一人暮らしの新生活が始まるとなった時、様々な家電の用意が要ります。とはいえ、必要最低限の出費に抑えたいとなると、「電子レンジは要らないかな…」と考える人もいるかもしれません。
しかしちょっと待ってほしい。一人暮らしで仕事から帰って来た後、食事を自分で用意しなければいけません。
実家暮らしで決まった時間になれば食事が出された時とは、違います。疲れて帰ってきた日は自炊は面倒。とはいえ毎食コンビニ弁当もうんざりする…。そうなった時に職のバリエーションを広げてくれるのが「冷凍食品」です。
また、自炊するとしても、毎日作るのが大変ならば、「作り置きのおかず」を作る手があります。ただ、その場合でも温めが必要な料理が選択肢から消えます。
よって、冷凍食品や暖かい食卓のために一人暮らしでも電子レンジは必要です。
それでは家電量販店で、電子レンジを買いに行こう!となった時に悩むことになります。
メーカーも庫内の容量もボタンの種類や多さも、実に多種多様な電子レンジで店内は溢れているからです。
電子レンジをどう利用するかで、何を重視するかが変わります。項目別にお勧めの電子レンジを紹介していきます。
電子レンジの売れ筋の傾向として、単機能レンジに人気が集中しています。
考えられる理由として、出費が安く抑えられることや、温めができればそれで良いと、多機能性を求めない人が多くいることが想定できます。
そうした単機能レンジの中でもとりわけ評価が高い、アイリスオーヤマの電子レンジです。ターンテーブル式の庫内と、ダイヤル式のW調整とタイマー。どう使うか一目瞭然のフォルムです。
W調整が3段階から選べ、温めという最低限の機能が充実しています。
操作が分かりやすいため、一人暮らしだけでなく、高齢の世帯にもお勧めです。アナログな装いは安心感を与えます。
よって人を選ばない、失敗の少ない電子レンジではないかと思います。
ちなみに今回紹介しているものは東日本対応バージョンですが、もちろん西日本対応バージョンもあります。
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電子レンジには、オーブンの機能も兼ね備えたオーブンレンジがあります。一人暮らしで節約するためには一番安い単機能レンジを…というのも一つの考えです。
しかし、オーブンレンジの中にはそれほど高価ではなく、かつ高性能なものもあります。その一つがこちらのアイリスオーヤマのオーブンレンジです。
この電子レンジの特徴は、価格を抑えて極力シンプルな機能ながら、便利な機能はしっかり搭載しているところです。
まず重量センサーというものを搭載しており、スイッチ一つで最適な温めを行ってくれます。
もちろん加熱が足りなかったら時間を計って再加熱することもできます。そしてグリル機能がついていることで、トーストを焼くことができます。
さらにオーブン機能もついているので、グラタンやパン等の調理を楽しむこともできます。
最安値の電子レンジではないですが、トーストやグラタンといった調理の幅が広がること。スイッチ一つで自動温めの機能は時短になること。そういった利点を考えると、コストパフォーマンスに大変すぐれた電子レンジといえます。
料理を楽しみたい人は、こちらのシャープのオープンレンジがお勧めです。
まず特徴的なのは「過熱水蒸気」を使っている点です。過熱水蒸気とは、100℃を大きく超えた超高温の水蒸気のことです。
沸騰したやかんから出る水蒸気が大変危険なことから分かるように、熱をより伝えます。さらに加熱だけでなく、水蒸気の力で食品の余分な油をトレーの下へと流れ出してくれます。
結果、同じ電子レンジ調理でも、ヘルシーに仕上がります。もし仕事が夜遅いタイプで、食事の時間が遅い人は、夜中でも油の摂取を減らせるのは大変健康的ですね。女性の方はダイエットにも一役買ってくれる電子レンジとならば評価も上がるでしょう。
「絶対温度センサー」という機能によって、加熱する食材の種類や用途に分けて起動できます。
ご飯の解凍、冷凍肉が包丁でスパッと切れるまで解凍、中華まんの中身がホカホカになるよう加熱…。一人暮らしの時短にも、快適な料理にも使える便利な機能です。
特に時短は「1000Wでの高速加熱」もできるため、忙しい朝にもぴったりです。
自炊をしない人も、冷凍食品をトレーに置いてスイッチ一つで食べ頃の温度になるので、わざわざ加熱時間を見る必要はありません。
そしてもう一つ、この電子レンジは2段設計になっています。2段に分かれていることによって、例えば朝にトースト2枚を同時に焼いたり、友達を呼んだ時に、人数分の調理が素早くできたりと、2段設計に得はあっても損はないです。
高性能かつ31Lの大容量に限らず、値段もお手頃に抑えられています。電子レンジは長く使うものと考えたら、十分一人暮らしや予算を切り詰めたい人にもお勧めできる電子レンジです。
