Webサイトの表示もスムーズで、使いやすいブラウザとして話題のChrome。
ですが、そんなChromeを使用しているとパソコン、スマホ問わず文字化けが発生してしまうことがありますよね。
文字化けしてしまうと、文字通り文字が他の文字に化けてしまい、通常通りには読めなくなるので不便でしかありません。
そこで今回の記事ではChromeで文字化けした際の対処法について、文字化けが起こる原因等と共に紹介していきます。
Chrome等のブラウザを使用していると文字化けは誰にでも起こる可能性がありますので、今現在は起こっていないという方も一度はぜひ読んでみてください。
Chromeやその他のブラウザを使用している際に文字化けが起こってしまう根本的な原因はwebサイト側の文字コードと、Chrome側の文字コードとの不一致です。
文字コードとは日本語等の文字が画面上できちんと表示または保存できるようにするためのID番号のことなのですが、その文字コード同士には互換性がありません。
Webサイト側で設定している文字コードと、Chrome側で設定している文字コードが異なる場合には文字コードに互換性がないことから、それぞれで別の文字であると認識してしまうのです。
そのため、webサイト側の文字コードとChrome側で設定している文字コードが一致していなければID番号が一致せずに、きちんとした文字が表示されない(文字化けする)といった症状が発生します。
以上からもわかるとは思いますが、数あるブラウザの中でChromeだけが文字化けを発生させるということではありません。
他のどんなブラウザを使用している場合でも文字化けしてしまい、文字が読めなくなってしまうという症状は起こり得ると言えます。
Chromeは他のブラウザよりも文字化けすることが多いと言われることもありますが、それもChromeを使用しているユーザーが多いからなのかもしれませんね。
日本語を表す文字コードは一つではなく、UTF-8やShift-JIS、EUC-JP等様々にあり、現在では日本語を表示させる際は基本的にUTF-8が用いられています。
そのため基本的にはwebサイトとChrome側とで文字コードの不一致ということは起こらず、文字化けすること無く表示されるものが大半となっています。
しかしそれでも、Chromeを使用する際に文字化けが発生することがありますのでその原因について紹介していきます。
Chromeを使用した際の文字化けの原因として、まず第一に挙げられるのは「アクセスしたwebサイトが古い」ということです。
これは現在ではUTF-8という文字コードが主流になってはいるものの、一部の古いwebサイトでは未だShift-JISといった文字コードが日本語を表示するために用いられていることがあるからです。
それによりChromeとwebサイトとで文字コードが一致しなくなるため、文字化けが起こります。
Chromeを使用した際の文字化けの原因として次に挙げられるのは「ウイルス対策ソフト」です。
というのもウイルス対策ソフトであるカスペルスキーというソフトを使用している方に、Chromeが文字化けを起こすという症状が発生しているようなのです。
カスペルスキーによるChromeの文字化けはwebサイトにアクセスした際ではなく、ホーム画面の時点ですでに発生することが特徴です。
もし、Chromeのホーム画面から文字化けが発生しているようであれば、自身が使用しているウイルス対策ソフトが何なのか確認してみてください。
ちなみにこちらの場合における対処法はキャッシュを削除し、カスペルスキーを最新版に更新すること、もしくはソフトによる保護機能をオフにすることとなっています。
すでにカスペルスキーを持っている場合であれば無償で最新版のダウンロードが行えるため、これらの対処法を参考にしてみてください。
このように、Chromeではウイルス対策ソフトが文字化けの原因になっているというケースが少なからずあります。
カスペルスキー以外のウイルス対策ソフトでも同様の症状が発生することがあると言えますので、もし他のソフトを使用していてもホーム画面から文字化けするという際にはキャッシュを一度削除してから保護機能をオフにしてみてください。
ウイルス対策ソフトの保護機能をオフにしたところ、Chromeの文字化けが改善されたとなると、そのソフトが原因であったということになります。
参考元:Google
Chromeが文字化けする場合には上記で紹介したような例外も少なからずあるものの、基本的にはChrome側とwebサイト側とで文字コードの不一致が起こっているからです。
ということで文字コードの不一致が起こっている場合にはどのようにすればChromeの文字化けを解消することができるのか、android端末での方法から紹介していきます。
Android端末でChromeの文字化けを解消するには設定アプリから文字コードを変更するということが有効なので、まずは設定アプリを起動させましょう。
設定アプリが起動できれば次にアプリ内から「文字コード」の設定を確認します。
どこに文字コードの設定について記載されているかは端末にもよりますので、設定アプリの右上にある検索欄に文字コードと入力すると楽に探せますから活用してみてください。
後は文字コードをUTF-8からShift-JIS等に変更する、もしくは言語自体を日本語に変更することでandroid端末における文字コードの変更完了です。
Android端末では文字コードによる文字化けといったことが発生しないようにするために、基本的に文字コードの設定は自動で行われるようになっています。
そのため文字コードの設定を行えないというandroid端末も多く、そういった端末では上記で紹介した文字コードの変更方法は有効ではありません。
なので、使用しているandroid端末の設定アプリに文字コードに関する設定がなかった場合は、Chromeではない他のブラウザアプリを使用することを考えてみてください。
これはChrome では文字化けしていたけど、アクセスするブラウザを変えたら文字化けが改善されたというケースもあるからです。
Android端末のChrome の文字化けを改善する直接的な方法ではありませんが、文字化けを避けるにはこういった方法もあることは覚えておいてください。
それでは最後に文字コードの不一致が起こっている場合にはどのようにすればChromeの文字化けを解消することができるのかについて、iPhoneでの方法を紹介していきます。
Android端末でも文字コードに対する設定ができないことがあったりするように、iPhoneでも同様に文字コードの設定をデフォルトの機能で行うことはできません。
以前まではそういった設定を行うこともできたのですが、iPhoneの製造元であるApple側の仕様変更のためか、できなくなってしまっています。
よってandroid端末でも紹介しましたが、iPhoneでChromeの文字化けを解消するにあたり有効な方法は使用するブラウザを変更することとなります。
様々なブラウザがありますから、この機会に新しく使用したいブラウザを探してみてはいかがでしょうか。
iPhoneでChromeの文字化けを解消する方法として、ブラウザを変更する以外にもう一つ有効な方法があります。
それはChromeの文字コードを変更する役割を持ったユーティリティアプリを使用することです。
Chromeとそういったユーティリティアプリを併用することで文字化けを解消することが可能なので、どうしてもChromeアプリを使用したい方にはこちらの方法がおすすめです。
参考元:App Store
今回の記事ではChromeで文字化けした際のandroid端末、iPhoneでの対処法についてそれぞれ紹介してきました。
対処法には単純に設定アプリから文字コードに関する設定を変更するという方法の他にも、使用するブラウザアプリを変更する。
ユーティリティアプリをブラウザアプリと併用するといった方法がありますので、現在文字化けに悩んでいるという方はお試しください。
文字化けという言葉からもわかるように、一度文字化けすると基本的に文字を正しく読むことは不可能です。
そんな状態を改善するために今回の記事が役に立ちましたら幸いです。