筆者は家電量販店に勤めております。PS4のデータ版のゲームデータを複数のPS4で共有する方法について解説を行っていきます。 この記事におけるPSNに関連するトラブル等は当サイトでは責任を負い兼ねますので、あらかじめご了承頂き、記事を読んで頂きますようお願い致します。
Written By ブレンディ 0120
PS4でゲームをしたい時に、下記のいずれかの方法でPS4本体にゲームデータをダウンロードする必要があります。
1つ目が「ディスク版」という従来のゲームソフトをPS4本体に読み込ませ、ゲームデータを構成する方法でネットショッピングかゲームソフトを取り扱うお店でディスク版を購入してから本体にダウンロードさせる必要があるので、ディスクという形には残りますが、手間と時間がかかってしまいます。
人気タイトルであれば発売日当日に手元に届かないこともあり、最近人気な購入方法はもう2つ目の「ダウンロード版」が増えてきているようです。
ダウンロード版では、PSNからゲームデータを購入しPS4本体にダウンロードする事で文字通りゲームデータを購入しているイメージです。
ダウンロード版では、リアルタイムな配信であることから、発売日にすぐにプレイをすることが出来るので、必要な時にすぐに買えるというメリットがあります。
どちらの購入方法でもPS4はPSNの規約違反の項目の中に「第三者への貸し借りを禁じている」部分がある為、一人のアカウントと紐づいたゲームソフトは他の人に共有は本来できません。
引用元URL:PSNの利用規約 PSNの利用規約
しかし、そんなことを言っていては同じゲームソフトをアカウントの個数分買わなくてはいけませんよね?
今回は、そんなPS4のダウンロード版を共有する方法と別アカウントからでも使うことができるのか?という点に的を絞り詳しく解説を行っていきます。
まずは、DL版を購入したPSNのアカウントから操作を行う必要があります。
参考画像のように進みますが、お使いのPS4のバージョンによって操作画面推移が変わる可能性がありますので、ご了承ください。
設定画面より、画面中段のアカウント管理を押します。
アカウント管理画面の中にある、いつも使うPS4として登録するのボタンを押します。
いつも使うPS4として登録を解除することで、DL版共有したいアカウント側の設定は完了です。
画面でご説明したとうにまずは「設定」を開き、「PlayStation Network/アカウント管理」と進みます。
「いつも使うPS4として登録」という画面から、登録解除を行いましょう。
この作業を行うことで、DL版のアカウント固定をフリー化する準備が整います。
もし、最初から「いつも使うPS4として登録」の設定がされていない場合は、この項目は省いて次の工程に移ります。
次に、共有を受けたいアカウントからの操作に入ります。
まずは、起動直後のログイン画面でDL版を購入したアカウントをPS4本体に登録されていることを確認します。
次にこの画面の左側にある「新しいユーザー」を選択します。
「ユーザーを作成する」という手順で進むと、PSNのログインとアカウント新規作成という画面に推移しますので、上記の工程でDL版に紐づいていたアカウントのIDとパスワードを入力してログインを行います。
この手続きを行うと一つのPS4に同じアカウントが複数あることになります。
PSNへの同時ログインは仕様上できないので、どちらのアカウントも同じログインIDとパスワードでログインを行うことになります。
PSNアカウントに紐づいてダウンロードされているデータは、メニュー画面のライブラリから再ダウンロードすることができます。
これによってメインのアカウントとサブアカウントの2つで同じダウンロード版のゲームを共有することができます。
ダウンロード版のゲームデータを2回ダウンロードする必要がありますので、時間と本体ストレージの消費は2倍になります。
PSNに同じアカウントでログインを行う為に、共有する相手側にご自分のアカウントのパスワードを教えなければなりません。
自分だけのPS4本体内で行う操作であればリスクではありませんが、他の方のPS4にこの手続きを行う場合、ご自身のアカウント情報が相手に教えなければ成立しません。
この為、個人のプライバシーが侵されることが想定されます。
例えば、これまでプレイしてきたゲームデータやトロフィー情報、youtubeの閲覧履歴、メッセージのやりとりの内容など、ご自身で見れるデータは相手側にも全て筒抜けの状態で共有されることになります。
親しい間柄であっても、プライベート情報まで露呈されると問題が起きることがよくありますので、安易な気持ちで行おうとせずに、一度慎重になってから考えるようにしましょう。
アカウント情報の共有とそれに紐づくデータの共有が行われることは、様々なリスクが生じます。
上記で述べたような個人情報からプライバシーの部分にも触れる手続きとなりますので、双方の間でトラブルが生じることも想定されます。
このようなトラブルに関係する部分では、アカウント凍結やBANの対象になることも考えられます。
PSN側が利用規約違反を確認した段階で、PSNへのアクセスを制限されたりアカウントを凍結され以後、一切使えなくしたりという権利をPSN側は持っています。
PSNに最初に登録した際に利用規約に同意した上でPS4のオンラインを楽しんでいるので、こういった違反を行うことで、健全なゲーム環境を犯す行為に対する厳罰は厳しいものとなります。
故意にこういった操作を行うことでアカウントの停止されるリスクを背負うことにもなりますので、この手続きの一切は自己責任で行うと良いでしょう。
また、手続きを行った後の一切の責任は当サイトでは負いかねます、あらかじめご了承ください。
DL版をダウンロードしたアカウント以外からのDLは鍵付きの為、ダウンロードできない仕様になっています。
このため、鍵を一旦外さなければなりません。
方法は次の通りで基本操作は一緒です。
「設定」→「PlayStation Network/アカウント管理」→「いつも使うPS4として登録」という画面から、登録を行いましょう。
他のアカウントもDL版を共有するPS4と同じPS4をいつもつかうPS4として登録していれば共有は可能です。
このような操作を行うのであれば、身内などで同じPS4を使いアカウント分けを行っているイメージであれば現実的でしょう。
PS4のダウンロード版の共有は家族内で留めておくことが最も堅実的です。
上記でお話したトラブル回避も家族内であればなんとか解決できる範囲ではありますし、最悪の場合喧嘩くらいで済むでしょう。
他人同士となるとお金の問題も絡んでくる可能性がある為、この様なトラブルは後を絶ちません。
PS4のゲームを巡ってこれまで仲の良かった方達と不仲になるきっかけになるかも知れませんので、お金はかかってもそれぞれがダウンロード版を買った方が間違いなく良いと思います。
最悪、家族内での共有であればグレーゾーンとも捉えられますので、この記事の応用は家庭内にしましょう。
いかがでしたでしょうか?PS4のダウンロード版の共有方法と、それに伴う注意事項をご説明いたしました。
最も怖い部分だと、PSNのアカウント停止と個人情報の漏洩です。
気軽な気持ちで行ったアカウント情報の共有から、トラブルは思いもよらない位に膨れ上がる可能性があります。
今の時代は、情報は大変価値のあるものです、悪意ある人の不正ログインも横行していることから、個人情報を第三者に教える行為は可能な限り行わない方が良いでしょう。
この記事を読んでご不明や疑問点があった場合は当サイトのお問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。
可能な限り対応させていただきます。