Bluetooth接続のワイヤレスイヤホンは、ケーブルが絡んだりせずどこでも気軽に持ち出せて便利。ではBluetooth接続型イヤホンを持っていない場合、あらたにBluetooth接続型イヤホンを買い足さなければならないのでしょうか?
たとえばBluetooth接続型イヤホンでいま一番人気の「BeatsX」の場合、どんなに安く見積もっても万札は必要。イヤホンを買うのにそんなには出せない、それにイヤホンなんていつ壊れるかわかりゃしない!
そこで、有線イヤホン側のステレオジャック(ステレオミニプラグ)に接続するだけで、かんたんにBluetoothワイヤレスイヤホンに変換できるアイテムをご紹介します。
有線イヤホンでもBluetoothトランスミッター / オーディオレシーバーを使えば、すぐにBluetoothワイヤレス化が可能になります。具体的には
1) イヤホンのステレオミニプラグ側にBluetoothトランスミッター / オーディオレシーバーを接続して「受信」に設定する(レシーバーのみの製品は設定不要)
2) iPhoneやAndroidスマートフォンなどのBluetooth搭載機器と接続(ペアリング)する
これで、手持ちの有線イヤホンがワイヤレスイヤホンに変身!
Bluetooth変換機器についてですが、有線イヤホンのBluetooth化のみの場合はBluetoothオーディオレシーバーを、Bluetooth非対応の携帯オーディオプレイヤーやテレビなどをBluetooth対応スピーカーで楽しみたい場合はBluetoothトランスミッター機能付きオーディオレシーバーを選ぶ必要があります。
手持ちの有線イヤホンのBluetoothワイヤレス化について、サンワダイレクトの Bluetoothオーディオレシーバー&トランスミッター(400-BTAD002)を例に手順を説明します。
400-BTAD002本体前面の切り替えスイッチを「RX」側(レシーバー/受信機モード)にスライドさせる。
イヤホンのステレオミニプラグに400-BTAD002を接続する。
本体中央のMFBボタンを長押しして青と赤の点滅が始まったら離す。
iPhoneやWalkmanなどのBluetooth対応デバイスでペアリングする
たったこれだけで、イヤホンのワイヤレス化は完了!
400-BTAD002は高音質・低遅延で接続可能なapt-Xコーデックにも対応しています。また「RX」モードのみ、製品中央のボタンで停止/再生操作もできます。メーカーによるバッテリー持続時間は9時間です。
→サンワダイレクトのBluetoothオーディオレシーバー&トランスミッター紹介ページ
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Bluetoothレシーバーのみの製品としては、ELECOMのLBT-PAR150もあります。
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Bluetoothワイヤレスイヤホンで一番人気なのがこのBeatsX。Bluetooth接続型イヤホンにありがちな圧縮音源に起因すると思われる音のコモりや高音域の輝度の低下が、BeatsXではまったくと言ってよいほど感じられず、高音から最低音まで、迫力ある音源の再現が楽しめます。ただしそのぶん(?)お値段は高めですが、一度BeatsXで聴いてしまうとかなりハマります。
BeatsXは急速充電にも対応しており、メーカー公称で数分の充電で2時間の再生が可能。iPhoneとの相性は抜群によく、iPhoneユーザーにはとくにおすすめです。カラバリはマットゴールド / マットシルバー / ホワイト / ブルー / ブラック / グレイの6色が用意されています。
音響機器の老舗audio-technicaのBluetoothイヤホンで、実売価格5,000円台とお買い得感のある製品です。 ATH-CKR35BTは直径9.8mmのダイナミックドライバーと、不要な振動を抑える真鍮スタビライザーを搭載したコンパクトさが売りのワイヤレスイヤホン。もちろんハンズフリー通話機能付きリモコンも標準装備されており、携帯ポーチもしっかり付属しているのも好印象。カラバリはブラック / ブルー / ゴールド / ピンク / レッド / シルバーの6色と多めで、音質劣化の少ないAACコーデックにも対応しておりiPhoneユーザーにとっても便利な製品だと思います。
ELECOMのLBT-HPC13MPは実売価格3,000円台とお手頃なBluetoothイヤホンのエントリーモデル。とにかくシンプル操作に徹した設計で、Bluetooth対応機器との初回接続は電源を入れるだけでペアリングモードに移行し、そのまま接続可能。端末側でのバッテリー残量表示や、ハンズフリー通話機能搭載のリモコンも付属するなど基本的機能も充実。エントリーモデルという位置づけながらもずり落ち防止や装着感に徹底的にこだわったデザインも秀逸だと思います。カラバリはブラック / スマイル1 / ミックス1 / ミックス2 / ピンク / ホワイトなど、ユニークなミックス柄も含めた全6色構成。
MDR-XB50BSは実売6,000円前後のBluetoothイヤホン。直径12mmのドーム型ダイナミックドライバーに独自技術EXTRA BASSを搭載した重低音重視型イヤホンで、ジャズなど低音の再現性を重視する方に向いています。加えてIPX4相当の防滴・防水仕様なのでジョギングなどの戸外のワークアウトのお供にもぴったり。イヤホン本体のずり落ち防止のアークサポーターの採用や、連続再生時間も公称8.5時間と、使い勝手のよさにも配慮の行き届いたイヤホンと言えます。NFC機能も内蔵しているので、NFC対応スマートフォンなどへもワンタッチでペアリング / Bluetooth接続 / 電源オンが可能。カラバリはブラック / レッド / ブルーの3色。
ここでは手持ちの有線イヤホンをBluetoothワイヤレスイヤホン化する方法をご紹介しましたが、ほかにもFMトランスミッターでラジカセやミニコンポなどのオーディオ機器で楽しむ、という方法もありますのでご参考までにすこし触れておきます。具体的には
という手順になります。
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iPhoneのLightningコネクター接続タイプのFMトランスミッターとしては、こちらのような製品もあります。
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Bluetooth接続でどこでも気軽に音楽を楽しみたいけれど、一般的な有線タイプのイヤホンしかないときに便利なのが、Bluetoothトランスミッター / オーディオレシーバー。これはなにも有線イヤホンのワイヤレス化だけでなく、通常のスピーカーなどの再生装置で聴きたいときにも使えて便利。送信 / 受信の両機能搭載型でも2,000~3,000円台とお手頃で接続方法もかんたんなので、試してみてはいかがでしょうか。
こちらの記事ではそもそもイヤホンジャックとはなんなのか、そしてイヤホンジャックの種類などについて解説しています。