ih対応鍋はガスコンロでも使用可能?

目次

ih対応鍋はガスコンロで使えるのか、使用する場合のデメリットなどについて解説します

調理器具の売り場で「ih対応鍋」と表記された商品をよく見かけるのですが、ihに対応している鍋とはガスコンロでは使えないものなのでしょうか?

今回の記事では、ih対応鍋はガスコンロでも使用できるのかについて解説したいと思います。

また、ih対応鍋をガスコンロで使える理由をはじめ、ih対応鍋をガスコンロで使用する場合のデメリットについてもご紹介します。

ih対応鍋はガスコンロでも使用できる

ih対応鍋

毎日のように使うキッチンですが、最近はガスコンロではなく、火を使わないため火災の心配が少ないといった理由からihクッキングヒーターが普及しています。

ところで、調理器具コーナーに並ぶ商品に「ih対応鍋」とわざわざ表記されているのを見ると、ガスコンロで使えないイメージが強いですよね?

例えば、今のキッチンがihクッキングヒータで、引っ越し先がガスコンロの場合は、鍋をすべて買い換える必要があるのでしょうか?

鍋の買い換えとなったら大変な出費になりますよね…。気になったので調べてみました。

鍋を製造する大手メーカー「和平フレイズ」では、

「鍋やフライパン等は、ガス火を主体に製品化されているが、「IHでも対応出来ます」と云う意味で「IH対応」と記載している」

とのこと。

つまり、キッチンのコンロの主流はガスであることから、ih対応鍋とはガスでの誤使用の可能性やガスで使われる可能性を考慮し、最初からガスでも使えるように作られているのです。

このような理由から、ih専用とはいわず「ih対応」となっています。

また、市販されている鍋は下記の3種類に区分されます

■ih対応鍋:ihでもガスコンロでも使える鍋

■ih非対応鍋:ihには対応していないガスコンロ専用鍋

■ih専用鍋:ihしか使えない鍋

「ih専用鍋」以外は、ガスコンロでの使用が可能な鍋になります。

現在、ihクッキングヒーターであっても将来的にガスコンロになる可能性がある場合、「ih対応鍋」であれば問題なく使用できます。

参考元: 和平フレイズパナソニック

ih対応鍋はガスコンロに向かない場合もある?

ihクッキングヒーターのヒーター部分は、鍋の材質や底の形状などによって使える鍋と使えない鍋があります。

また、ih対応鍋であってもガスコンロに向かない場合もあります。

ih対応鍋がガスコンロに向かない理由:重さ

ihクッキングヒーターの原理を簡単に説明すると、ヒーター面(トッププレート)の下のコイルに高周波電流を流し、磁力線を発生させます。

磁力線により、金属でできた鍋底に「うず電流」が流れる電磁誘導が起こり、鉄などの金属には電気抵抗があるため、鍋底が加熱されて調理ができる仕組みです。

つまり、ih対応鍋は底がアルミやセラミックでは熱が発生しないため、鉄やステンレスやホーローといった材質が必要になります。

銅やアルミといった鍋は熱の伝わりがよくて軽いのが特徴ですが、残念ながらihには対応していない鍋となります。

したがって、ih対応鍋の底は厚みがあり重量も重くなるため、ガスコンロで使えるのですが、炒め物などで鍋を動かしたり持ち上げるには「重たい」といった点がガスコンロに向かない理由になります。

