アイコン画像は変更に数日かかることもあるので、初めて設定する時は心配になるかもしれません。 ですが、とりあえず1週間は待ってみましょう。 それでも変更されない場合は、不具合が起きている可能性があります。 それから、アイコンに使う画像に肌の露出が多い写真などを使うと、規約違反扱いになることがあるようです。
Written By 八色 さかえ
Gmailの受信トレイを開くと、丸い「プロフィールアイコン」があります。
デスクトップ版では画面右上、スマホ版では画面左上のメニュー画面に、それぞれ表示されます。
このアイコンはデフォルトの状態でも使えますが、単色の背景にアカウント名の頭文字が入っているだけです。
ですが、プロフィールアイコンには、好みの画像を表示させることができます。
また、Gmailはデスクトップにショートカットアイコンを作成したり、それをタスクバーにピン留めすることもできます。
こうすることで、ウェブメールでありながら、アプリのような感覚で使えます。
ということで、今回はGmailのプロフィールアイコンとショートカットアイコンについて解説します。
Gmailにはプロフィールアイコンとは別に、「送信者アイコン」というものがあります。
デスクトップ版ではメールの個別表示で、差出人のメールアドレスにマウスカーソルを置くと表示されます。
↓スマホ版Gmailの受信トレイ。
左端にある丸いアイコンが送信者アイコン。
送信者アイコンの画像は、先にGoogleアカウントのプロフィールで設定されていれば、そちらの画像が表示されます。
特に何も画像を設定していないと、適当な背景色とアカウント名の頭文字が表示されます。
次項では、実際にGmailの送信者アイコンを変更する方法を紹介します。
1.デスクトップ版Gmailの受信トレイの右上にある「設定」アイコンをクリックし、メニューを開きます。
2.「設定」をクリックします。
3.「全般」 → 「自分の画像」 → 「画像を選択」をクリックします。
4.「自分の画像をアップロード」ポップアップウインドウが表示されるので、「ファイルを選択」をクリックします。
5.画像のファイル形式は、JPG、GIF、PNGの3種類が使えます。
使える色数などに応じて、好みのものを使いましょう。
6.「自分のこの画像を切り抜く」ポップアップウインドウが表示されます。
枠線を動かして切り抜きたい範囲を指定し、画像を切り抜きます。
7.画像のサイズは縦横ともに同じ長さにしておくと、枠内にぴったり収まります。
Googleは推奨サイズを明確にしていませんが、おおむね250ピクセル以上にすると、収まりが良いです。
8.縦横の長さが異なると、全体を切り抜けません。
また、縦横の長さが同じでも、サイズが極端に小さいと、拡大されて全体的にぼやけてギザギザした感じになります。
9.切り抜く範囲が決まったら、「変更を適用」をクリックします。
10.「自分の画像」のところに画像が表示されていることを確認します。
そして、「みんなに表示する」にチェックを入れ、設定完了です。
Googleアカウントでは、プロフィールアイコンを変更できます。
1.Gmailでもmapでも何でも良いので、デスクトップ版のGoogleウェブアプリを開きます。
画面右上のプロフィールアイコンをクリックします。
2.字が小さくてわかりにくいかもしれませんが、プロフィールアイコンの下部に、他と異なる背景色で「変更」という表示がありますので、そこをクリックします。
3.「プロフィール写真を選択」ポップアップウインドウが表示されます。
「ここにプロフィール写真をドラッグ」と表示されているところに画像をドラッグ&ドロップするか、「パソコンから写真を選択」ボタンをクリックして、画像をアップロードします。
4.アップロードした画像を切り抜きます。
枠をドラッグして、切り抜く範囲を指定します。
画像を切り抜く枠のサイズにぴったり合わせるには、前項同様に、縦横の長さを同じにします。
サイズが大きい分には問題ありません。
しかし、32ピクセル以下などデスクトップアイコン並みに小さいと、拡大されてぼやけた感じになります。
250ピクセル以上がおすすめです。
↓縦横の長さが違うと、全体が収まりません。
また、画像サイズが小さすぎると、拡大されてぼやけた感じになります。
