冷蔵庫は高価な買い物なので知識は持っておくと、おおよその見当が付くと思いこの記事を書きました。
Written By yu-suke 2018
現代では日常生活に限らず飲食店や様々な場面で冷蔵庫はなくてはならない製品です。
そんななくてはならない製品でも使用年数が長くなれば必ず寿命が訪れます。
この記事では冷蔵庫の平均寿命は何年位持つのかという耐用年数や冷蔵庫の故障にはどの様な症状があるのかをご説明させて頂きます。
冷蔵庫の寿命が訪れた場合にはどの様な場合には修理を依頼した方がいいのか、買い替えた方がいいのかをご判断頂く為のご説明をさせて頂きます。
冷蔵庫の寿命年数はご購入頂いてから約10年と言われています。
冷蔵庫を10年以上使用すると内部の部品も劣化する事が多い為、冷蔵庫の内部が冷えにくくかえって電気代が高くなってしまい、寿命に伴って急に冷えなくなるという故障の症状があらわれることもあります。
その為冷蔵庫の寿命は約9年といわれています。
この9という数字は参考元の全国家電電気製品公正取引協議会が、補修用性能部品の保有期間と定めている数字です。
補修用性能部品の保有期間とは簡単にいうと、修理に必要な部品をメーカーが保管する期間ということになります。
しかし、メーカーによっては修理用部品の保存期間が製造終了日より6年というメーカーもありますので一概には言えません。
※ もちろん機種や使用状況などに影響されますので目安として考えていただければと思います。
参考元 : 全国家電電気製品公正取引協議会
冷蔵庫の寿命を判断する症状の一つとして霜が付着するようになります。
問題なく正常に運転していれば冷蔵庫に霜は付着しません。
冷蔵、冷凍機能の衰えにより内部の冷却ファン等の冷却装置が上手く作動していない事があります。
ただ、冷凍庫に物を多く詰めすぎたりした場合のような、使用上の問題もありますので、使い方を再度見直してみて、それでも霜が付着するようであれば、冷蔵庫の寿命と考えたがいいかも知れません。
冷蔵庫が運転している際に冷蔵庫の騒音が大きくなったと感じたら寿命が近づいている症状です。
冷蔵庫の騒音が大きくなるのは冷えが弱くなり必要以上に余計なパワーを使っている為大きな音が出るようになります。
おそらく電気代にも顕著に表れてくると思いますので、冷蔵庫の耐用年数の9年という目安から、何年ぐらい使っているかを考えると、故障かなと考えるのも必要かもしれません。
冷蔵庫の内部や冷蔵庫の下部分に水漏れが発生する事があります。
冷蔵庫に水漏れが発生する原因はパイプが凍っている、冷蔵庫下部分に設置している受け皿の水が溜まりすぎているまたは溢れている事があります。
人為的問題であれば受け皿の水を捨てる等の対処で元に戻りますが、経年劣化による内部部品の劣化による症状であれば特定が難しく寿命が近づいているサインかもしれません。
冷蔵庫の寿命の原因として氷が上手く出来ない事があります。
氷が上手く出来ないのは製氷器の故障が原因で、製氷は冷蔵庫の内部が十分に冷えなくては出来ません。
購入したばかりですと24時間近くかかる事もありますが、冷蔵庫の内部が十分に冷えていて時間がたっても製氷がされない場合は製氷器のタンクの水を確認して下さい。
氷を作る為の製氷器のタンクの水が減らない等のトラブルがあった場合は製氷器の故障による冷蔵庫の寿命が近づいているサインです。
冷蔵庫等の電化製品には冷媒を圧縮する為の装置であるコンプレッサーという機械が内蔵されています。
コンプレッサーの働きは冷やしたい場所からの熱を奪い、奪った熱を別のところへ排出する働きをします。
コンプレッサーが冷媒を圧縮して熱を移動させる時にコンプレッサーのモーターの音が異常に大きくなることがあります。
熱が上手く逃げない等の症状があらわれたらコンプレッサーのベアリング等の部品が破損している可能性が高く、冷蔵庫の寿命が近づいているサインです。
参考元:Panasonic
冷蔵庫の寿命により処分すると判断された場合はどの様な対処を行ったらよいでしょうか?
