簡単な操作で複数のアカウントが作成でき、複数使い分けることができること、GoogleアカウントでスマホやPCなどの複数の情報端末からも並列で管理できることが非常に便利なGmail。
仕事やプライベート、ショッピングや各種サービス入会用にアカウントを分けている方も多いでしょう。
手軽に作成できるゆえ、ついつい作りすぎてしまい、メールの整理が余計に難しくなることもしばしば。また、誤って必要な方のアカウントを削除してしまったという方もいるでしょう。
今回の記事では、Gmailのアカウント、メール、アドレスの復元方法や、新規作成の手順を図解入りで詳しく解説します。
メール、アドレス、アカウントなどGmailの復元方法についてお悩みの方はぜひ読んでみてください。
まずは、誤って削除してしまったGmailアカウントの復元方法をご紹介します。Googleアカウントと非常によく似ていて混同しやすいですが(ほぼ同じ)、この記事では「@gmail.com」のドメイン名を持ったアドレスを、Gmailアカウントとして扱い、ここではその復元方法をご紹介します。
なぜこのようなことを言及するのかというと、Googleでは複数のGmaiアカウントを作成することができ、複数のGoogleアカウントとして考えるよりも「1つのGoogleアカウントに複数のGmailアカウントが関連付けされている」と便宜的に考えたほうがわかりやすいからです。
まずはGoogle公式サイトの、【最近削除したGoogleアカウントを復元する】のWEBサイトにアクセスし、中段の【1.手順に沿ってアカウントを復元】と書かれた表示をクリックします。
引用:Google公式サイト
1.【1.手順に沿ってアカウントを復元】のページにジャンプし、復元したいGmailアカウント(メールアドレス)を入力します。
2.復元したいGmailの作成時に設定したパスワードを入力します。パスワードを忘れてしまった場合は、セキュリティ保護用に設定した質問に対する答えや、作成時期、アカウントにアクセスできない理由などを答える必要があります。
また、復元したいGmailアカウントを入力しても弾かれる場合があります。その際は、削除した時に新しくGoogleアカウント用として設定したメールアドレスとパスワードを入力する必要があります。
正しく操作を行うと、完了画面に移行し、ログインできたこと、現在のパスワードが入力されました、変更できたことを知らせるメッセージが表示されたら、Gmailアカウントは復元成功です。
ユーザーが削除要請をしたGmailのアカウントは、Google側に送信されてから2~3営業日のうちに正式に削除が完了します。
削除が完了してからも履歴が残っている2~3週間のうちはアカウントの復元が可能なようです。復元可能な期間はこの2~3週間が目安になります。
ただし、公式に「いついつまでは絶対に復元できる」といった回答はないためできるだけ急いだほうがよいでしょう。
Gmailでは、間違えて削除してしまったメールも簡単な操作で復元することが可能です。
1.Gmailを起動して、画面左側のスクロールバーの一番下に【もっと見る】の項目があるのでクリックします。
2.【もっと見る】を選ぶと、中に格納されていた機能が表示されるので、その中の中段、【ゴミ箱】をクリックします。
ゴミ箱の画面が表示され、削除してしまったメールが残っているはずです。復元したいメールを戻したい受信フォルダまでドラッグすれば、ゴミ箱から指定フォルダに移され、復元することができます。
復元したいメールが2通以上あるときは、メールの左側の四角い枠をクリックしてチェックを入れてからドラッグするとまとめて移動させることができます。
指定されたフォルダにメールが戻っているのを確認できたら、Gmailのメールの復元操作は完了です。
Gmailは簡単な操作でメールの復元が可能ですが、注意点が2つあります。
受信トレイなどから削除を選択されたメールは、いったんゴミ箱に移動します。この状態ではまだ完全に削除されていないため、復元が可能です。しかし【完全に削除】や【ゴミ箱を空にする】操作を行った場合はパソコンからメールのデータが消えてしまいます(厳密に言うと残っていますが取り出すには相当な専門知識が必要です)。
この、「完全に削除されたメールは復元がほぼ不可能なこと」が1つめの注意点です。
もう1つは、「ゴミ箱の保持期限」です。ゴミ箱に移動されてから30日間が経つと、完全削除の操作を実行していなくてもゴミ箱から消去されてしまい、復元ができなくなります。
Gmailの受信メールを誤って削除するのを防ぐためには、アーカイブに設定する方法が便利です。受信ボックスから任意のメールを選択するとゴミ箱のアイコンの左隣に、四角の中に↓が入ったアーカイブのアイコンがあるはずです。これをクリックすることでメールをアーカイブ設定することができます。
アーカイブされたメールは受信トレイから消えますが、画面左側の【もっと見る】を選択して【全てのメール】から見ることができます。また、検索ウインドウからも表示することができます。
今すぐには必要ないが後で必要になるかもしれないので残しておきたい種類のメールは、アーカイブしておくと誤って削除するのを防ぐことができます。
カテゴリ分けしておくのも重要ですが、アーカイブ機能も便利なのでぜひ覚えておいてください。
Gmailの連絡先に登録したアドレスを誤って削除してしまったなどの場合も、Googleの連絡先アプリから復元することができます。
Googleアカウントに関連付けされている全ての端末(スマホやPCなど)は情報を共有しているため、GmailのアドレスはGoogleの連絡先アプリから管理することになります。
Gmailを起動し、画面右上の【Googleアプリ】のアイコンをクリックす、表示された中から【連絡先】のアイコンを探して選択します。
新しいWEBページで連絡先が表示されるはずです。画面左側の中段、【もっと見る】をクリックし格納された機能を表示します。
出てきた項目の中段【変更を元に戻す】をクリックすると、画面の中央に【変更の取り消し】のウインドウが表示されます。
【変更の取り消し】のウインドウの中にあるラジオボタンをクリックすることで、連絡先を日時を指定して復元することができます。表には1週間までの表示がありますが、さらに以前に戻したい場合は一番下の【カスタム】から最大30日間までさかのぼって復元することが可能です。
日時を指定したら画面右下の【確認】をクリックし、しばらく待っていると自動的にGmaiのアドレスの復元が完了します。
パスワードを忘れてしまった、復元可能な期間を過ぎてしまったなどの場合は、Gmailのアカウントを新しく作ることをおすすめします。
また、1つのGoogleアカウントに対して複数のGmailのアカウントをメールアドレスとして関連付けることができるので、すでにアカウントを持っていて新しく作りたい方でも手軽に追加できるので便利です。
今回の例ではGoogleアカウントの追加方法をご紹介しますが、新規作成の場合も要領は同じです。
すでにGoogleアカウントを持っている方はGmailの画面右上のユーザーのアイコンをクリックして、表示された画面の左下【アカウントを追加】を選びます。
新しく作る場合、Googleの公式ページからGoogleアカウントの作成を選択します。
引用:Google公式サイト
どちらの場合でも↓の画面にジャンプします。
最初の画面では氏名を入力し、任意でGmailのアドレスとパスワードを設定します。その次のページでは生年月日と性別の入力だけでも大丈夫です。
最後に利用規約に同意したらGmailアカウントの作成は完了です。再びGmailが利用できるようになります。
今回はGmailのアカウント、メール、連絡先を復元する方法を解説してきました。どの場合でも手軽に元に戻すことが可能なので、Gmailの復元でお困りの方はぜひ試してみてください。