テレビのスイッチが勝手に入ってついてしまう!怪奇現象?どうしてなのか教えて!

この記事を執筆するにあたって

クロームキャストの登場で、テレビにWEBサイトや動画などを映す技術が確立され、自分も家族でWEBを見ながら何か話すときなど重宝しています。他にもテレビはそれ単体で放送を見る家電の位置づけから、他のデバイスと「連動」して放送以外を出力するマルチな投影機に進化したと最近思います。リモートの機能も増えて、多機能テレビほど「勝手につく」かのような現象は増えたと思います。

Written By 速水 雄一

目次

まるでポルターガイスト?

家で一番よく見る(つける)テレビでは、ほとんどの方は「待機状態(リモコンを使えばテレビをつけてチャンネルも合わせられる状態)」のまま過ごすことが多く、主電源まで切るのは長期間留守にする場合のみ、というご家庭が大多数ではないでしょうか?本来、節電(エコ)を考えるならば、毎回電源ごと落とすのはさすがに行き過ぎとしても、就寝時に電源を切るとか、そういう習慣があってもおかしくないですね。実際そうされているご家庭もあるかと思います。ただ、最近のテレビは省エネが進んだおかげで、待機状態でもそう多くの電気を消費せずに済むので、常にリモコン一発でつくように待機状態のランプが点いたまま、というのはよくある話です。もしも少しの揺れの地震でも、有感であれば起きてすぐに状況を知りたいので、枕元にはスマホとテレビのリモコン、などという方は少なくはないでしょう。しかもそのテレビが「緊急警報放送」の受信機を兼ねているようなケースでは、夜間に待機状態をOFFにしてしまっては意味がなくなります(通例、緊急警報放送受信機はテレビと別途用意するご家庭が多いですが)。さて、それでは日常において、「テレビが勝手につく」という、不思議でもあり怖いようでもあり、続けばはた迷惑な現象が、どのような原因で起こるか、その対処法は何か、について述べていきたいと思います。

テレビが勝手についてしまう原因

本来的にテレビが「勝手に」自分をONにする、ということはないといえます。AI(人工知能)の技術が進んで、これはまだ少し先の未来の架空の話ですが、自分の気に入ったキーワードの番組がスタートしたら、「勝手にテレビがつく」というようなことが実現するかもしれません(録画デッキなどではこうした機能は実現し、録画を「勝手に」するようですが)。ただ、今現在は基本的には「自分でリモコンを使ってつける」か、「何らかの設定で自動につく」という、能動的なことをしなければテレビが勝手につくことは基本ありません。では、どういうケースで「勝手についた」と思える現象が起きるのか、想定した順に触れていきます。

テレビが勝手についてしまう原因①「本体の故障」

テレビ本体の故障によって、勝手についてしまうという現象は頻度は低いですが起きます。テレビ本体内部は高機能なマイコン仕様となっていますので、リモコン受光部の感知センサーに異常があったり、待機状態から非常に微細な異常電流が流れて内部回路の異常が発生し、勝手につく、ということはあり得ないことではありません。この本体の内部異常に関してはどうにも手が出ません。

テレビが勝手についてしまう原因②「リモコンの故障」

また、リモコンが故障している、ということは本体よりは容易に想定できる事態です。水没・冠水などでリモコンの内部回路に接触異常や腐食などが発生すれば、能動的に操作もしないのに、勝手に信号を発することはあり得るでしょう。冠水なども覚えがなくても、電池を入れっぱなしにしておいて、電池部分から液漏れを起こし、その影響がリモコン内部基盤を侵蝕すれば、リモコンは小さくて内部は単純な回路基板で出来ていることが多いので、故障からテレビを勝手につける、などの誤動作を起こすことは可能性として十分考えられます。

テレビが勝手についてしまう原因③「クロームキャスト」

クロームキャスト本体
この画像の装置「クロームキャスト」がここ最近になって発生する、「よくわからないで、テレビが勝手につく」現象を起こすことのあるデバイスのひとつです。クロームキャストは、GoogleChrome(グーグル社のWEBブラウザ)と「連携」して、PC(もしくはスマホ)の画面をテレビに映し出す装置です。そのからくりの全容は割愛しますが、要点はPC(もしくはスマホ)とテレビに接続されたクロームキャストは、同一のWifi電波の上に必ずあって、GoogleChrome側から今開けているWEB画面をテレビにシンクロ(同期)させ、映し出す技術です。用途としては、ユーチューブをテレビの画面で大きくして観たいという場合が最も多いでしょう。このとき、PCでもスマホでもテレビに接続してある「自分で名付けた」クロームキャスト名を「キャスト」するアイコンがあって、それをクリック(タップ)すると数秒後にテレビに動画が映し出され音声もそちらから出ます。この前段階で「テレビをつける」という部分も、「キャスト」でスイッチングされ、見た目には「テレビが勝手についた」ことと同じに見えます。そういう仕様でできています。但し、テレビがスタンバイ状態であり、かつ、テレビ起動時の「入力系統」が、クロームキャストをつなぐHDMIの番号と一致している場合のみです。この仕様を知らず、テレビが消えているときに、何気なく「キャスト」を操作すれば、本人は意図せずとして、テレビをつけたことになってしまいますね。これは「故障」ではありません。クロームキャストの優れた機能の「せい」だと言えます。
参考サイト:クロームキャストでパソコンとテレビを繋ぐ方法とは?

