イヤホンもヘッドホンもその形状・用途・音質・携帯性・その他等様々な違いがあります。日頃から何気なく使っているイヤホンにも重低音を重視したものから装着感に優れたもの,ヘッドホンでも軽量化に重点を置きながら低音から高音まで幅の広い音質を実現させているものからドライバーを大口径にして臨場感あふれる音に仕上げたものまで多種にあふれています。
また耳に優しい形状・重量のものも研究されその使い途としてスピーカーで大音量では聞けない時のための代用品ではなく一つの単品オーディオとして位置づけられています。
今回はそんなイヤホンとヘッドホンの違いについて徹底比較していきたいと思います。
イヤホンとヘッドホンの大きさの違いで耳の中に入れて使用するのがカナル型,耳に引っ掛けるのがインナーイヤー型,また耳全体を覆うように被せるのがヘッドホンタイプです。イヤホンの中にもスポーツタイプのようにヘッドホンタイプに近いものもありますがインナータイプのようです。
音質を左右するポイントとしてまずはドライバー(駆動方式)がダイナミック方式かバランスドアーマチェア方式,その両方を持ち合わせたハイブリッド方式といった部分があげられます。
ダイナミック方式は再生できる音域が広くまたバランスが良くそのドライバーが大きければ大きいほど重低音から高音域まで楽しめるためイヤホン,ヘッドホンともに採用されています。
バランスドアーマチェア方式はクリアで繊細な音色を再生できる反面再生できる音域が狭いためそのドライバーを複数搭載させることで音域を広めています。
もう一つのハイブリッド方式は低音部をダイナミック方式,中高音部をバランスドアーマチェア方式といったように両方の特性を合わせているため主にイヤホンに採用されています。
次にイヤホンやヘッドホンのパッケージに記載されている再生周波数帯域ですが,一般的に人間が認識できる周波数帯域は20Hz~20,000Hzと言われてます。
もちろん個人差がかなりありますので絶対的ではないのですがイヤホンやヘッドホンはほとんど低域は5Hzぐらいから高域は30,000Hz以上あり余裕で聴くことができます。
また最近では高音質のハイレゾオーディオに対応したタイプがたくさん生産されてきていますので更に高音質になってきているのです。
持ち歩く時,例えば通勤,通学,ジョギング,その他スポーツ時に便利なのがイヤホンですが中でもBluetoothタイプなどはデジタルオーディオ本体との接続するケーブルがないため特にスポーツに向いています。
またヘッドホンも折りたたみができ収納性に優れたタイプもあり外出時低音から高音までゆったりと音楽を高音質で楽しみたい方には最適なヘッドホンもありますので使い途に応じて替えてみてはいかがでしょう。
イヤホンもヘッドホンも装着感が重要なポイントになり,イヤホンなどは耳にフィットするタイプかそうでないかは実際試してみないと感じわからないし,ヘッドホンも同様に耳の上部にイヤパッドがピッタリとフィットするかを試してみてから選ばれた方が良いでしょう。
一般的にイヤホンはPOPS系やボーカル中心,ヘッドホンはクラシックやインストゥルメンタルなどのような楽器中心の曲のように分けることが多いですが実際は聞く人側の感覚で使い分けていることが多いでしょう。
髪型を気にされる女性にとってヘッドホンがヘアスタイルの邪魔になるならイヤホン中心でカラフルなものを選ばれるでしょうしヘッドホンでもカラーバリエーションを考えたタイプも出されまた多彩な形状も出てきています。
耳へ優しさで言えばイヤホンは耳の中へ入れるので長時間使用すると疲れを感じやすくまた状態が悪化することもあるためある程度時間を考慮しながら使用することも大切にした方が良いです。
ヘッドホンについては確かに耳の中には入れないのですがヘッドバンドにより両サイドの重量を支えていますのでこれを長時間にわたり使用するとその加わった重量が増えているため首が徐々に疲れてきます。
