この記事では、エクセルのアイコンを変えたい場合やアイコンが急に変わってしまった際の対応についてご紹介します。
プライベートでも業務でも使用頻度の高いマイクロソフトが提供するエクセルですが、エクセルのアイコンはいくつファイルを作成しても同じアイコンが表示されます。
当然エクセルファイルの名称はちがうものの似ている内容が保存されている場合やファイル名称が似ている場合、アイコンが同じであるため区別が付きにくい状況となっています。
エクセルファイルのアイコンが同じであるため、誤って違うファイルを表示させてしまい、何らかの処理を加えてしまった際には、ファイルの修復や見直しなどに多くの時間を要してしまうことになります。
このような事態を避けたいため、エクセルファイルのアイコンを変更させたいという要望もあるようです。
前置きが長くなってしまいましたが、エクセルファイルのアイコンを変更する方法について解説いたします。
解説のはじめにもかかわらず申し訳ありませんが、エクセルファイル自体のアイコンを変更することはできません。
理由としてはマイクロソフトのエクセルでは1ファイルに1つのアイコンしか利用することができないのが原因です。
そのため、はじめからエクセルファイルにアイコンが割り当てられているエクセルファイルのアイコンは変更することができません。
とはいえ、このままでは当初の目的が達成できません。そこで、ショートカットを用いることによりエクセルファイルのアイコンをかえるという方法を取っていきたいと思います。
それでは早速エクセルファイルのショートカットのアイコンを変えていきます。
詳細な手順ですが、まずはエクセルファイルのショートカットを作成します。対象のファイルの上にカーソルをのせてください。
カーソルをのせていただいたらアイコンの上で右クリックします。右クリック押下によって一覧が表示されます。
表示された一覧よりショートカットを作成するを選んでください。選択していただくと対象エクセルファイルのショートカットが作成されます。
次はこのショートカットに対してアイコンを設定していきます。まずはエクセルファイルのショートカットの上にカーソルをのせてください。
カーソルをのせていただいたら、右クリックを押下してください。※ここまでは先ほどと同じ手順です。
右クリックを押していただきますと、一覧が表示されます。一覧よりプロパティを選んでください。
プロパティを選択することによって、プロパティメニューが表示されます。その後、ショートカットタブを選び、メニューよりアイコンの変更ボタンをおしてください。
アイコンの変更ボタンを選択しましたら、様々なアイコンが表示されますので、好みのアイコンから1つ選んでください。
1つ選んでいただきましたら、メニュー画面にて適用ボタンを押下してください。適用ボタンにて選んだアイコンを適用できますので最後にOKボタンを押すことによって設定作業を完了できます。
完了後にエクセルショートカットのアイコンをみてみると、設定したアイコンが適用されていることが確認できます。
先ほどはエクセルファイルのリンクに既存設定のアイコンを使用しましたが、フォルダでは自身が持っている画像をフォルダのアイコンに適用することができます。
既存設定のアイコンですと、適用できるアイコンの数は多いものの、用意されているアイコンの中に気に入ったものがないため、選んだものが結局同じデザインとなってしまうことがあります。
ここでの設定方法では、自身が用意した画像等のオリジナルのものを使用するため、気に入ったアイコンが存在しない場合に自身が作成した画像や自身が撮影した画像をアイコンに採用したいという方は、今回ご紹介するフォルダに対して自作の画像を適用する方法が適していると思います。
それでは設定手順に移ります。
まずは、アイコンを設定するフォルダにカーソルを合わせます。あわせていただきましたら右クリックを押下します。
右クリックを押していただくとメニューの一覧が表示されますので、プロパティを選択してください。
選択していただくと、プロパティメニューが表示されます。
メニューの中にはタブを複数持っているので、カスタマイズタブを選択してください。
カスタマイズタブを選んでいただきますと、フォルダーの画像とフォルダーアイコンの項目があることを確認してください。
フォルダーアイコンでは、先ほどと同様にすでに用意されているアイコンの中からフォルダーアイコンを選ぶことができます。
一方、フォルダーの画像では自身が作成した画像を選ぶことによって、オリジナルの画像をフォルダーのアイコンに適用することが可能です。
上記では御自身の意思によってエクセルファイルのアイコンを変えていただきましたが、次は急にエクセルファイルのアイコンが変わった場合の対応をご紹介したいと思います。
パソコンを起動すると、おなじみのエクセルファイルアイコンが表示されず、あまり馴染みのないアイコンが設定されているということが稀に発生するようです。
この事象はウィンドウズのアップデートを起因として発生しているようでファイルの中が表示されているようなアイコンになってしまいます。
このようになってしまう原因ですが、アイコンの表示条件がアップデートなどによって詳細版となってしまっていることが考えられます。
人によってはエクセルアイコンは詳細版のデザインの方が好みという方もいらっしゃると思いますが、ここではもともとのエクセルアイコンに戻すことを想定し、復旧作業をご紹介したいと思います。
まずはパソコンのスタートメニューよりエクスプローラを選択してください。選んでいただきますと、メニューが表示されますので、画面上側にある表示タブをクリックしてください。
クリックすると表示タブはメニューが開きますので、メニューからオプションを選択してください。
オプション選択によりフォルダのオプションが選択できる画面に遷移します。タブが3つ表示されていますので、表示タブを選んでください。
表示タブの中を確認していただき、常にファイルアイコンを表示し、縮小版を表示しないのチェックボックスを確認してください。
このチェックボックスにチェックがある場合は、チェックをはずしてください。
この設定によってエクセルのアイコンがもとの表示に戻ります。
反対にチェックをつけるとエクセルファイルの中が表示されたようなアイコンへと変更になります。
アップデートなどによってエクセルファイルのアイコンが変わってしまった場合、利用者の方がどのような管理をしているかによってアイコンをそのままにするかどうかの判断が異なると思います。
エクセルファイルの中がみえているようなデザインが好みの方はそのままの設定で問題ないと思いますが、ファイルが多いためにデザインが変わってしまうと判別がつかなくなるという方もいると思いますので、そのような場合は、当記事をもとに設定を変更してください。
この記事では、エクセルのアイコンについて変更する方法について説明させていただきました。
直接エクセルファイルのアイコンは変更できなかったものの以下の設定にて同様のことは行うことができました。
①エクセルファイルのアイコン設定方法
②フォルダーのアイコン設定方法
③エクセルファイルのアイコンが変わってしまったときの対処方法
上記にてエクセルファイルのアイコンに関する設定を行うことができます。
エクセルファイルのアイコンを変更したい方がショートカットなどを用いることでアイコンを変更しようとする一方で、アップデートなどによって御自身の意思とは関係なくアイコンが変わってしまった方では、エクセルファイルのアイコンをどのように変更するかの方針が異なります。
エクセルファイルのアイコンを敢えて変更したい場合は、ショートカットを用いる方法が一般的と言えます。
アップデートで変わってしまったエクセルファイルのアイコンを戻す場合は上記で述べたとおり、設定から直す方法が最短かと思います。
利用者様それぞれでエクセルファイルのアイコン設定における考え方は異なると思いますので、当記事を参考に御自身にあったエクセルファイルのアイコンを設定していただけると幸いです。