AAAの電池ってどんな電池?記号が電池を入れる場所によく書いてあるのはなぜ?

この記事を執筆するにあたって

よくよく手元を確認してみると、AA、AAAと共に、AAAAも日常的に使用していました。なかなか気づかないものです。

Written By キイ @

目次

AAAの電池ってどんな電池?

この記事は「AAAという電池について知りたい」という方の疑問にお答えする情報をご提供いたします。

ふだんは何気なく使用している乾電池。しかし電池ボックスをよく見ると、"AAA"や"LR03"のような、見慣れない文字が記載されています。単3電池?、単4電池??、いったい何を意味しているのでしょうか?
そんな疑問にお応えすべく、電池の記号やその種類に関して解説したいと思います。

AAAという記号が電池を入れるところに書いてある場合はどの電池を使うのか

詳細はのちほど解説しますが、AAAという記号が電池を入れるところに書いてある場合は、ズバリ「単4電池」を使用します。Aが3つですが単3電池ではありませんのでお間違いなきように覚えておいてください。
AAAという表記は米国で使用され、”triple-A(トリプルエー)”と呼ばれています。

また、国際規格であるIECや日本の規格であるJISでも、単4電池はR03とあらわされ、やはり”3”なのですが、あくまで偶然です。

海外製品の場合には、アメリカ表記のAAAと国際表記のxR03が併記されていることが多いと思います。
写真の"L"R03の"L"は、アルカリマンガン電池を意味しています。

aaa 電池

電池を入れるところにAAAという記号が書いてある場合

電池を入れるところにAAAという記号が書いてある場合①

アメリカで規定されている"AAA"は、その電池のサイズになります。
一方で、国際規格IECや日本のJISで規定されているxR03は、サイズと共に電池の種類まで規定されていることになります(サイズだけならばR03)。

サイズとしては単4電池になります。

電池を入れるところにAAAという記号が書いてある場合②

電池側にも、サイズ記号が書かれています。参考例の写真では、

AAA/HR03

と記載されています。

AAAは単4電池のサイズ。

Hはニッケル・水素電池を意味し、R03が単4電池を意味しますので、HR03はニッケル・水素単4充電池ということになります。サイズを見る上では、R03です。

参考元:AAA battery

aaa 電池

なお、"2 AAA"のような表記の場合には、AAAサイズの電池が2本という意味になります。2本必要であったり、2本組で販売していたり、そのような場合に使用する表記です。
サイズを表すものではありませんので、ご注意ください。

AAA以外の記号が書いてある場合はどんな記号が書いてあるのか

電池を入れるところにAAA以外の記号が書いてある場合①D

日本国内では「単1電池」を意味します。米国では”D battery”と表記されます。

懐中電灯やラジオ、モーターを駆動する機器などの大電流を長時間使用する用途に使用されています。

参考元:D battery

電池を入れるところにAAA以外の記号が書いてある場合②C

日本国内では「単2電池」を意味します。米国では”C battery”と表記されます。

Dバッテリーと共に、アメリカ海軍などでも採用された、歴史ある電池のサイズの一つです。

参考元:C battery

電池を入れるところにAAA以外の記号が書いてある場合③AA

日本国内では「単3電池」を意味します。米国では”AA battery” と表記され、また”double A(ダブルエー)”と呼ばれています。

日本の単3電池がダブルAなのです。単4もそうですがAの数と単X電池の数字がマッチしませんので、間違わないようにしましょう。

参考元:AA battery

aaa 電池

電池を入れるところにAAA以外の記号が書いてある場合④N

ANSIの規格のネーミングルール(名前の付け方の法則)が全く理解できませんが、日本国内では「単5電池」を意味します。米国では”N battery ”と表記されます。

参考元:N battery

電池を入れるところにAAA以外の記号が書いてある場合⑤AAAA

日本国内では「単6電池」を意味します。米国では”AAAA battery”と表記され、” quadruple-A(クワッダブルエー:4つのA)”と呼ばれています。

あれ?単6電池なんてあった?

