以前よりMNP(ナンバーポータビリティ)によって、電話番号を変えずに携帯電話会社を気軽に変えられるようになったり、そもそも連絡ツールがメールからLINEになっていくなかで、携帯電話のキャリアメールやプロバイダから付与されるメールではなく、いわゆるネット環境ならどこでも使えるフリーメールが一般的に使われるようになってきています。
そのフリーメールの代表的なものがグーグルのgmailですが、時々驚くような文字化けをして送られてきたことがありませんか?あれは、知らない国からの言語ではなく、とある理由で日本語のメールでも文字化けしてしまうのです。
gmailで文字化けしてしまったときは、どのような対処法があるのでしょうか?分かりやすく解説していきましょう。
まずは、gmailを受信したときに文字化けをしている時の対処法です。ビジネスなどでも利用している人だと、もし文字化けしている受信メールが仕事上の大事な案件などだったら返信(レスポンス)しないと一大事になってしまいます。意外と簡単な方法で解決しますので覚えておきましょう。
これでほとんどの文字化けは解消されます。もし、これでも文字化けが解消しない場合は下を方法を試してください。
Internet Explorer の場合=ツールバーの【表示】をクリック→【エンコード】をクリック→【その他】をクリック→【日本語(EUC)」もしくは【日本語(シフトJIS)】もしくは【日本語(UTF-8)】をクリック
同じ日本語で見た目は違いがなくても、【日本語(EUC)」もしくは【日本語(シフトJIS)】、【日本語(UTF-8)】では違うエンコードなため、他のエンコードで作成されていると文字化けしてしまいます。最近のものだと、多くは【日本語(UTF-8)】のものがほとんどですが、古いタイプだと【日本語(シフトJIS)】が多かったりなど他のエンコードが使われている場合も考えられます。
また、送信先が日本語ではなく他の言語の場合はもちろん【日本語(〇〇)】を選択しても、文字化けは直りません。【表示】をクリック→【エンコード】をクリック→【その他】のなかには、様々な言語が選択可能なので、可能性のある言語を選択してみてください。
Chrome の場合=上部の「Google Chromeの設定」→「その他のツール」→「エンコード」をそれぞれクリックします。→「自動検出」をクリック。
これで文字通り、コンピューターが自動検出してくれます。「自動検出」機能で、、Chromeがページのコンテンツを解析し、最適なエンコードを提示してくれるので、どの言語のどのエンコードなのかコンピューターが判断してくれます。
firefoxの場合=ツールバーの【表示】→【文字エンコーディング】で適切なエンコードを選択
となります。
送信したメールが文字化けをしている場合は、基本的に送信側(自分)のほうで修正することができません。というのもgmailの仕様は、エンコード【日本語(UTF-8)】を使用しているため、受信先(相手)側が、【日本語(UTF-8)】以外のエンコードを使用している可能性が高いのです。
相手先に依頼しても直らない場合は、メーラーの影響という可能性もあります。メーラーとは、各ブラウザが提供しているメールをやり取りするアプリで、有名なものだと、WindowsのOutlookやMozillaのThunderbirdのことを挿します。
このメーラーの設定で、自動判別もしくは【日本語(UTF-8)】を選択するように依頼してみてください。
そもそも文字化けが解決すればオールOK!かもしれませんが、なぜ、文字化けが起きてしまうのでしょうか?その理由って気になりませんか?ここでは文字化けが起こる理由を単純な理由も含めてみていきましょう。
ここまで説明してきた文字化けの原因がこのエンコードの違いです。同じ日本語で見た目は全く同じように見えても、違うエンコードと言う場合もあります。その場合は、送信先と受信先とで違う場合、変換することができずに文字化けとなってしまうのです。