また音楽の音量によっては、イヤホンは鼓膜との間隔が近い為、音量を上げたまま聴いていると身体的にストレスが溜まってきます。そういった点で耳の疲れにくさではヘッドホンが有利です。
しかしイヤホンもヘッドホンも音量はほどほどにして耳を大切にしながら聴くことが最良です。
音楽でも映画などでも本当にかすかに聞こえる小さな音から地響きが聞こえるような大きな音まで再現できる,つまりダイナミックレンジの広い,膨大な情報量の信号を振動版を通じて表現できるのはヘッドホンの特徴です。しかもドライバーの大口径タイプ(40mm~)になれば更にその効果は発揮されます。
再生可能な周波数はイヤホンもヘッドホンも同様なのですが例えばクラシックのパイプオルガン,コントラバスのような厚みのある重低音の再現力はやはりヘッドホンならではの特徴です。
ボーカルやピアノに代表される中音域やその他高音域の楽器などはその再生域がイヤホン特有のため上手く再現されます。
ヘッドホンの場合,その低音から高音までフラットに出すのではなくその機種によっては低音が出すぎてしまい中・高音を遮ってしまいそのクリアな音が損なわれてしまうケースがあります。
イヤホンの場合,少し高額ではsりますがバランスドアーマチェア型のマルチユニットタイプなどは高級ヘッドホンをしのぐ高音質を再現できるためクリアな音質を確保できます。
イヤホンがおすすめなのは外出時,例えば通勤・通学などが代表的なのですが何といってもその携帯性が非常によく体を少々動かしてもアクティブに使用が可能です。
そしてスポーツ性が高くジョギングやその他スポーツをしながらでも外れにくい形状のものもあり使い方には幅が広がります。
ヘッドホンがおすすめなのはやはり屋内でゆったりと落ち着いて音楽を聴きたい方や大迫力ナシーンから物静かな内容の映画などを鑑賞したい方にはこのタイプが向いてます。
特徴:10mm大口径ドライバーで臨場感のある音域再生,装着面にエラストマー(高弾性ゴム)を採用しフィット感が抜群,しかも価格をしのぐ高音質でコンパクトなボディに大口径ドライバーを搭載しクリアな再生音を実現したハイコストパフォーマンス機です。
チューブポート採用により重低音とクリアな中音を再現し,更に低域から高域にかけて幅の広いハイレゾ音源を再生,そしてMMCXコネクター採用によりコードが着脱可能です。
新ウッドドーム振動版により繊細な高音質なハイレゾ音源を再生し,新開発ウッドスタビライザーを搭載することによりクリアな音質を実現して更にアコースティックピュリファイヤーを採用し自然な広がりのある音を再生しています。
CCAWボイスコイルを採用しクリアな音質と軽量化を実現しパワフルバスダクトにより臨場感あふれる低音が再現されてます。また装着感のよいイヤパッドやフリーアジャスト可能なヘッドバンドを使用し使いやすさも備えています。
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超多層フィルム振動版により広帯域,高解像度のハイレゾ音源に対応ししっとりなめらかタイプとふんわりあたたかタイプの2タイプのイヤーパッドを使用し軽量化と肌触りにこだわっています。また電話の応答や音楽のコントロールが可能な1キーリモコン付き着脱式コードも採用していますので便利さと実用性も兼ね備えています。
「原音忠実再生」を目的にスタジオモニターとしてスタジオ関係者からも高い支持を受け複数の楽器が入った曲におすすめです。そして独自開発のドライバーから音像定位,繊細な音質,臨場感に至るまで再現でき,また最大耐入力1000mVなどあらゆる使用に耐えうる安定性が備わっています。
イヤホンもヘッドホンもその良さがあり,用途・音楽ジャンル・ファッションに応じた使い分けしてみるのもいかがでしょうか。イヤホン、ヘッドホンどちらか1つだけ持って万能に使うのもよいと思いますが時間別,場所別,場合別いわゆるTPOに応じて使い分けしてみると音楽ライフがもっと楽しめるかもしれません。