ih対応鍋がガスコンロに向かない理由:サイズや形に決まりがある

ih対応鍋は、鉄やステンレスやホーローといった材質であってもガスコンロで使用できる鍋の底径に決まりがあります。

3つ口コンロのihクッキングヒーターでは、左右のメインのコンロ部では12〜26cm、後方の1口コンロ部では12〜18cmの底径の鍋しか使用できません。

したがって、ガスコンロで使用する場合はih対応鍋の底径のサイズの鍋しか使えないことになります。

また、ih対応鍋の鍋底の形は、ihクッキングヒーターのトッププレートに密着する平らなものである必要があります。

そのため、ガスコンロで使えるih対応鍋の形やデザインが似通ってしまうことになります。

参考元:パナソニック

ih対応鍋をガスコンロで使用する場合のデメリット

ih対応鍋

ih対応鍋をガスコンロで使用する場合のデメリット①鍋へ熱が伝わりにくい

鍋の熱伝導性が良いと早くあたたまり、鍋の底面全体が均一の温度になります。

鍋に使用される金属の中では、銅が熱伝導性が最も良く、アルミ、鉄、ステンレスと続きます。

ih対応鍋でガスコンロで使用できる材質は、先に述べたように鉄かステンレスかホーローの鍋になります。

また、ihクッキングヒーターは鍋底を発熱させて加熱する仕組みにつき、鍋底には厚みが必要になることから熱が伝わりにくいといった点がデメリットになります。

【ih対応鍋の素材がステンレスの場合】

ステンレスは鉄を主成分として約10.5%以上のクロムを含有した合金素材です。クロムを含むことにより錆びにくく、衝撃に強いのが特徴です。

しかし、ステンレスは他の金属より熱伝導率が悪く、ステンレス鍋はあたたまるのに時間がかかる点がデメリットです。

我が家はステンレス鍋を使用しているのですが、ガスコンロの中心部と周辺部では熱伝導性が異なるため、全体的に鍋底の温度にムラができます。

また、あたたまるのに時間がかかるため、焼き物や炒め物をする際は十分に加熱してから調理を行わないと食材が鍋にくっついてしまうこともあります。

ですので、ステンレス鍋をしっかり加熱してから調理を行うようにしています。

【ih対応鍋の素材が鉄の場合】

鉄鍋は鍋底が厚い仕様のものが多く、鍋への熱が伝わりにくいのがデメリットです。

充分に予熱をしてから一気に調理を行う料理に向いており、使用後はよく洗って油をつけて保管しないと錆びが発生してしまいます。

このように、ih対応のステンレス鍋と鉄鍋は鍋への熱が伝わりにくいため、アルミなどに比べてあたために時間がかかります。

ih対応鍋をガスコンロで使用する場合のデメリット②鍋の熱が冷めにくい

【ih対応鍋の素材がステンレスの場合】

ステンレス鍋は蓄熱性が高いため、一度温まると鍋の熱が冷めにくいのが特徴です。

したがって、鍋が焦げ付きやすいといったデメリットがあります。

ガスコンロの火加減に注意しないと、焼き物や煮物を作ると鍋底が焦げ付いたり、食材がくっついてしまうことがあります。

また、熱が冷めにくいので調理後すぐに鍋を水洗いをするとステンレスの素材を痛めてしまう恐れがあるため、少し冷めてから洗うようにしています。

【ih対応鍋の素材が鉄の場合】

鉄鍋は油なじみがよく、炒め物や焼き物や揚げ物などで使うのに向いています。

しかし、鍋の熱が冷めにくいため、調理後は早めにお皿に移すことが必要です。

またステンレスよりも重量があるため、調理がしずらい、持ち上げにくくて扱いずらいといったデメリットがあります。

ステンレス鍋も鉄鍋も、鍋の熱が冷めにくいため余熱調理には向いていますが、調理後は鍋がしばらく熱いので洗う時などは火傷をしないように注意しましょう。

【ih対応鍋の素材がホーローの場合】

ホーロー鍋は、鉄やアルミニウムなどの金属素材の表面にガラス質の薬を高温で焼き付たものです。

密閉率が高いことから材料を入れても温度が下がりにくく、鍋の熱が冷めにくいのが特徴です。

したがって、カレーや煮物などを作るのに向いていますが、鍋の熱が冷めにくい点から、思った以上に余熱が進んでしまい、煮くずれや煮込みすぎを起こしやすいのがデメリットです。

参考元: サミット工業

まとめ

ih対応鍋とは、最初からガスでも使えるように作られている鍋のことです。

「ih対応鍋」、「ih非対応鍋」、「ih専用鍋」の3種類に区分されており、ih専用鍋以外はガスコンロでの使用が可能です。

現在のところihクッキングヒーターで、将来的にガスコンロになる可能性がある場合、「ih対応鍋」であればガスコンロで使用できます。

また、ihクッキングヒーターは鉄などの金属の電気抵抗を利用して鍋底を加熱する仕組みから、ih対応鍋は鉄やステンレスやホーローといった材質で、鍋の底に厚みが必要になります。

したがって、ih対応鍋の底は厚みがあり重量が重くなるため調理しずらいといった点がガスコンロに向かない理由です。

ihに対応したステンレス鍋と鉄鍋は、鍋へ熱が伝わりにくいため、あたために時間がかかるのがデメリットです。

また、ih対応鍋は熱が冷めにくいことから、思った以上に余熱が進み、煮くずれや煮込みすぎをしやすいです。

ih対応鍋はガスコンロでも使用できるのか、ih対応鍋をガスコンロで使用する場合のデメリットについて知りたい方にとって、この記事が参考になればと思います。

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この記事を書いた人

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dosukoi s
モータースポーツと海外旅行が好き。
家電製品の魅力はもちろん、読者の皆様が疑問に感じることをわかりやすくお伝えできるような記事執筆を心がけて参ります。

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