5.切り抜く範囲を指定できたら、「プロフィール写真に設定」ボタンをクリックします。
これでプロフィール写真が設定できました。
6.ちなみに、設定した画像は丸くトリミングされた状態で表示されます。
このため、画像全体が表示されないこともあります。
スマホからは、Googleアカウントのプロフィールアイコンを変更することができます。
1.設定アプリを開き、「Google」をタップします。
2.「Googleアカウント」をタップします。
3.アカウント管理画面が表示されますので、「個人情報」をタップします。
4.「プロフィール」 → 「写真」の青色のアイコンの下部にあるカメラマークをタップします。
5.「プロフィール写真を設定」をタップします。
6.画像を選び、切り抜きます。
デスクトップ版とは異なり、枠の大きさを変更することはできません。
表示させたい部分を枠の中でドラッグし、切り抜く範囲を指定します。
切り抜く範囲が決まったら、「同意する」をタップします。
7.プロフィールのアイコンに画像が表示されていれば、OKです。
1.Gmailアプリを開き、画面左上にある3本線をタップして、メニューを開きます。
2.メニューを下の方にスクロールして、「設定」をタップします。
3.Googleアカウントの設定画面が表示されます。
後は、前項の3以降と同じです。
4.Gmailに複数のアカウントを登録してある場合、デフォルトではアイコンの背景色で区別しています。
アイコンに画像を登録すると、より区別しやすくなります。
もちろん、デスクトップ版の方にも変更は反映されます。
ただ、変更には少し時間がかかりますので、しばらく待ってみましょう。
↓複数アカウントでアイコンに画像が登録されている例。
Gmailのアイコンをデスクトップに表示させる方法は、色々ありますが、まずはChromeでの設定方法を紹介します。
特に設定を変更したりする必要もなく、最も簡単な方法です。
1.ChromeでGmailを開きます。
2.画面右上の設定メニューから「その他のツール」 → 「ショートカットを作成」を開きます。
3.「ショートカットを作成しますか?」というポップアップウィンドウが表示されるので、「作成」ボタンをクリックします。
4.これでデスクトップに、Gmailのアイコンが表示されます。
5.Chromeでは、これ以外に「chrome://apps/」というアドレスで開けるアプリ管理画面から、Gmailのアイコンを設定することができます。
Chrome以外のブラウザでも、Gmailのショートカットアイコンを作成できます。
ここではFirefoxを例に説明します。
1.デスクトップ上の内にもないところで右クリックし、ショートカットメニューを表示します。
2.「新規作成」 → 「ショートカット」をクリックします。
3.「どの項目のショートカットを作成しますか?」ダイアログが表示されます。
「項目の場所を入力してください」の入力欄に、次のように入力します。
「ブラウザのフルパス」+「半角スペース」+「Gmailのアドレス」
なお、ブラウザのフルパスは、半角のダブルクォーテーション「"」で囲います。
4.具体的には、以下のような形になります。
"C:\Program Files\Mozilla Firefox\firefox.exe" https://mail.google.com/
5.入力できたら、「次へ」をクリックします。
6.「ショートカットの名前を付けてください」ダイアログが表示されるので、適当な名前を付けます。
「完了」ボタンをクリックします。
7.これでデスクトップ上にアイコンができました。
8.ただ、このままだと表示されるアイコンがFirefoxで、Gmailだとわかりにくいので、適当なアイコンに変更すると良いでしょう。
9.フリーのアイコン素材は色々ありますし、画像をアイコンに変換してくれるサイトもあります。
↓Gmailのアイコンに変更
「デスクトップに Gmailのアイコンを表示させる手順①」で作成したGmailのショートカットアイコンを利用します。
1.デスクトップに作成したGmailのアイコン上で右クリックし、ショートカットメニューを表示します。
2.「タスクバーにピン留めする」をクリックします。