そもそもエンコードとは、『信号やデータを一定の規則に基づいて変換すること。「符号化」「暗号化」「記号化」などの意味を持つ単語。 』とあります。つまり、限度を設定するために始めに行った変換作業で、分かりやすく例えると、見た目は同じディスクでも、プレステのソフトは他のゲーム機には入れても反応しないですよね。同じで違うエンコードで書かれたものだと、見た目は同じでも変換作業ができないので文字化けをしてしまうという事です。
このエンコードが大事とされているのが、YouTubeなどの動画を見やすい適切なサイズに変換したりする、見やすいように圧縮したりするのもエンコード作業と呼んでいて、YouTuberになるには必須スキルとなっていますね。
例えば、同じ矢印であっても、→や←のような基本的な記号ではなく特殊な矢印の場合、機種依存文字となっており、OS(Windows、iOSなど)によって変換できずに文字化けのようになってしまいます。機種依存文字は、変換候補が表示される際に、【機種依存】となっている文字は、違うOSに送る場合に使えませんので、ブログなど多くの人が見るものの場合は使用を避けましょう。
昔のガラケー時代、ドコモの絵文字と、auの絵文字、ソフトバンクの絵文字はそれぞれ異なっており、ドコモからauなど違うキャリアにメールを送る場合は絵文字が使えなかったことを覚えていると思います。携帯電話のメール絵文字は変換できるようになりましたが、今もLINEやFacebookメッセンジャーなどメーラーごとに設定された絵文字(スタンプ含む)があり、これを他のメーラーでは表示できない場合があります。
文字化けとは少し違いますが、基本設定は日本語表記(多くの場合は【日本語(UTF-8)】)になっています。ここに日本語以外の表記で、英語のようなアルファベットが対応内のものだとそのまま表示可能ですが、例えば中国語、タイ語、フランス語など別言語の場合、エンコードをそのままだと上手く表示できません。やり方は、前述どおりですが、エンコードの設定を送信先からの言語に設定してください(ブラウザによっては自動認識の場合もあり)。
文字化けした場合は、相手先(送信者)がどのエンコードを使っているのか、機種依存文字を使っていないか、絵文字を使っていないかなど、文字化けしてしまって分からない部分があります。これを送信者に聞くのが手っ取り早い方法です。なお、送信する際のメールは、リッチテキスト形式で送るとベターです。
使用しているメーラー特殊の絵文字などを使っている場合もありますので、メーラーを送信先と受信先で統一するのも一つの手です。Evernoteのようなクラウド上で共有できるアプリを使用するのも効率的なやり方でしょう。
ここまでgmailでの文字化けエラーについてお届けしました。どれをやっても上手くいかない、どうもgmailとは相性が悪いなんて感じている人もいると思います。確かにgmailは世界中の人が多く利用しているメーラーですが、他にも無料フリーメールで日本語にも対応しているものは結構多くあります。あえて、gmail以外のフリーメールを遣えば、使いやすかったなんてことになるかもしれませんよ。
日本ではgmailと並んで高い使用率を誇っている無料フリーメールです。Yahoo! IDを使用してログインするので、Yahoo!IDが必要となります。メールボックスの容量は2Gバイト、添付ファイルは25Mバイトまで、POP対応、IMAP対応。スマホ対応もしています。
参考:Yahooメール
マイクロソフトが運営。従来のHotmailのバージョンアップ版。メールボックスの容量は無制限が魅力で、添付ファイルは100Mバイトまで、POP対応、IMAP対応。
参考:outlook.com
AOLが運営しており、利用可能なドメインは「aol.jp」です。メールボックスの容量は無制限、添付ファイルは16Mバイトまでと大容量保存可能、POP対応、IMAP対応しています。ただし、メールの転送には残念ながら対応していません。
参考:AOLメール
「gmailが文字化けしている!!対処法は?」をテーマにお届けしました。文字化けしているメールを見ると、一瞬で頭が固まってしまいますよね。ただ、文字化けしている文章でも、そんな難解な文章を書いているわけではなく、変換できていないだけ。意外にも簡単に文字化けは解消できますから、落ち着いて対処すれば問題ありませんよ。