当記事では、マイクロソフトのエクセルにおけるフォントが自身が設定していないにも関わらず勝手に変わってしまうときの対応方法などについて説明させていただきます。
マイクロソフトのエクセルは企業や個人において多く使用されている表計算ソフトです。エクセルでできる業務は多く、関数やマクロなどの機能は多く使われます。
エクセルの表ではそれぞれのセルにたいしてフォントなどの書式が決められるようになっており、会社での説明用にエクセルで資料作成を行う際にフォントを見やすいものに設定した上で作成を進める方も多いと思います。
そのように多くの方に利用されているエクセルのフォントが勝手に変わる状況になってしまうと大きな影響がでてしまいます。
他の方が経験したエクセルのフォントが勝手に変わるといった内容ですが、エクセルファイルを開いたときに設定していたフォントから違うフォントへ変わるだけでなく、フォントのサイズや行のサイズなども勝手に変わるというものでした。
すべてのエクセルファイルにたいして発生するわけではなく、フォントが勝手に変わるエクセルファイルとフォントが勝手に変わらないエクセルファイルに分かれるようです。
他にもエクセルファイル内のセルに数字や文字を入力している最中にフォントが変わってしまうという事象や変わるフォントについてもその都度どのフォントに勝手に変わるかもわからないという事態が発生したようです。
上記のようにエクセルファイルのフォントが勝手に変わってしまう場合、起動するたびにファイルの中が変わってしまうため、紙へ出力する場合やファイル内を他の人へ送信する場合には何度もチェックをしなければならないため、かなりの時間を要してしまいます。
この事象を防ぐもしくは解決するためには何故このようなことが起こるのか、原因をつきとめなければなりません。
まずエクセルファイルのフォントが勝手に変わる時の考えられる原因のひとつですが、手作業によるミスが考えられます。
フォントを変更したものの、ファイルの保存をするのを忘れてしまったり、最終保存を行う前に誤ってフォントサイズや書式を変えてしまったということも考えられます。
冷静に考えるとなかなか発生しなそうに思えたり、気づいたりするものですが、忙しい時などで焦っている時は意外と気づかないといったことも発生します。
次にエクセルファイルのフォントが勝手に変わる原因として考えられる原因ですが、エクセルファイルにマクロが設定されているということも考えられると思います。
エクセルのマクロではファイルを閉じる際に自動的に決められた処理を行うように設定することができます。
このマクロにフォントやサイズを変える処理が入っていた場合はエクセルファイルのフォントがあたかも勝手に変わってしまうと感じると思われます。
さらにエクセルファイルを開くときに同様の設定を行うことができます。ですので、勝手にフォントが変わってしまう場合、マクロである可能性もあります。
エクセルファイルのフォントが勝手に変わってしまう場合の最後の原因は、エクセル自体の不具合が考えられます。
実際にバージョンによってはエクセルファイルのフォントが勝手に変わってしまうことがあったようです。
他にも原因があると思いますが上の3つ、比較的にはじめと最後の原因が多く聞かれるものだと思います。
エクセルファイルのフォントが勝手に変わる場合、エクセルファイルのシートやファイル全体にフォントを適用することで問題を解消できる可能性もあります。
フォントの適用ですが、まずはシートの左上をクリックすることで全体を選択します。またはCtrl +Aでシート全体を選択します。
「登録済み画像を使用」
シート全体を選択した上でフォントを変更します。フォントの変更を行いますとシート全体にフォントを適用することができます。
次はエクセルファイル全体へのフォント変更手段です。エクセルファイルの上部を参照してください。
上部を参照すると、ページレイアウトというタブがあることを確認できます。タブを確認できましたらクリックしてください。
クリックすることによってページレイアウトに係るメニューが表示されます。そのメニューの中からフォントを選んで頂くと様々なフォントが表示されます。
表示されたフォントのうちからひとつのフォントを選択します。このフォント選択によってエクセルファイル全体にフォントが適用できます。
上記の方法でシート全体もしくはファイル全体にフォントが適用できるので勝手にフォントが変わる事象を解消できるかもしれません。
このケースであった場合、極論をいってしまえば気をつけるしかないということになってしまいますが、思った通りにならなかった場合はファイルの更新時間を確認したりすることで自身がミスしたもしくは反映されていないなどを確認することで作業者のミスであることに気づくことができます。
このケースによってエクセルファイルのフォントが勝手に変わるということはまれだと思いますが、念のため確認してもよいと思います。
マクロが原因である場合の対処方法ですが、まずはエクセルファイルを開いたときにマクロが組まれている旨のメッセージが表示されることがありますので、そのメッセージが出た場合はマクロがくまれていることが確認できます。
また、エクセルファイルを開いた状態でAlt + F11をおすとマクロのプログラムを確認することができます。
プログラムを確認できる方は内容をみていただき、前述のようにフォントが変わるもしくはサイズが変わってしまうコードがかかれてないかをみてください。
あった場合は状況を勘案した上で削除を行うか変更するかを行ってください。
エクセルからファイルを開くを選択し、保存したファイルを選ぶ方法を行うことでフォントが勝手に変わる状況を改善することができるようです。
完全な対応策ではありませんが、この方法を試すことによって状況がよくなるかもしれませんので試しに実施してもよいのではないかと思われます。
次にエクセルファイルのフォントが勝手に変わる状況がエクセルのバージョンによるものである時の対応ですが、エクセルのバージョンアップを行うことによって事態が解消されることがあるようです。
自身が使っているバージョンが対象のバージョンであった場合にはエクセルファイルの設定画面よりバージョンをアップデートさせましょう。
エクセルのバージョンは以下の方法で確認する事ができます。
エクセルファイルを開きます。アカウントを選択するとバージョンが表示されます。表示されたバージョンが問題のあるバージョンである時は更新作業を行い、問題ないバージョンへ更新しましょう。
今回の記事では、エクセルファイルのフォントが勝手に変わってしまう場合の原因や対応方法などについて記載させていただきました。
内容は再度確認しますと、
①エクセルファイルのフォントが勝手に変わる状況
②エクセルファイルのフォントが勝手に変わる原因
③エクセルファイルのフォントが勝手に変わった時の対処方法
について解説させていただきました。
エクセルファイルのフォントが勝手に変わる場合といっても様々な状況が考えられます。
フォントが変わる場合、高さが変わってしまう場合、サイズが変わる場合などがあります。
フォントが変わってしまう原因として考えられるのは、自身のミスが影響してしまう時、マクロが組み込まれている時およびエクセルのバージョンによって不具合がある場合など原因も多くのパターンがあります。
3つの原因であった場合、それぞれで対応方法が決まっていますし決して対処できないものではないので、原因をきちんと認識した上で対応することで問題を解消できるものと思われます。
エクセルファイルのフォントが勝手に変わるという方は当記事を参考にしていただけると幸いです。