3.これで、タスクバーにGmailのアイコンが表示されました。
なお、このアイコンは、デスクトップ上のアイコンを削除しても機能します。
タスクバーにGmailのアイコンを表示させる方法は、他にも色々ありますが、これが設定を変更する必要もなく、シンプルでおすすめです。
「デスクトップに Gmailのアイコンを表示させる手順②」で作成したGmailのインターネットショートカットを利用します。
インターネットショートカットをタスクバーにピン留めすることで、Gmailのアイコンのように使えます。
1.デスクトップ上のGmailのインターネットショートカットアイコンの上で右クリックし、ショートカットメニューの「タスクバーにピン留めする」をクリックします。
2.これでタスクバーにアイコンが表示されます。
3.これ以外に、タスクバー上のブラウザアイコンに、インターネットショートカットをピン留めさせる方法もあります。
やり方は、デスクトップ上に作成したインターネットショートカットを、タスクバーのブラウザアイコンにドラッグ&ドロップするだけです。
4.これでタスクバーのブラウザアイコン上で右クリックすると、「固定済み」のところにショートカットが登録されます。
5.タスクバーに色々なアイコンが並ぶのが嫌な人には、良いのではないでしょうか。
ただし、この方法ではアイコン画像を変更することができません。
こちらもデスクトップ上のインターネットショートカットアイコンが削除されても、機能します。
色やデザインが気に入らないなどの理由で、Gmailのアイコン画像を変更しても、それがすぐに反映されないことがあります。
これはGoogleのサーバーが変更の処理を完了するまで、キャッシュから古い画像を読み込むからです。
変更にかかる時間は、短ければ数分で済むこともあれば、2・3日かかってしまうこともあり、その時々によってかなり異なります。
デスクトップ版とスマホ版のどちらでも、この傾向は同じです。
変更したアイコンがすぐに表示されないと、心配になるかもしれませんが、焦らず待ってみましょう。
↓アイコンの画像を変更した直後に、Googleアカウントのページを見ると、画面右上のプロフィールアイコンがまだ変更されていません。
Gmailのアイコン画像の変更が何日経っても、反映されないことがあります。
このような場合、デスクトップ版はブラウザ、スマホ版はストレージのキャッシュをクリアして、再起動してみましょう。
キャッシュ内の古いアイコン画像を読み込んでいるために、変更が反映されていない状態を解消することができます。
↓Chromeのキャッシュクリア画面。
ただ、キャッシュにはアイコン画像以外に色々なデータが保存されています。
特にブラウザのキャッシュには、ログインデータも含まれています。
このため、特にデスクトップ版の場合は、キャッシュをクリアしたら、ログインしなおす必要があります。
これでも改善しない場合は、Googleの規約違反でアイコン画像が削除された可能性もあります。
その場合は、規約に違反しているという旨のメールが届いているはずです。
規約違反しているつもりがなくても、稀にチェック機能の誤動作で違反とされることもあります。
そのまま放置しておくと、アカウントを停止されてしまうこともあります。
アカウントを停止されてしまうと、復活させるのが大変です。
別の画像に変更しましょう。
↓アイコンの画像をアップロードする画面を見ると、アップロードしてはいけない画像についての表記があります。
プロフィールアイコンは、変更が完全に反映されるまで時間がかかるのが難点です。
ただ、Googleアカウントのメイン画面は、比較的アイコンの切り替わりが早いです。
色合いやデザインなどを確認したい場合は、こちらを見ると良いでしょう。
また、今回記事内で紹介したChromeでGmailのショートカットアイコンをデスクトップに作成する方法では、アカウントごとのアイコンが作れます。
しかし、このアイコンはキャッシュがクリアされたりすると、アカウントごとのログイン画面に移行しなくなってしまうので、あまりおすすめしません。
複数アカウントに対応したメールソフトを使ったり、Chromeのユーザープロファイルを複数作成し、起動オプションを付けたショートカットアイコンを作ったりする方が確実です。