この記事ではChromeが起動しないときの対応方法を中心に説明させていただきます。
パソコンからインターネットでサイトを表示させようとする場合、WebブラウザーであるChromeを起動することが多いと思いますが、ここでChromeが起動しないということが稀に起きてしまいます。
このようにChromeが起動しない時はどのような原因があり、どのように対応していけば良いのかをまとめていきたいと思います。
Googleのサポートページによると、Chromeがうまく起動しない時に表示されるメッセージは以下のものであることが多いようです。
①Google Chrome のプロキシエラー
②このウェブページにアクセスできません
このようなメッセージがでる際はChromeが何らかの原因により、うまく起動できない状況に陥ってる可能性があります。
以下では対応方法についてまとめていきたいと思っていますが、対応を行う前にChromeが起動できないのではなく、ページが読み込めていない状況なのか否かを確認しておきましょう。
ページが読み込めていない場合は、再度ページを読み込むことによりエラーが解消することがありますので一度は実施してみましょう。
GoogleChromeが起動しない原因は利用している方の環境が異なることもあり、多岐にわたります。
原因を特定した上で事象を改善した方がよいのですが、解明には時間がかかりますし、すぐにインターネットでページを参照したいという方も多いと思います。
そのようなときは次のようなことを実施することで状況が改善することがありますので試みてみましょう。
①Chromeを再起動する
②他のブラウザやアプリケーションを閉じる
③パソコンを再起動する
これらの作業によりGoogleChromeが起動しない原因となっている原因を解消できることがあります。
他のアプリケーションがChromeに影響を与えている場合、Chromeが既に開いている場合、他のアプリケーションを多く起動していることでメモリ不足となっている場合などに有効な手段かと思われます。
当作業で原因を完全に特定することは難しいですが、Chromeが起動しないことを解消できるようになる可能性はあります。
すぐに状況を改善したい場合は上記の対応を試してみましょう。
Chromeやパソコンの再起動をもってしてもGoogleChromeが起動しない場合、状況によってはサイトを表示するために代替手段が必要となります。
代替手段といっても大袈裟なものではなく、Internet explorerを活用するだけです。
GoogleChromeはすぐれたブラウザーですが、Internet explorerなど他にもすぐれたブラウザーが存在するため、それらを代替手段にする事も有用です。
急いで何らかのサイトを表示したい場合は一時的にブラウザーを替えて、GoogleChromeの復旧自体はじっくりと行うのもひとつの手段だと思いますのでご検討ください。
上記の手段で状況が改善しない場合は、以下の作業を実施することで状況がよくなることもあるようです。
まずは以下フォルダーにアクセスします。
C:Users/ユーザー名/Appdata/local/Google/chrome/user data/default
このフォルダを削除します。削除後にGoogleChromeを再度起動することでGoogleChromeが起動しないという状況が改善するということがあるようです。
私もよく念のため実施しておくことが多いのですが、フォルダを削除するのが不安な方は、フォルダ削除前に対象のファイルなどを保存しておくようにしましょう。
尚、フォルダ削除する事により状況が改善する場合、GoogleChromeが起動できるようになった場合はGoogleChromeのexeファイルがあるべき場所になくなってしまっていることが原因のようです。
今回ご紹介したフォルダを削除することにより、exeファイルの場所が適正な場所に格納されることでGoogleChromeが起動できないという事象が改善することになります。
ちなみにではありますが、念のためフォルダやファイルを保存しようとした場合にフォルダやファイルが使用されている旨のメッセージが出た場合は、Chromeがバックグラウンドで当ファイルなどを使用している可能性が高いため、そのような際はChromeを一旦終了してからバックアップを行うようにしましょう。
こちらも上記と似たような作業ではありますが、GoogleChromeの設定をクリーンアップすることによってGoogleChromeが起動できないという事象をなおそうというものです。
作業は以下の手順で行っていきます。
まずは、GoogleChromeを起動してください。起動しましたら、画面右上にある設定ボタンを押下してください。
ボタンを選択しますと、一覧の画面が表示されますので、一覧の下部にある詳細設定を選んでください。
詳細設定ボタンを押下しますと、リセットとクリーンアップで設定のリセットからリセットを選択してください。
この作業により、GoogleChromeのクリーンアップが完了します。
Googleサポートページに記載されておりますが、こちらのクリーンアップを行う前に望ましくないプログラムがあれば、クリーンアップの前にプログラムを削除するようにしてください。
但し、望ましくないプログラムは基本的に導入されていないと思われますので、クリーンアップするというのがここでの作業かと思われます。
上記で試して頂いた各種プログラムの再起動やユーザー設定フォルダの削除及び再作成で事象が解消しない場合は、GoogleChromeのアンインストール及び再インストールを行った方がよい可能性もあります。
尚、GoogleChromeのアンインストールを行う際にブックマークなどのファイルを保管したいという場合は、先ほど触れたdefaultフォルダをどこかへ保存しておく必要があります。
上記での説明でふれておりませんでしたが、defaultフォルダに移動する場合、途中のフォルダが隠しフォルダになっている可能性があるため、ユーザーがみえるように設定しておきます。
隠しフォルダが見れる設定はフォルダを開き、フォルダ画面の上部にある表示を選んで頂きます。
選択していただいたら、ファイルの表示オプションにて隠しフォルダとファイルを表示するを選んでください。
この設定により、隠しフォルダ及びファイルの参照が可能となり、先ほどご案内したdefaultフォルダが参照できるようになります。
これでブックマークなどの保管を行えます。設定の退避が完了しましたらGoogleChromeのアンインストールに移ります。
アンインストールの詳細については割愛させて頂きますが、アプリケーションを表示できる画面にて対象アプリケーションを選択し、アンインストールのボタンを選んで頂ければアンインストールは実行できると思われます。
尚、アンインストール時に閲覧データを削除するかを聞かれた場合は、データの削除を選択してください。
アンインストール完了後はGoogleChromeの再インストールです。こちらはGoogleChromeを導入した際と同じことを実施することでインストールが可能となります。
インストールが完了しましたら、GoogleChromeを開いてみてください。正常にトップページが表示されていたら対応は完了です。
GoogleChromeの再インストールでもChromeが起動しない場合、セキュリティソフトなど他のプログラムが影響している可能性があります。
他のプログラムがChromeにどのように影響しているか確認し、対応を検討する必要があります。
この記事では、GoogleChromeが起動しないときの対応について記載させて頂きました。
振り返りますと、
①GoogleChromeやパソコンなどの再起動によってChromeが動かない状況を改善
②ユーザー設定フォルダ及びファイルの再設定によりGoogleChromeの起動を可能にする
③一旦、Chromeをアンインストールし、再度Chromeをインストールする
などについて記載させて頂きました。他にも設定のクリーンアップにも触れています。
GoogleChromeは多くの方が使用しているブラウザーであり、とても優秀なもののため、急に使用出来なくなった場合は大変困る事態に陥ります。
再起動などで復旧する場合はあまり問題ないですが、復旧しない場合で急いでWebサイトを参照したいときは、Internet explorerなどの活用も視野に入れて起きましょう。
その後、時間ができた際にGoogleChromeのクリーンアップや所定フォルダ及びファイルの再設定を行うことでChromeが起動しない状況を改善しましょう。
また、それでもChromeが起動しない場合には、Chromeをアンインストールし、閲覧データなどを消去した上でChromeを再度インストールしてみましょう。
Chromeが起動しない方に当記事がお役にたてれば幸いです。
引用元:Chrome がクラッシュする、起動しないなどの問題を解決する - パソコン - Google Chrome ヘルプ