数ある電池の中にはaa電池と呼ばれる種類の電池も存在しており、中には2aa電池と言った表記をする場合もあります。
単三や単四、単二と単一日本では基本的に漢数字が電池の種類を表す際に用いられるためaa電池というようにアルファベットが用いられている電池は中々馴染みがないですよね。
そこで今回の記事ではaa電池とは一体何なのか、どんな電池なのかということについて、自分の家電製品にも普通に使用できるのか紹介していきます。
aa電池について気になっていたという方はぜひこの記事を読んでみてください!
それではaa電池とは一体何なのかについて、日本の家電でも普通に使用できるものなのか紹介していきます。
aa電池の正体はスーパーや家電量販店などに売っている単三電池です。
それならなぜ単三電池という名称ではなく、aa電池と言ったアルファベットを用いた表記となっているのか気になりますよね。
これはaa電池というのがアメリカでの単三電池の呼び名だからです。
日本とアメリカとでこのように名称が異なるということについては驚いた方も多いのではないでしょうか。
アメリカで単三電池が欲しいことを店員等に伝える場合は日本とは違い「double A battery」と呼ぶ必要がありますので、この機会に覚えてみてはいかがでしょうか。
なぜ、日本では単三電池と呼ばれる電池が、アメリカではaa電池と呼ばれるのか。
この理由について紹介すると、元々の電池の呼び方が日本とは違い非常に分かりにくいものであったからです。
元々アメリカではISO(国際標準化機構)により規定された電池の名称を使用していたのですが、その名称というのが単一でR20、単二でR14といったものでした。
これらの名前がどの電池を挿しているのか判別しづらいということで、新たな電池の名称としてaa電池といった電池にアルファベットが用いられるようになったのです。
さて、そのように日本とアメリカとで名称の異なる電池ですが、名称が異なっても電池自体の仕組み等は世界で統一されています。
つまりアメリカ等の海外へ行った際、持って行った日本の家電製品で使用している電池が切れたとしても家電量販店に行って電池を購入すれば再度使用することができるのです。
その際はもちろん単三電池といっても通じませんので、上記で紹介したように言う必要があります。
しかし日本の家電製品にも、aa電池といった海外の電池が使用できるというのは安心できる所なのではないでしょうか。
海外行く機会のある方は、いざという時のためにもぜひ覚えておいてください。
ただし、日本の電池よりもアメリカの電池の方が質が悪く、電池の持ちが悪いという情報もあります。
少しでも損をしたくないという方は、海外へ行く際に家電製品に使用する電池の予備を持って行った方が良いかもしれません。
当然といえば当然ですがaa電池以外にも日本の電池の名称と異なる電池はあります。
例えば、日本で単一と呼ばれている電池はアメリカではDと呼ばれていますし、単二の場合はC、単四の場合ではAAAといった具合ですね。
ということでここでは様々にある電池の呼び名についてさらに円形筒電池における国際規格と日本の規格についても比較して紹介していきます。
一次電池というのはマンガン電池やアルカリ電池といった使い切りタイプの電池のことを指します。
一方で二次電池というのは、使い切りタイプの電池ではなく、一度使い切ったとしても充電することにより再度使用可能な電池のことを指しています。
一口に電池といってもこのような違いがあることについては知らなかった方も多いのではないでしょうか。
ちなみに二次電池の種類にはニッケル・水素電池やリチウムイオン二次電池、鉛蓄電池などがあります。
多くの方が思い浮かべる電池というと円筒状となっている電池を思い浮かべるかと思いますが、実は四角い形状をした電池というのもあります。
そしてそれらの電池は形状記号という記号が割り振られており、判別することができるようになっています。
例えば円筒形電池を示している記号は「R」で、四角い電池を示している記号は「F」となります。
普通に生活しているうえで四角い電池なんて使用する機会なんて早々ないかと思いますが、こういった知識も覚えてみると面白いのではないでしょうか。
円筒形電池の国際規格と日本の規格には違いがあります。
というのも、上記でも少し触れましたが、日本の電池の呼び名は日本だけのもので、国際規格(IEC)で規定されているものとは異なるのです。
具体的にどのように違うのかというと単一はR20、単二はR14、単三はR6、単四はR03、単五はR1といった具合ですね。
アメリカでも国際規格の呼び名とは異なるように、これについてはアメリカや日本だけに限ったことではありません。
中国やヨーロッパでも電池の呼び名は国際規格と実は異なっています。
ちなみにですがaa電池も日本の規格の電池と同様に、使用推奨期限というものがあります。
そこで次に、aa電池にも日本の電池同様に記載されている使用推奨期限とは一体何を示しているのか紹介していきます。
電池のパッケージやマイナス極の近くに記載されている使用推奨期限というのは、電池を安全に使用することのできる期限を示しています。
使用推奨期限はあまり目立つ所に記載されているというわけでもありません。
しかし電池を安全に使用できるのかどうかの指標でもありますので、今まで気にしてなかったという方はこの機会にチェックするようにしてください。
aa電池を含めて使用推奨期限の超えた電池を使用すると、液漏れが発生したくなったり、電池の性能が劣化していたりといった症状が発生します。
この使用推奨期限というものの厄介な所は、決して使用できないというわけでは無いことと、電池の見た目にはさして問題がないように見えてしまうことです。
しかし上記で挙げた症状の発生率は、使用推奨期限の切れていない電池と比べ格段に上がっているので、電池の使用推奨期限が切れている場合は使用を中断するのが吉です。
押し入れの奥などに眠っていた電池を使用する場合は、必ず使用推奨期限が切れていないかをチェックし、大丈夫であった場合に使用することが危険を避けるうえで大事となります。
参考元:Panasonic
今回の記事では電池は電池でもaa電池について紹介してきました。
aa電池というのはアメリカで使用されている単三電池の名称なので、aa電池でも日本の家電製品に使用することはもちろん可能です。
そして2aa電池というのは何なのかというと、aa電池を2本ということを意味しています。
日本とは違い、アメリカでは電池の本数を表す場合にはこのように表記するので、aa電池の意味と共にこちらも覚えてみてください。
日本とアメリカだけでなく、電池の呼び方はそれぞれの国により異なってきます。
特にヨーロッパでの電池の呼び方は特に特徴的なので、国別での電池の呼び方についても気になる方は調べてみてください。