テレビが勝手についてしまう原因④「テレビにタイマー機能がある場合」

テレビよってはリモコンから簡単に、ONとOFFを時間で設定できる機種が多く存在します。意図するところは、OFFに関しては、寝ながらテレビを見ていてそのままスイッチを切れずに「寝落ち」することを避けるため。ONは、おそらく目覚まし的にテレビで起きたいとか、それがそのまま朝一番に見なければならないニュース番組で、見逃さないでおくためとかではないでしょうか。上手に利用すれば大変便利な機能ですが、よくわからずにリモコンを触っていて、何かの拍子でONタイマーを知らずにかけてしまえば、テレビが勝手についた、という現象そのものになります。

テレビが勝手についてしまう原因⑤「テレビに人感センサーがある場合」

マニアックでハイエンドな機種では、人感センサーを使って「消し忘れ」を防止するためのテレビもあります。これは席を外してから、設定した一定時間、センサーが無人と判断した際、自動的にテレビを消すという機能です。この反対の動作で、センサーで消したテレビが再び人を感知するとスイッチが入る機能もあります。こうしたONとOFFの場合なら、センサーの感知で、テレビが勝手についた、という現象は何度でも再現できます。本来はエコでもあり、便利な機能なのですが。

テレビが勝手についてしまう場合の対処法

テレビが勝手についてしまう、という現象でも、大きくは3通りに分かれます。上記、原因の①と②は、これは「故障」に起因します。③は、クロームキャストというテレビ受信機へ動画(ユーチューブ)を映し出す装置であるために、スイッチが勝手に入るように見える、ということです。④と⑤はテレビに付加的についた機能が、利用者の思惑通りに動かなかった場合。それらの間では意味内容は全く異なってくるものかと思います。

テレビが勝手についてしまう場合の対処法①②「故障に起因する場合」

これは規則的な再現性がなく、いつ起きるかわからない分類にされます。よって、「修理する」か、「買い替える」ことでしか、対処は不可能と言えるでしょう。一応テレビは見れるというのであれば、テレビのONとOFFを「主電源」のみに頼る、という消極的な解決法はあるにはありますが、特に本体の異常であるならば、そう遠くない将来に、完全な故障が待っているはずなので買い替え時期かもしれません。一方、リモコンのほうの故障に特定できるならば、リモコン装置の在庫があるなら、新品を有償で取り寄せることで解決します。メーカー純正の、対応リモコンでなくても、特定メーカーに関係なく動作できるリモコンも市販されていますし、スマホのアプリなどでもリモコン代用はできますから、そこは利用者の判断と言えます。

テレビが勝手についてしまう場合の対処法③「クロームキャストの影響の場合」

こちらは「テレビが勝手につく」機能こそが、むしろ新種の高機能なわけですから、そうと割り切るなら問題はないはずです。しかも待機状態で、起動時にキャストされるHDMIの配線番号が入力に選ばれておかなければならないので、むしろ「逆手にとって利用する」程度の使い方でいいと思います。からくりさえ分かっていれば、その後はもしビックリするとすれば、起動時の音量が大きすぎたとか、他の同室者に見られては困る内容の動画からいきなり入ってしまって気まずいか、とかの場合と思います。

テレビが勝手についてしまう場合の対処法④「テレビにタイマー予約機能がある場合」

これは「不用意に」その機能を使わないようにするか、設定そのものでタイマー機能が利かないようにしておくか、どちらでもいいと思います。まあ偶発的に、リモコンの操作がまるで分らず、結果として「ONタイマー」を設定してしまう、というのは、主な利用者(持ち主)では想定しづらいことです。ゲストの方に、リモコンを委ねたりしなければ発生しないサプライズだと思われます。

テレビが勝手についてしまう場合の対処法⑤「テレビに人感センサーがある場合」

これはもう、気になるのであれば、テレビ本体設定で「人感センサー機能」をOFF(使わない)にしておくことを強くお奨めします。特に「センサーが感知したらONにする」は、もし設定できるのであれば使わない設定にしておくことで、「テレビが勝手についた」という事象からは逃れられます。

