赤ちゃんは可愛くて癒されますね。しかし、赤ちゃんはまだまだ免疫がない弱い存在ともいえます。よって大人以上に赤ちゃんには様々なものから影響を受けます。
今回の記事は、掃除機の音や排気をピックアップします。赤ちゃんがいる家庭では掃除機のどういったところに注目すればいいかを説明します。その上で、おすすめの掃除機も記事後半で紹介していきます。
まず掃除機の排気についてです。掃除機を稼働させた時に生温かい空気が発生しますね。
あの空気の中には、ほこりやカビ、ダニの死がいやフンが大量に含まれています。これらの人体に有害なものを総じて「ハウスダスト」と呼びます。
こうしたハウスダストが赤ちゃんの体に与える影響として「アレルギー性鼻炎」があります。
鼻づまりや鼻の痛みが慢性的に起こる症状ですが、赤ちゃんがこれに罹ると、例えば食事が上手くできなかったり、寝付けなかったりします。
命にかかわるようなものではないですが、成長や食育に多少なりとも影響が出るため、赤ちゃんがいる家庭では掃除機の排気には十分気を配る必要があります。
次に掃除機の音についてです。まず掃除機の音は騒音にあたるのかです。
音量の単位として「デシベル」がありますが、掃除機をかける音は60デシベルとされています。これはトイレの洗浄音や洗濯機の稼働音と同じで「うるさい」と人が感じる音量です。
近年は静音掃除機として50デシベル程度のものをあります。ただ、赤ちゃんは聴力の発達が目覚ましいです。そもそも赤ちゃんはお母さんのおなかの中、妊娠20週の時点で様々な音を認知しています。
生後も1年経たずに大小高低の音を聞き分けるまでになります。掃除機の音で難聴になることは基本ないですが、音に敏感なことは憂慮しましょう。
掃除機をかける時に、赤ちゃんはどこにいますか。もし赤ちゃんが元気にハイハイしている時に掃除機をかけているなら、それは絶対に避けるべきです。
なぜなら、上述した掃除機の排気から出るハウスダストは、床上50センチ付近に広がるからです。床上で一番被害を被るのは赤ちゃんです。
赤ちゃんじゃなくてもハウスダストでアレルギー性鼻炎になる人がいるのに、さらにハウスダストを吸いやすい状況を作るのは得策ではないです。
よって、少しでも高い位置、例えばベッドの上がいいです。一番いいのは、掃除の間、お父さん等が赤ちゃんとお散歩に行ってもらうことです。
掃除機の排気は低い位置が一番怖いという認識は持っておきましょう。
赤ちゃんのいる家庭では、どれくらいの頻度で掃除機をかければいいか。もちろん理想は「毎日」です。
実際赤ちゃんがいる家庭は毎日掃除をする人が一番多いそうです。しかし、忙しかったり赤ちゃんが掃除機の音に敏感に反応したりで、必ずしも毎日掃除機をかけられない人も一定数はいます。
ただ、そこは神経質にならなくていいです。なぜなら、掃除機をかけることが目的ではなく「部屋を清潔にする」ことが目的だからです。
掃除機がダメなら、ハンディモップやフローリングワイパーを駆使してほこりやハウスダストを少しでも減らす努力をすればOKです。各家庭の事情に沿った清掃をしていきましょう。
それではおすすめの掃除機を紹介します。まずはシャープのサイクロン掃除機です。
今回の記事で排気の恐ろしさを述べたので、紙パック式よりも排気のリスクを下げることができるサイクロン掃除機を推奨します。
Amazonのリンク先にお手入れの簡潔さをアピールしていますが、サイクロン掃除機は排気が少ないというメリットに対して、掃除に手間がかかるという点があります。
仮に手間暇かかっても、赤ちゃんのいる家庭はサイクロン掃除機が良いですが、その手間すらかからないとなると、大変優れた掃除機だと言えます。
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こちらもサイクロン掃除機。スウェーデンの老舗ブランドのエレクトロラックスのものです。
シャープがお手入れの手軽さなら、こちらは多機能さです。左右180度に水平に傾けられ、かつコードレス、持った時の体感がペットボトル1本程度という軽さ。
ブラシロール機能で、髪の毛等で絡まったヘッド部分を5秒で直す。例えば、その軽さからハンディタイプの掃除機としても活用できるため、赤ちゃんの布団やまくらに使うのにも適しています。
豪快に掃除機を傾けられるので、どんなわずかなスペースのほこりも見逃さない。こうした機能は全て「お母さん向け」といえます。ストレスフリーで使える掃除機です。
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ここまでサイクロン掃除機を推しましたが、こちらのパナソニックの掃除機は紙パック式です。
サイクロン掃除機の方が排気がクリーンになることは上述しましたが、欠点としてこまめに手入れをしないと壊れてしまうことがあります。
一方、紙パック式は数か月に1度程度で十分持つとされています。加えてこちらの掃除機はハウスダストの感知や、排気からハウスダストが出ない紙パック構造、床のほこりの舞い上がり防止と、徹底的にハウスダストを憎んだ仕様となっています。
ここまで徹底しているなら、サイクロン掃除機でなくても赤ちゃんに優しい掃除機といえます。
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いかがでしたでしょうか。掃除機と赤ちゃんについて書きましたが、ハウスダストは赤ちゃんに限らず、万病のもとになります。
生活するうえで布製品を避けられない以上、ほこりやハウスダストに関する知識と正しい対処法を知ることは、赤ちゃんのみならず、家族全員の安全につながります。
この記事を参考に掃除の仕方や掃除機を見つめなおしてくれたら幸いです。