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試してみたい機能がたくさんついている電子レンジは、こちらの日立製の電子レンジです。
上述した過熱水蒸気式かつフラット式のテーブルで、庫内を広く使ってストレスなく料理ができることは、あくまで基本性能です。
加えて、60通りのオート調理機能があり、しかも1人分から対応なので、一人暮らしの人にも嬉しいです。
また、電子レンジが前回出力したWがいくつかを記憶しています。よって、使用するWがいつも決まっていたら、操作を悩まずスイッチ一つで温めができます。
忙しい一人暮らしの人だけでなく、高齢の方にも優しい設定です。最後に脱臭機能とスチーム式で汚れが落としやすいことから、掃除も楽という、至れり尽くせり高機能電子レンジです。
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レンジの性能が優れているといえば、パナソニックの「ビストロ」シリーズは欠かせません。
ここまでの電子レンジの紹介で、ヘルシーになったり、2段設計だったりという、あったらいいなの追加機能でした。
その一方、この電子レンジで魅力的なものは「エリア加熱」です。
1人分の食品を加熱するのに、電子レンジ全体が熱される必要はないので、加熱が必要な箇所に部分的に集中して加熱されます。
逆に焼き物と煮物等、種類の異なる料理を同時に加熱しても、それぞれに合った方法で火が通ります。
このように、電子レンジとしての本来の一番大切な役割に優れているため、一人暮らし用のおすすめとしても紹介しました。そのかたわら、カラーの液晶画面に和食の調理法や必要な食材を教える機能も。料理のレパートリーまで広げようとする遊び心も垣間見えます。
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オシャレな電子レンジをもし探しているのなら、ミラーガラスが施された電子レンジをお勧めします。
調理中だけ庫内の明かりが点き、それ以外の時はレンジの中が見えないようになっています。
キッチン周りがスタイリッシュな住宅ならば、その雰囲気が壊れることなく取り入れることができます。
機能面は多機能とは言えませんが、スイッチや機能でごたごたしていないのもスッキリして使いやすいともいえます。
家電は最低限の性能があればデザインを重視したいという人。一人暮らしで温めされできれば位いいという人に向いた電子レンジです。
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上述したミラーガラスデザインの電子レンジはスタイリッシュ路線です。
しかし、中には一人暮らしの部屋の装いをポップで可愛らしくしている人もいるでしょう。ピンクのカーペットやソファー等、ファンシーな部屋です。
そうした部屋にはミラーガラスデザインや、一般的な白や黒を基調とした電子レンジは浮いてしまいます。
そこでこの電子レンジです。サンリオのキャラクターが描かれていてもおかしくない色合いですが、おもちゃではなく、れっきとした電子レンジです。
同じデザインで淡いブルーのものもあるので、より部屋の雰囲気に合うものを選ぶとよいでしょう。一人暮らしの部屋全体をゆるふわにしたい人にお勧めの電子レンジです。
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いかがでしたでしょうか。7つの電子レンジを取り上げましたが、それぞれに特色やウリにしている機能があります。
どの機能が自分の一人暮らしの生活に一番フィットするかを考えると良いです。
料理をしなければ冷凍食品やコンビニ弁当の解凍、温めに優れたものを。健康を気にしているならば過熱水蒸気式のものを。自分とベストマッチの電子レンジを探してください。
電子レンジに限りませんが、家電で最も避けるべきは「安物買いの銭失い」です。
紹介した電子レンジの中には高額なものもあります。一方、安価な電子レンジは今回はそれほどチョイスしませんでした。
安いからには理由があります。ちょっとの出費でだいぶ高性能な電子レンジがあるので、この記事で、長く使える良いものを知っていただければ幸いです。
また、下記の記事では、一人暮らしにはいらない家電を紹介しています。お金がかかる家電だからこそ、一人暮らしに必要ない物を見極めるのが重要になります。合わせてご覧ください。
記事:『一人暮らしに"いらない"家電を徹底解説!不要な家電を見極めて節約!
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