地デジへの完全移行は2011年。2010年前後に地デジ対応で買い替えた人も多いので、そろそろ今のテレビも使い始めてから8年前後が経っています。当時、シャープ製のテレビは「世界の亀山モデル」と言われていてブランド化されていたこともあり、1,2を争う人気テレビでした。
いくら日本製のテレビは壊れにくい頑丈なものが多いと言っても、テレビの寿命は平均で9年ほどと言われており、液晶テレビの場合は約60,000時間なので、そろそろ故障する箇所で出てきてもおかしくない時期です。
テレビ離れが叫ばれている昨今でも、これだけ生活に根付いているテレビ、いきなり故障で修理に出さないといけないとなると、買い替えの予算、修理代のほうが安い?そもそもどれくらい修理にかかるなど落ち着かなくなってしまうもの。
そこで、ここでは、シャープのテレビの故障に特化して、故障の症状や対処法についてまとめていこうと思います。シャープ製のテレビを使用している人は覚えておいて損はない情報ばかりですよ。
シャープのテレビが故障した時の症状はどんなものが考えられるのでしょうか?主な故障症状を見てみましょう。
電源ボタンが点滅している場合は、テレビが正常に起動していないことを示しています。その際の色は問いません。この場合は、再起動を行って、一度リセットすると元に戻る可能性が高いです。
やり方としては、
・電源「入」のまま、本体の電源スイッチを5秒以上押しつづけ、電源を「切」にして下さい。
・1分待ってから改めて電源を入れて下さい
これで確認してみて、まだ不具合が続いていたら修理対応となります。
また、BDドライブ内蔵、またはUSB外付けハードディスクに対応した製品は、あらかじめホームメニューから「設定」-「視聴準備」-「各種設定」-「電源スイッチ(ボタン)設定」-「モード2」を選び、「モード2」設定に切り替わっていることを確認した上で、再起動操作を行ってください。
まずは故障ではなくより単純な理由を考えましょう。例えば、
・コンセントから抜けている
・テレビ裏の電源入力端子にきちんと入っていない
・ブレーカーが落ちている
・コンセントのオンオフがオフになっている
・リモコンの電池切れ
など修理に出すと作業代だけ取られ勿体ないことになりますので一度確かめてみましょう。
画像に線が入っている場合は、まずは再起動を行ってください。
やり方は
・電源「入」のまま、本体の電源スイッチを5秒以上押しつづけ、電源を「切」にして下さい。
・1分待ってから改めて電源を入れて下さい
です。それでも症状が改善されない場合は、汚れによる線という場合も考えられますので、液晶クリーナーなどで綺麗に拭いてみて下さい。これで改善できない場合は、テレビ内部の不具合が考えられますので修理対応となります。
スピーカーから音が出ない場合、一度ボリュームを確認してみて正常の値の場合は再起動してください。それでもダメなたスピーカーの故障ですのでテレビ本体を修理に出す形となります。サイズにより変わりますが修理代は12,000円~25,000円ほどを見ておくとよいでしょう。
モザイクみたいになっている場合は、故障ではなく、
・アンテナ線のゆるみ
・住んでいる地域の受信環境の影響で映らない
・天候の変化
などアンテナ系の問題の場合が多いです。特に天候の変化は地域により雨の日などは受信具合が悪くなるなど環境が大きく左右する場合もあるので、別の天候の時に再度試してみて、ダメならアンテナを含めてなので、購入した(設置した)業者のほうが手っ取り早いかもしれません。
メッセージの内容によって考えられる故障症状が変わってきます。
・エラー表示(E201/E202/E203)が出る→アンテナ関連の不具合(故障)などの場合が多い
・B-CASカード関係→再度、B-CASカードがきちんと刺さっているか確認
・「アンテナ電源を切にしました…」→再起動を行う、もしくはBS・CSアンテナ電源の設定を確認する
リモコンが動かない場合、電池切れやあまりにも遠くて反応していないこともあるので、まずはそれを確認してください。また、純正のリモコン以外のマルチリモコンを使用している場合は、何らかのボタン操作ミスで、テレビのリモコン設定がシャープではなくなっている可能性もありますので、再度設定をし直してみて下さい。これでもダメなら修理対応となります。純正リモコンは10,000円以上する高価なものなので、純正にこだわらないのであれば、数千円で購入可能なマルチリモコンでも良いと思います。
テレビはやはり精密機器なので、これ以外でも故障と考えられる症状はあります。上記以外の症状の場合は、シャープの公式のサポート(電話、インターネット、持ち込み)に問い合わせをするか、
出典:SHARP
もしくは購入した家電量販店に相談してみましょう。購入時に、家電量販店独自の保証延長サービスに入っている場合があり、その場合だと、有償修理の機関になっていても、無償修理対応となる場合もあります。
多くの故障症状では、再起動を行い、一度リセットすることで直る場合が多いです。パソコンでも再起動で元に戻ることはよくありますので、精密機器であるテレビでも同様です。
再起動は、
電源「入」のまま、本体の電源スイッチを5秒以上押しつづけ、電源を「切」にして下さい。
1分待ってから改めて電源を入れて下さい となります。
メーカー(SHARP)に修理を依頼するのは確実な方法です。やり方はネットである程度の症状を把握してからメールで連絡、電話、直接、SHARP修理センターに持ち込むという方法があります。メリットは確実に修理ができることですが、デメリットは修理までにやや時間がかかる場合はほとんどである点と、価格も業者などに頼むより割高です。
冒頭でも設枚した通り、液晶テレビの寿命は60,000時間、日数にして約9年ほどとなっています。修理代を出して、今の症状を改善しても、寿命が近いと他の症状がでてきてしまうかもしれません。ある程度年数が経っている場合は、思い切って買い替えをするのも手です。
テレビの価格もだいぶ値下がりしており、今のテレビを購入した予算と同じ程度なら4Kのような高画質や大型インチの大画面テレビにバージョンアップすることができますし、同クオリティなら半額程度で買えることもあります。
前述したように新品のテレビでも、かなり値段は落ちていることもあり、修理にかかる費用を出すと、そこまで新品を買うのと変わらなくなってしまう場合は、事前に修理をせずに連絡が来る場合があります。あらかじめいくらまでなら修理して欲しいと明確な線引きをしておくとスムーズに事が進みます。
シャープの場合、テレビの備品の保管保証期間は8年となっています。つまり、販売終了したんモデルの場合、終売から8年以上経つと修理できる備品がない場合もあります。その場合は、修理できないので修理せずに返品となります。
つまり、シャープ自体も8年サイクルで新しいテレビに買い替えを推奨しているとも言えますので、8~10年経っていたら、買い替えで仕方ないかもしれません。
今回はシャープのテレビの故障症状と対処法についてまとめてみました。結構口コミを見ると、故障だと慌てて修理依頼をしたら、単にプラグが抜けていたなど頼んでからだと恥ずかしい展開も!まずは落ち着いて症状をチェックしてみましょうね。