓」の表記があるので、それらを使って矢印を出すことができるように思われますが・・・残念ながらそれはできません。
あくまで「テンキー」のそれらの矢印は、NumLockを解除した場合に「矢印キー」と同じようにカーソルなどの移動をさせることができるようになる、という意味なのです。
ちなみにIMEで「Google日本語入力」を使われている場合は「ショートカットキー」を使うと非常に便利です。
後述する「辞書登録」と組み合わせれば、さらに入力の手間を減らすことができるようになりますよ。
他には「マウス」を使うといった方法もあります。厳密にはMicrosoft IMEを利用されているのならば「IMEパッド(手書きツール)」を使用して、手書きで「矢印」を入力する、ということです。
やり方は簡単です。
①IMEのツールから「IMEパッド(手書きツール)」をクリックして起動する
デスクトップにあるこのアイコンですね。
②IMEパッドの入力枠内に「矢印」をマウスで描く
「→」を描いてみました。
③変換候補から「→」を選ぶ
赤丸で囲ってある「→」をクリックして選んでください。
このようにマウスを使って手書きで矢印を描くことでも、矢印を入力することができます。
「↑」もこの通り。
※ただ、余りに矢印の形がいびつだったりすると、変換候補に表示されなかったりもします・・・。
結局のところキーボードとマウス(手書き入力)、どちらを使ってもパソコン上で「矢印」を出すことはできます。
しかしながらキーボードを使うようにすれば、文字打ちは基本的にキーボードだけで完結するのに対し、マウス(手書き入力)を併用するとなると「他の文字はキーボードで入力→その後で『矢印』だけマウスを使って手書きで入力」という段階を踏まないといけなくなってしまいます・・・。
いずれを選ぶかは皆さんそれぞれですが、筆者としては個人的にはキーボードで完結した方がスマートではないかな?とは思います・・・。
尚、キーボード入力で毎回「やじるし」や「みぎ」、「ひだり」と打って変換するのが面倒という方には、次にご紹介する「単語登録」を活用されることをおすすめします。
単語登録とはパソコンの「文字入力ツール(マイクロソフトIMEなど)」に、頻繁に使う言葉や単語を登録できる機能のことです。
例えば「いつ」と入力すれば、「いつもお世話になっております」という文章を変換候補から出したりすることもできたりします。単語登録をしておけば打鍵数(キーボードを打つ回数)を減らすことにもなり、文字を打つ手間が省けることにも繋がります。
引き続き、具体的にその手順を説明していきます。
例えば全角で「m」とキーボードで打てば「→」が変換候補に出てくるように単語登録をするには、以下のように設定します。
①IMEのツールから「単語/用語の登録」をクリックして起動する
②「単語/用例の登録」が表示されるので…
③「読み」欄に登録する単語(全角の「m」)を入力する
④次いで「語句」欄に変換候補に出す単語(「→」)を入力する
⑤左下の「登録」をクリックして完了
こうすると全角でキーボードで「m」と打てば「→」が変換候補に出てきます。
全角「m」の変換候補で即座に出るようになるので、普通に「みぎ」とキーボードで打って変換するよりも、短時間で入力することができますね。
同じように全角で「h」と打てば「←」が変換候補に出てくるようにしたり、「う」で「↑」、全角「s」で「↓」が出るようにすることもできるので、使用頻度に合わせて設定してみてください。便利ですよ!
さて、本記事ではパソコンのキーボードで矢印を打ちたいと思っている方に向けて色々とそのやり方を説明してきましたが・・・いかがだったでしょうか?
残念ながら「矢印キー」は入力に使うことはできません。また「手書き入力」を使えば、矢印をマウスで描くことで変換候補から選ぶこともできます。ただ、何といっても一番手っ取り早いのは、キーボード入力に終始することです。「単語登録」と組み合わせれば、打鍵回数(キーボード入力回数)を減らすこともできますし、時間的なロスも減らせます。「Google日本語入力」のショートカットキーを組み合わせれば、さらに便利です。
皆さんも今回紹介したやり方を参考に、効率的なパソコンライフをお過ごしくださいね!