健康管理のひとつとして体重を計ることは大切な習慣です。
お風呂の時、1日の始まりや終わりなど、計るタイミングも人によってそれぞれです。普段、何気なく使っている体重計にも寿命があることをご存知でしょうか?
今回の記事では、体重計を使用している人に向けて、体重計の耐用年数、体重計の寿命とその症状、原因について分かりやすく解説したいと思います。
また、体重計の寿命を長持ちさせる方法、体重計の買い替え時期について詳しくご紹介します。
アナログ式の体重計よりも測定値が精密であるという理由から、現在はデジタル式の体重計が主流となっています。アナログ式とデジタル式、それぞれの寿命と耐用年数について調べてみました。
アナログ式の体重計とは、バネによって体重を計ります。使用頻度によりますが、寿命は平均5〜7年です。
デジタル式の体重計とは、圧力センサーによって体重を計ります。デジタル式の体重計の寿命は、メーカーおよび機種によって異なります。また、使用頻度によっても変わってきますので、毎日使用した場合で、平均3~6年程度で寿命が来ると考えてよいでしょう。
アナログ式の体重計とは、バネによって体重を計る仕組みです。
何も乗せていないのに計測開始「0」の位置にあるべき計測針が、マイナスやプラスの位置で止まっていたり、毎日の測定で極端な増減があるなどの症状が出てきます。
バネの錆びつきや劣化によって正確に測定できなくなる時が、アナログ式の寿命の目安となります。
デジタル式の体重計とは、圧力センサーによって体重を計る仕組みです。
圧力センサーは、使用を重ねると徐々に劣化していく部品です。誤差が目立つようになり正確な測定ができなくなるといった症状が出ると、部品の寿命の目安となります。
体重を計る時は、衣服を脱いだ状態で計る人が多いと思います。体重計を浴室のそばに置いていませんか?
実は、浴室は高温多湿の空間で、アナログ式、デジタル式のどちらも湿気に弱く、機械の部品の寿命を縮めてしまいます。
体重計の置き場所を減らすために体重計を立てかけて保管したり、体重計の上に物を置いたまま保管していると、測定値に誤差が生じやすくなり、寿命が縮む原因になります。
体重計は精密機器なので、落としたり叩くなど過度の衝撃や振動は寿命を縮めてしまいます。
参考元: タニタ公式サイト
高温多湿が苦手な体重計。浴室で測定する場合は、使用後に体重計を湿気の少ない場所に移動して保管することが寿命を長持ちさせるためにも大切です。
体重計は精密機器につき、アナログ式、デジタル式のどちらも直射日光が当たる場所や暖房器具の近く、空調機の風が直接当たる場所での保管を避けて、急激な温度変化がない場所で使用しましょう。
アナログ式もデジタル式も、1日の測定回数が増えるほど、部品の寿命が縮まります。
体重計に乗る際は、正しい姿勢のまま身体を動かさないように測定することで寿命を長持ちさせることができます。デジタルの場合、測定開始のサインを待ってから体重計に乗るように心がけましょう。
参考元:monostudio
アナログ式の場合、測定値の誤差が目立ってきたり、計測針の位置のズレが大きくなってきた時は修理の目安です。
デジタル式の場合、体重を測定中に、画面にエラーが表示されたり、電源が入らなかったりなど、取扱説明書に記載されている該当エラーを確認して対応して改善されない場合は、故障が考えられるため各メーカーのお客様サービスセンターに相談されることをおすすめします。
保証期間を過ぎていたり、体重計の寿命や耐用年数に近い場合は修理費がかかるため、新しい製品を購入した方が安い場合には買い替えをおすすめします。
体重計のおすすめの買い替え時期とは、セールの時と製品の入れ替えの時です。
メーカーや家電量販店の決算時期、夏・冬ボーナス時期や年末・年始のセールなど、年に数回行われる大きなセールの時期に買い替えするのがお得です。
パソコンやカメラを除き、家電は約1年という期間で販売されています。発売からの2カ月間は︎新製品として扱われるため価格は高いですが、徐々に︎値下がりして売れ出し、発売から10カ月後には︎型落ち前に1番安くなるといわれています。
しかし、体重計は他の家電と異なり製品の入れ替え頻度が少ないため、各メーカーの製品の入れ替え時期を狙うのがよいでしょう。
家庭用の体重計に寿命がきた時の処分方法とは、アナルグ式は不燃ごみ、デジタル式は小型家電というように、都道府県の各市町村によって異なります。
処分方法については、お住まいの市町村のホームページを開き、「ホーム>くらし情報>環境>ごみ・リサイクル>資源とごみの正しい出し方>」で検索してみてください。または、お住まいの市町村の代表窓口に直接電話して「体重計の処分方法」についてお尋ねください。
参考:ごみの分け方(品目)検索
いかがでしたでしょうか?体重計の使い方や保管方法によって、体重計の寿命が縮んでしまうので注意が必要です。
今回の記事では、アナログ式とデジタル式の体重計について、寿命と耐用年数、体重計を長持ちさせる方法について紹介しました。
寿命がきた際の、体重計のおすすめの買い替え時期についても参考にしてみてくださいね。
毎日の健康管理のために体重計を使用している人にとって、この記事が参考になればと思います。
他にも気になる家電製品の寿命について解説している記事がいくつもあるので、気になった方はぜひ読んで見てください。
更新日時 | 更新内容 |
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2018/08/03 | 関連記事の更新 |