グーグルマップ上には様々な表示がされています。
建物名、店舗名、道路の名前、様々な情報が表示されていますね。
この表示、消した状態でスッキリとしたマップを見たい!なんて時はありませんか?
実際、グーグルマップ上の表示は便利です。
筆者自身も、一目で建物や道路の情報などが分かるこの表示で快適な思いをしたことが何度もあります。
ただ、場所によっては表示がごちゃごちゃしてしまう瞬間があるんですよね。
「表示のせいで本当に見たい場所が見辛いんだけど!」
「建物名はいいからこの道がどうなってるのか見せてくれ!」
正直筆者も感じたことがあります。
グーグルマップの表示を消すことは可能なのか?
この記事ではそれを詳しく解説していきます。
PC版、スマホ版どちらのグーグルマップも記事内で取り扱ったので、是非とも参考にしてみてください。
というわけで筆者も色々と調査、実験をしてみました。
まずは、PC版グーグルマップでの解説です。
グーグルマップが「航空写真」の状態であれば、ある程度の表示は消すことができます。
しかもすごく簡単に。
(MacbookのSafariで表示しています。)
PC版グーグルマップにて、渋谷駅周辺を表示してみました。
駅名、建物名、高速道路の名称や信号の名称まで…色々と表示がされています。
一見周辺に何があるか一目で把握できるのですが、実際の地形が表示で隠れてしまっている部分もありますね。
この地図上の表示を全て消してみましょう。
まず航空写真の状態で、検索窓の左端にある三本線をクリックしてください。
左端からメニューが出てきますね。
この上から二番目、青くなっている「航空写真」の欄がありますね。
その下に少し小さく「ラベルを表示」という文字があるのが分かりますか?
建物名や道路名などの、地図上の表示は「ラベル」と呼びます。
この「ラベルを表示」をクリックしてみましょう。
するとメニューが左にフェードアウトすると同時に、地図上の表示が消えます。
とてもスッキリ!
ちなみにこの状態で再度左の三本線から先ほどのメニューを呼び出してみましょう。
お分かりでしょうか?
先ほどは「ラベルを表示」と書かれていた部分が「ラベルを非表示」に変わっていますね。
ここの欄で、現在ラベルが表示されているのか、されていないのかがわかるようになっているのです。
お気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、ここでこの「ラベルを非表示」をクリックすれば、先ほど消えた表示が全て復活します。
この部分をクリックするごとに、表示を消すか消さないか切り替えられる仕様です。
簡単な操作で、かなり地図上がスッキリして地形や道路などが見やすくなりますね。
ちなみになのですが、航空写真ではない通常の地図表示にはこの機能がありません。
航空写真のモードでは左の三本線から呼び出せるメニューに「ラベルの表示/非表示」の欄がありましたね。
通常の地図を見ているときには、そもそもこの「ラベルを表示/非表示」欄が存在しません。
つまり表示を消すことができない仕様です。
「地図上の表示を消したい時は、航空写真モードで消せる」と覚えておきましょう。
通常モード/航空写真モードどちらであっても、左上の検索窓は隠しておくことが可能です。
ラベル非表示状態の渋谷駅周辺です。
この状態で検索窓も隠して見ましょう。
左上検索窓のすぐ下、「移動時間、交通状況、付近の場所を表示」をクリックします。
このように画面左側にメニューが出てきますね。
この時、検索窓のすぐ右に小さい三角形が表示されているのがお分かりでしょうか。
ここにカーソルを合わせると、「サイドパネルを折りたたむ」という文字が出てきます。
この左のメニューは「サイドパネル」と言うんですね。
(入力切替のアイコンで隠れて見えづらいですが)
なので、この三角形をクリックしてみましょう。
先ほどまで左上にあった検索窓が、隠れて見えなくなりました。
ラベルを非表示&検索窓も無くして、かなりスッキリとした地図になりましたね。
この状態で左上の三角形を押すと、「サイドパネルを展開」と出て検索窓を復活させることができます。
ちなみに通常モードでも検索窓を見えなくしてみました。
ラベルを非表示にはできませんが、これだけでも少し見える範囲が広がるので見やすいですね。
この機能、グーグルマップの「ライトモード」では搭載されていないようですのでお気をつけください。
地図右下に稲妻のアイコンがある方は、クリックして通常モードにしておきましょう。
ラベルとサイドパネルを消すと、残りのログインボタンなども消してしまいたくなりますね。
筆者のSafariの環境下では、ブラウザで簡単に消すことができるのはラベルとサイドパネルのみでした。
全て表示を消したい、もしくは全画面で地図を表示したい!という方は、FirefoxやGoogle Chromeにてそのようなアドオンがあるようです。
少々手間にはなってしまいますが、まっさらな地図だけ見たいという方はアドオンの導入も是非ご検討ください。
ここまではPC版グーグルマップにて解説をしてきました。
ただ、スマホでグーグルマップを使用している方も多いのではないでしょうか。
スマホ版でも邪魔な表示を消したい!という方のために、スマホでも調査・実験をしてみました。
結論から述べると、スマホ版で表示を消すのは現段階では難しいようです。
iOS版グーグルマップにて、同じく渋谷駅周辺を表示しています。
航空写真の状態ですが、ラベルの表示/非表示を切り替えるボタンがありません。
iOS版グーグルマップでは、残念ながら建物名などの表示を消すことができない仕様になっています。
ただし、検索窓などを消して全画面表示にすることは可能です。
地図上を軽く一回タップしてみてください。
タップでなく長押しをしてしまうとそこにピンが立ってしまうため、軽くタップです。
全画面表示になって見やすくなりました。
もう一度タップすれば検索窓などが復活します。
ただ、「どうしてもスマホでグーグルマップの表示を消したい!」というとき、グーグルEarthを使う方法もあります。
グーグルEarthでは、表示が「レイヤー」という機能になっています。
アプリ版でどうやらレイヤーの表示/非表示を切り替えられるようですね。
スマホ版グーグルマップでは表示を消して地図を見ることができない仕様のようです。
しかしどうしてもスマホで表示を消したい、もしくは消して見る必要のある場合は、スマホ版グーグルEarthの導入も検討してみてくださいね。
グーグルアースをインストールしていなかった場合は少々手間になってしまいますが、表示を消すことはグーグルEarthで可能です。
ここまでの結論は、
・PC版グーグルマップでは航空写真の状態で建物名などのラベル・検索窓などの表示を消すことができる。それ以上のアイコン、全画面表示などは、各ブラウザのアドオンなどを駆使すれば可能
・スマホ版グーグルマップでは建物名などのラベル表示を消すことができない。検索窓などは消して全画面表示にすることができる。スマホ版グーグルEarthを仕様すれば建物名などを消すことが可能
ということになりました。
グーグルマップですべての表示を消して、まっさらな地図のみ見たいという場合は少し手間をかけねばならないようです。
が、簡単な操作である程度見やすくなるので、状況に応じて使い分けてみてくださいね。
グーグルマップで快適な地図を見られるようにするため、是非覚えてみてください。
ありがとうございました。