電池式のドライヤーにスマホの充電器、マウス等々家電製品の中には電池を使用するものも以外と多くあります。
なので、旅行や出張に行く際には持っていく家電に使用する電池の換えを持っていきたい所ですよね。
しかしアルカリ乾電池等の電池は内部の電解液が危険なものなので飛行機に持ち込んでいいのか微妙な所です。
ということで今回の記事ではアルカリ乾電池は飛行機に持ち込めるのかどうかについて紹介していきます。
使い切った後でも充電すれば再度使用可能になる、充電式のリチウム電池が飛行機に持ち込めるのかについても紹介していきますので、気になる方は読んでみてください。
アルカリ乾電池は実は飛行機内へ持ち込んでもOKです。
電池には人体に害のある電解液が含まれているわけですから、持ち込んではいけないものと思っていた方も多いのではないでしょうか。
しかし、現在の電池は昔の電池と比べ安全性も向上したことが影響してか、ことアルカリ乾電池等の乾電池に関しては飛行機内に持ち込んでもいいのです。
このアルカリ乾電池を持ちこんでもいいということを知っておけば旅先でわざわざ購入する必要もなくなり、お金の節約にもなりますので、ぜひ覚えておいてください。
参考元:Narita Airport
上記で紹介した通り、アルカリ乾電池は飛行機内へ持ち込むことが可能です。
このことからもわかるかと思いますが、アルカリ乾電池は法律上の危険物にも該当していません。
電解液という人体に悪影響を及ぼす液体が入っていますが、取扱いに問題がなければ安全性が確保されているものだからなのでしょう。
ちなみにアルカリ乾電池のような一次電池(充電できない使いきりの電池)としてもう一つ有名なものにマンガン乾電池があります。
そのマンガン乾電池も飛行機内に持ち込むことは可能ですので、アルカリ乾電池とマンガン乾電池を用途に合わせて使い分けているという方もご安心ください。
さて、ここまででアルカリ乾電池やマンガン乾電池といった電池は飛行機内に持ち込むことが可能であるということはお分かりいただけたと思います。
そこで次にアルカリ乾電池を飛行機内に合法的に、というとちょっとイメージが悪い気がしますから正しく安全に持ち込む方法について紹介します。
アルカリ乾電池を正しくかつ安全に飛行機内に持ち込む方法には手荷物としても持ち込む方法があります。
こちらの方法の場合には何か飛行機内でアルカリ乾電池を使用することがある場合におすすめの方法ですね。
例えば飛行機内でパソコンを操作する方はマウスに使用するアルカリ乾電池を念のために持っていた方が良いでしょう。
手荷物の他にもアルカリ乾電池は、貨物室に預け入れるということでも飛行機内に持ち込むことが可能であります。
ただ、当然ではありますが手荷物とは違い飛行機内で取り出して使用するということはできませんのでご注意ください。
ちなみにマンガン乾電池もアルカリ乾電池と同様に手荷物と預け入れにて飛行機内に持ち込むことが可能ですので、マンガン乾電池派という方もご安心ください。
参考元:Narita Airport
アルカリ乾電池が飛行機内に手荷物としても預け入れることでも持ち込み可能なのだからリチウム電池も当然持ち込めるだろう。
このように思っている方もいるかもしれませんが、ことリチウム電池の場合はアルカリ乾電池等とは違い、飛行機に持ち込めはするものの注意すべき点があります。
それは、リチウム電池は飛行機内に手荷物としては持ち込める(持ち込めるのは2個まで)が、預け入れることはできないということです。
参考元:Narita Airport
※ただし、リチウム電池はリチウムの含んだ量が2g以下でないと手荷物としても持ち込めず、予備電池として持ち込む場合にはショートしないように処理する必要あり。
参考元:JAPAN AIRLINES
これについてはアルカリ乾電池やマンガン乾電池と違いリチウム電池は一次電池か二次電池かに関わらずクラス9の危険物としてそれぞれ危険物指定されていることが理由です。
※危険物におけるクラス9は有害性物質のことを意味します。
なぜリチウム電池がこのように危険物として指定されているのかについても説明しておくと、飛行機には離陸や着陸の際はもちろんとして、飛んでいる際中にも揺れがあります。
このような揺れや衝撃は、決してリチウム電池の保管環境としては良くなく、何かのはずみでリチウム電池が発火や爆発する恐れがあるからです。
中でも特に預け入れる際に使用される貨物室には飛行機の揺れや衝撃が伝わりやすいため、手荷物としての持ち込みは可能ですが預け入れることはできなくなっています。
実際にリチウム電池が発火したという理由で、離陸した飛行機が滑走路まで戻るというケースもありました。
預け入れる荷物の中にリチウム電池を入れると後々取り出すハメになるので、手荷物として持つバッグの中に入れるようにしましょう。
アルカリ乾電池は飛行機に手荷物としてか預け入れかに関わらず持ち込むことができますが、持ち込むにあたって注意しておいた方が良い点もあります。
そこでアルカリ乾電池を飛行機に持ち込む際にはどのような点に注意した方がいいのか紹介します。
電池には使用推奨期限というものがあり、それはもちろんアルカリ乾電池にもあります。
この使用推奨期限が切れているアルカリ乾電池を使用すると中の電解液が漏れ出てきたり、発火する可能性もありますので使用推奨期限には注意していましょう。
ちなみに使用推奨期限は電池のパッケージやマイナス極の近くに記載されていることが多いです。
アルカリ乾電池といった電池をビニール等の袋に入れて持ち運ぶということはあまりおすすめしません。
これは、電池同士がプラス極とマイナス極とでつながってしまうとショートしてしまう恐れがあるからです。
同一の向きに揃えて電池を入れれば問題は無いのですが、万が一のことも考えて何かのケースに入れるなりしましょう。
参考元:Panasonic
アルカリ乾電池は実は飛行機内に、手荷物や預け入れかという持ち込み方法に関わらず持ち込むことができます。
これはマンガン電池でも同じなので、アルカリ乾電池はあまり使用しないという方にも嬉しい所なのではないでしょうか。
ただし、リチウム電池の方は飛行機に手荷物としてであれば持ち込めはするものの、リチウムが含まれている量だったり、持ち込める個数が限られているといった制約があります。
後々スーツケース等の中身を全部ひっくり返して、リチウム電池を探すなんてことにならないためにもリチウム電池の飛行機の持ち込みには十分に注意しましょう。