テレビが勝手につくことによって起こる不利益

「不利益」つまり使い手にとって「よろしくない」結果には、2通りがあると思います。1つには、勝手についてそれに気づかず、誰も見ないのにテレビが延々とついているときの「電気の無駄遣い」です。そしてもうひとつは、金銭的よりも精神衛生上の問題で、寝ている時に突然テレビが勝手について、ビックリして目が覚めてしまうことです。テレビは音も画像という明るさも伴うものですから、突然つけば起きてしまうことは十分考えられます。

テレビが勝手につくことによって起こる不利益①「電気のムダ」

もしもリビングのテレビが勝手について、それに気づかず朝を迎えれば、誰一人見ていないテレビの電気の無駄遣いはそこそこ見逃せないものになります。ましてや、勝手についたと言いながら、家族が数人いれば「誰の消し忘れか?」という犯人探しにまで発展すれば、それはもう不毛な「不利益」ではないでしょうか。

テレビが勝手につくことによって起こる不利益②「夜中に起こされる」

深夜最も眠りが深い時間帯など、テレビが勝手についてしまって、それで起こされてしまったらそれは不利益そのものです。自分ひとりならまだどうにかなるかもしれませんが、同居人が「勝手につけた」犯人にされるような事態では、テレビは余りにも罪作りです。

珍しいケースとしてテレビが勝手につく場合

確率としては非常に低いケースを、2つ挙げます。

「違法電波」でテレビが勝手につく

多くのテレビでは、リモコンは「赤外線」を利用しているのですが、ごく一部、「電波」で操作するリモコンもあります。そういう場合で、近隣を「違法電波」を垂れ流しながら移動する、大型トラック・ダンプカーなどの影響で、テレビが勝手につく、という報告がごく少数ですがあるようです。これは大抵規則的な再現性もありません。相手はいつ影響を及ぼしてくるかわかりませんから、これといった対策もありません。寝る時は主電源を切るとかの方法で逃げるしかないでしょう。頻発してお困りなようであれば、違法電波の管轄は「総務省」なので、通報するのもアリでしょう。
参考:電波利用環境保護活動

「視聴率測定器」でテレビが勝手につく(超レア)

視聴率計測器の一部
極めて少数と思いますが、こんなこともあります。某アンケート調査会社から、テレビの視聴状態をLAN経由で計測する機器を設置してくれませんか、という募集が来まして、それに当選した家の、リモコン受光部の画像です。装置の全貌をここに出すことは躊躇われますが、この装置が「間」に入ることによって、リモコンが利いたり利かなかったりする現象が実際発生しました。この実例では、「消した」と思ってすぐに中座すると、戻ってきたら「なぜか」テレビがまた勝手についていた、という現象です。これはデータ取得の際、リトライが発生し、消したものを視聴測定器が自力でスタンバイを解いて、テレビを付けたものと想像できます。常に起きるわけでもなく、勝手につくとすれば大体数分以内で発生しますので、もう数回OFFを押して解決できるんですが、確認なしで急いで外出とかすれば、そのまま付けっぱなしになることでしょうね。

まとめ

「テレビが勝手につく」と、一括りに言っても、その原因が全く違っていて、ただの誤操作であったり、多機能ゆえの現象であったりと、線引きそのものはわかるまでは本当に謎であり不思議です。ただ、「故障」起因を除外すると、どれもこれも持ち主の「使いこなし」が問われる内容ですので、自信がなければ機能を「外す」設定にすればいいと思います。テレビもそうですが、「家電」全般が、過剰な機能を搭載しすぎて、逆に不便をもたらすケースは少なくないと感じます。上手にこなすには、ある程度からは機能を見切ることも大事なことです。それは道具(ツール)全てに言えることではないでしょうか。

【編集部より】あなたの感想を教えてください

こちらの記事はいかがでしたか?もし同じ疑問を持っている知り合いがいた場合、あなたがこの記事を友人や家族に薦めたりシェアしたりする可能性は、どのくらいありますか? より良い記事を作るための参考とさせていただきますのでぜひご感想をお聞かせください。
薦めない薦める

この記事を書いた人

Small 9f10cb4b b967 4443 a9d0 cb54cf78b7b9
Written By
速水 雄一
「読みやすい」を目標に記事を書いていきたいです
「ライター」としてはまだまだひよっこですが、その分「裏付け調査」をしっかりして、間違いのない情報をお伝えできればと思っています。 白物家電が好きで量販店に見に行ったりよくします。記事では、すでに自分が経験として持っている知識と、調べた結果をかみ砕いて、 それらをバランスよくまとめ、伝わりやすいものを書いていけるように頑張ります!

おすすめの記事

スポンサー

カテゴリ一覧