この記事ではパソコンを起動したときに勝手にChromeが立ち上がってしまうという現象が起きるときの原因や対処方法についてご説明したいと思います。
インターネットや書類作成などを開始しようとパソコンを起動した際にいきなりGoogleChromeが立ち上がった場合、多くの方が驚くことと思います。
場合によってはウィルスかもしれませんし、外部から侵入されていることすら考えてしまうかもしれません。
ですが、このパソコン起動した時にChromeが勝手に起動する現象はパソコンのOSとChromeでの設定が重なりあうことで発生していることがほとんどの理由ようです。
現在のパソコンで採用されているOSはWindows 10を採用していることが多いと思います。
そのWindows10にはFall Creators Updateという機能が組み込まれています。
この機能は何かというと、パソコンをシャットダウンする際、何らかのアプリケーションが開かれていた場合にパソコンに情報を保存しておくことによってパソコンが再度起動されたときに閉じられていなかったアプリケーションを再び開いてくれるという機能です。
個人的にはあまり活用した記憶はありませんが電池切れなどによって予期せぬパソコンの終了があったときなどに活躍するものでしょうか。
さて、この機能ですがパソコンを終了する前にすべてのアプリケーションを閉じていれば、パソコン起動時にアプリケーションが立ち上がることは内容に思います。
自身の周辺の方についても大抵はパソコン終了時にはアプリケーションを閉じているように思います。
GoogleChrome起動時に勝手に起動する原因はパソコンのFall Creators Updateだけでは発生しないと思います。
一方、Chromeの設定などをみてみるとChromeはアプリケーションを表示上閉じていても設定によってはバックグラウンドで起動しているようです。
このChromeの設定とOSの設定によってPC起動時にChromeが勝手に起動している可能性があります。
手順を想定しますとChromeでの作業を終えたため、Chromeを終了(この時点ではバックグラウンドで起動)し、パソコンをシャットダウンします。
※ここではChromeの終了前に他のアプリケーションはすべて閉じていることを前提とします。
通常であればすべてのアプリケーションを閉じているはずなのでOSにWindows10を採用しているパソコンでも起動しているアプリケーションを認識しないはずですが、
上記括弧部分の記載通りにChromeがバックグラウンドで起動しています。
その情報を保有している中でパソコン起動しているためにパソコン起動時にアプリケーションが復元されてしまいます。
ここの例ではパソコン起動時にGoogleChromeが勝手に起動しているように見えます。
多少まわりくどかったかもしれませんが、この現象がGoogleChromeが勝手に起動する原因の一つです。
それではこのケースにおいてどのような設定をすればChromeが勝手に起動することを止めることができるのかを以下で説明したいと思います。
上記のケースではGoogleChromeが勝手に起動することの原因の一つとしてChromeがバックグラウンドで起動していることがあげられました。
ということは、このバックグラウンドで起動するのを止めることができれば、パソコン起動時にChromeが勝手に起動することを回避することができます。
Chromeのバックグラウンドにかかる設定は下の手順で止めることができます。
まずはGoogleChromeを起動します。画面上部に設定ボタンがありますのでそのボタンを押下します。
設定ボタンを押すことにより設定メニュー画面が開かれますので、その中から詳細設定を選択してください。
システム項目の中にGoogle Chrome を閉じた際にバックグラウンドアプリの処理を続行するという項目がありますので、現在の設定状況を確認します。
当設定値がオンになっている場合は、バックグラウンドでChromeが立ち上がるようになっているために次にパソコンを起動する際にあわせてChromeも立ち上がります。
この設定値をオフにした上でChromeを終了し、パソコンを起動した場合はChromeは勝手に起動しません。
但し、このやり方には留意点がありまして、Chromeにてバックグラウンドアプリの処理を続行する設定をオフにした場合でもパソコンを終了する前にChromeを起動した場合はバックグラウンドアプリの処理設定がオンになってしまうため、パソコンを起動するとChromeが勝手に起動してしまいます。
※Chromeを立ち上げると自動的にバックグラウンドアプリがオンになるようです。
上記のような仕組みであるため、意識してパソコンを終了する必要があります。
バックグラウンドに係る設定をパソコン終了時に確認するのは少々無理があるため、違う方法を用いてChromeがバックグラウンドで開いているかどうかを確認する手段をお伝えします。
確認の方法はとてもシンプルです。画面の下のタスクトレイにChromeのマークがあればChromeがバックグラウンドで起動中であることが分かります。
このままですとパソコン起動時にChromeが勝手に立ち上がりますので、タスクトレイのChromeマークを右クリックして終了することによってバックグラウンドでの起動有無に関わらずChromeを終了させることができます。
パソコン終了時に当作業を行って頂くことでChromeが勝手に起動するといったことは防げると思います。
続いては何らかのファイルを開いた時にブラウザーが勝手に選択してしまうケースについて説明いたします。
インターネット上でファイルを開いた時にブラウザーを選択する場面があります。普段ならブラウザーを選ぶことになりますが、選ばずに特定のブラウザーでファイルを開くことがあります。
この事象は、Chromeがデフォルトのブラウザーとして設定されているためです。
このChromeのデフォルト設定を解除する為には以下の設定が必要です。
※この作業はスマートフォンでの設定を想定しています。
まずはアプリケーションメニューでChromeを選択します。アプリケーションを選ぶとメニュー画面が開きます。
このメニューの中からデフォルトをクリアというボタンを探した上で当ボタンを押してください。
この設定によりインターネット上のファイルを開くときにブラウザーを選ぶように設定が変更となります。
尚、インターネット上でファイルを選んだときにブラウザーを常時起動にしてしまうと再度Chromeで勝手にファイルを開くようになってしまいますのでご注意ください。
最後に似たような現象ですが、スマートフォンを使っている方で何らかのWebサイトを開いたときにChrome上で勝手にグーグルマップが起動してしまう場合の対処方法についてご紹介します。
スマートフォンでChromeをつかってWebページを参照している際にグーグルマップが勝手に起動してしまうことがあると思います。
グーグルマップを必要としている場面であれば、何ら問題はありませんが、特に必要としていない場合は、グーグルマップを閉じる必要があるため、ただ単に手間が増えてしまっているだけになってしまいます。
以下では、このようにスマートフォンを使っていて、ChromeでWebページを参照している時にグーグルマップが勝手に起動しないようにする手順についてご説明します。
こちらについてもまずはGoogle Chromeを起動してください。起動した後、上部に表示されている設定ボタンを押してください。
設定ボタンを選択すると設定メニューが開きますので、メニューよりgoogle appsを選んでください。アプリの一覧が表示されますので、この中からグーグルマップを選び、自動起動の設定をオフにしてください。
設定完了後、Chromeでグーグルマップが勝手に起動してしまっていたサイトを参照してみてください。
グーグルマップが勝手に起動しなければ設定は正常に完了しています。
この記事ではパソコン起動時にChromeが勝手に起動してしまう時の原因と対応法について説明させて頂きました。
振り返りますと、
①パソコン起動時にChromeが勝手に起動される原因
②Chromeが勝手に起動しないようにする設定
③スマートフォン上でファイル選択時にChromeが勝手に設定されないようにする
について記入させて頂きました。
パソコン起動時にChromeが勝手に開いてしまう場合、ウィルスなどについて感染していないか等の不安が出てくる場合もあります。
起動してしまうしまうのはWindows10とChromeの設定によるものですので、起動してしまう自体はたいした問題ではないかもしれませんが、人によっては気になってしまう人もいるかもしれません。
そのような方は、上記の対応方法などを参考にパソコン起動時にChromeが勝手に開かないようにしておきましょう。