そう思う方も多いかと思いますが、そのとおりです。JISには本来単6はありません。IECには” R8D425”として規定されています。ただ、日本国内で調べるとIEC表記ではなく”LR61”という規格で検索にヒットします。

最近では特にタブレットPCに使用されるペンやスタイラスで単6電池(AAAA)がよく使われています。理由は単4電池よりも細く、ペン形状にぴったりのサイズだからだと思われます。

  • 単4(AAA) 直径10mm±0.5mm
  • 単6(AAAA) 直径 8mm±0.3mm

なお、このAAAAを日本メーカーは製造していないようで家電量販店でもお見かけしませんので、わたしはAmazonで購入しています。

参考元:AAAA battery

aaa 電池

円筒形電池の国際規格と一般名称

それでは、ここで国際規格とその名称をまとめてみましょう。

日本ではマンガン乾電池やアルカリ乾電池などの大きさを表す呼び方は単1、単2などが一般的ですが、今回ご紹介したようにアメリカではAAAなどの独自の呼び方がなされています。世界を見渡すと標準規格としては、国際規格(IEC)や日本工業規格(JIS)に定められた呼び方があります。JISではIECに準拠しているため同じ記号が用いられます。

参考元:電池の規格について

参考元:パナソニック

aaa 電池

引用:電池工業会

なぜ電池を入れるところにAAAなどの記号を記載する必要があるのか

バッテリーセルのサイズを表す記号として、もともとはAを基準にして大きくなるものを、B、C、D、Fのように、アルファベットで命名したようです。

その後、Aを基準により小さなサイズが開発され、AA、AAA、AAAAと名づけられました。Aシリーズは小型軽量であり、家庭で一般的に使用する電子機器に用いられます。一般消費者にとってわかりやすいという意味では、日本言うところの、単1、単2、単3、単4、単5と同じイメージでとらえればいいのではないかと思います。

ほとんど機器では、ANSIとIECの両規格が必ずと言っていいほど併記されています。国際的に使用されることを考えると、アメリカ国内だけで通じる表記だけでは無理があります。

  • F :R25 33φ×91mm
  • D :R20(単1形)34.2φ×61.5mm
  • C :R14(単2形)26.2φ×50.0mm
  • B :R12 21.5φ×60mm・・・廃止
  • A :R23 17φ×50mm・・・・廃止
  • AA :R6(単3形)14.5φ×50.5mm
  • AAA :R03(単4形)10.5φ×44.5mm
  • N :R1(単5)12.0φ×30.2mm
  • AAAA:LR8D425(単6形)8.3φ×42.5mm

*φは直径

さて、ここで違和感が残るのがNです。明らかにネーミングルールに沿っていません。残念ながら、文献や資料を探し出すことができませんでした。推測するに、AA、AAA、AAAAが先に規格を制定し、N(単5)はIECから入ってきたのかと思います。後付けなのでAシリーズには加えられなかった。もしくは、Aシリーズとは少し形状が相似形ではないのでNとして分離したかのどちらかでしょう。

まとめ

この記事では、「AAAという電池について知りたい」という方の疑問にお答えする情報をご提供いたしました。

ふだんは何気なく使用している乾電池。しかし、海外製の製本を中心に、電池ボックスをよく見ると、"AAA"や"LR03"のような、見慣れない文字が記載されていることがあります。
主に、アメリカで使用されているANSI規格の電池サイズの表記になります。

国際規格であるIECや、日本規格であるJISとも互換性がありますので、その記号の対応をよく把握して、うまく対応していただくのがいいと思います。

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キイ @
デジタルガジェットから家電製品まで、実際の使用者目線で解説します。
電子部品メーカーの現役エンジニア?です。新しい商品やサービスが大好きで、なんでも試してみたくなる性分です。

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