冷蔵庫は家電リサイクル法により粗大ごみとして捨てる事が出来ない為、冷蔵庫の処分の方法には廃品回収業者に依頼する、家電量販店に下取りして貰う、中古品として買い取って貰う等様々な方法があります。
寿命が訪れた冷蔵庫を廃品回収業者に引き取って貰う方法があります。
回収料金は回収業者によっても様々でお住まいの建物の階数やエレベーターが付いているかいないか、冷蔵庫の高さや重量等細かな規定でそれぞれ料金が変わってきます。
廃品回収の業者に依頼をする前に、一度問い合わせてみると詳しい料金が確定します。
寿命が訪れた冷蔵庫を処分して新しい冷蔵庫を購入する場合、家電量販店が古い冷蔵庫を下取りしてくれる事があります。
下取りの料金は5000円位が相場といわれていますが、そのお店の方針により様々な形が取られています。
下取りする際に回収する配送料がかかる場合と配送料がかからない場合もあります。
古い冷蔵庫の廃棄料がかかる場合やかからない場合等がありますので、下取りを依頼する家電量販店に冷蔵庫をご購入前に一度問い合わせて見ると確実な料金が確定します。
冷蔵庫の寿命が訪れたと感じて処分する前に一度リサイクルや専門の業者に買い取りを依頼する方法もあります。
電化製品では冷蔵庫に限らず様々な製品が型が古い為製造が中止されていて部品が手に入れられない等の理由で故障していた製品であっても買い取りを行って貰える事があります。
買い取り出来ないと断られる事もありますが、思わぬ高値で買い取って貰える事もありますので一度問い合わせてみるとよいでしょう。
各メーカーのお客様相談センターに問い合わせたところ、メーカーによって修理用の部品の保有期間が違っていました。
冷蔵庫に寿命が来た時に何年間だと修理が出来るのかを調べてみました。
全て製造終了から○○年という期間ですので、冷蔵庫を買うときには今販売されている冷蔵庫が現在も製造されている冷蔵庫か確認は必要ですね。
修理用部品の保有ならびに製造期間はその型番の製造終了から9年間となっています。
買ってから9年間は修理ができます。10年以降たつと在庫がある場合にしか修理はできません。
修理用部品の保有並びに製造期間は9年と設定されています。
製造終了してから9年間は修理することが出来ます。
修理用部品の保有はその型番の製造終了から8年間と設定されています。
ただし、製造は販売終了と同時にされなくなりますので、8年後に部品の在庫がない場合は修理ができなくなります。
ちょっと不便な感じがしますね。
修理用部品の保有並びに製造期間はその型番の冷蔵庫の製造終了から9年間と設定されています。
買ってからも9年間は修理が可能です。
冷蔵庫の寿命が訪れたと判断されて、買い換えをご検討された場合、どの様な時期が最適なタイミングなのかをご紹介させて頂きます。
冷蔵庫の買い換えのタイミングとして10年以上経過した場合が買い換えの時期としては最適です。
冷蔵庫は故障した時にメーカーに部品が残っていない事が多い為、故障と判断された時に修理に出されたとしても修理出来ないと断られたるり修理する為には高額な金額がかかってしまいます。
10年以上経過した製品ですと部品がのこっていない確率が大幅に上がる為修理が高額になる事を考えると買い換えをご検討した方がよいでしょう。
冷蔵庫の寿命が訪れる事により様々な症状があらわれますが、冷蔵庫の内部が冷えない症状があらわれた時はなるべく早めに買い換えをご検討頂いた方がよろしいでしょう。
簡単な処置で直るのであれば問題ありませんが、処置を行っても症状が改善されない場合は内部の食材が痛んだり腐敗してしまっては食中毒等の重大な事故に繋がりかねません。
その様な事故を防ぐ為にもお早めに買い換えをご検討頂く事をおすすめ致します。
参考元:panasonic
冷蔵庫の買い替えを検討された場合、最新式と旧モデルではどちらをご購入された方が良いか最新式と旧モデルのそれぞれのメリット、デメリットをご紹介させて頂きます。
最新式の冷蔵庫は旧モデルと比べると機能が充実しているメリットがあります。
冷蔵庫の製品によって機能は様々ですが、ナノイオンにより細菌の繁殖を防いだり湿度を含んだ冷気を放出する事により食材の鮮度を保ったまま保存出来る機能が備わった製品が多数販売されています。
デメリットは金額が高額で安くても10万円以上かかる製品が多く、さらに高額な冷蔵庫になると20万円を越える製品も販売されています。
SHARP ドア冷蔵庫 612L プラズマクラスター搭載 SJ-G61X-B
旧モデルの冷蔵庫のメリットは購入価格が安い事です。
価格が安い製品ですと1万円台でご購入が可能ですし、一人暮らしや少人数の生活でご使用になる場合には小型の旧モデルの製品が多く販売されています。
デメリットはやはり最新式の冷蔵庫に比べてしまうと機能は抑えめの製品が多い事です。
BESTEK 冷蔵庫 2ドア 102L BTMF213
最新式冷蔵器と旧モデルのどちらがおすすめというと一概にどちらがいいとは言えません。
容量と機能を重視すれば最新式モデルの方が優れていますし、価格とコンパクトさを求めるのであれば旧モデルの方が優れています。
それぞれの優れている部分を照らし合わせて需要に合わせた製品が寿命が来たときにご購入頂く場合に最適な製品といえます。
冷蔵庫に寿命が訪れた場合修理を依頼した方がいい場合と買い替えをご検討頂いた方がいい場合をご説明させて頂きます。
症状にもよりますが、冷蔵庫のご使用年数が10年未満の冷蔵庫は修理に出した方がいいでしょう。
基本的に料金はかかりますが、メーカーが修理に訪問するので、動かしたりする手間はありません。
10年未満の冷蔵庫であればメーカーに修理の部品が残っている事が多く、症状により一概には言えませんが安くすめば5000円から7000円程で修理ができる可能性が高いです。
また、冷蔵庫の故障の症状をメーカーや専門のサービスセンター等に伝えると対処法を教えて貰える場合が多く、修理に出さなくても解決出来る可能性があります。
冷蔵庫を買い替えた方がいいケースは10年以上経過した製品であれば買い換え替えた方がいいでしょう。
修理金額が高額になってしまう事もありますが、10年経過していれば同じ金額を支払うのであればもっと性能の良い製品に買い換えられる可能性がとても高いです。
無理して修理に出すよりも思いきって新しい冷蔵庫を買い替える事も良い選択といえます。
冷蔵庫を日頃から大切に使用して長持ちさせる為のメンテナンス方法をご紹介させて頂きます。
冷蔵庫の寿命を伸ばす為には冷蔵庫の清掃が効果的です。
冷蔵庫に食品を保管した際に食用油等を溢してしまい拭き取らずに放置すると、プラスチックがひび割れしたり、レモン等の酸味の強い果実の汁を溢してしまっては変色等の汚れを引き起こしてしまいます。
日頃から拭き掃除等を行う事で部品の破損や劣化を防ぐ事が出来、冷蔵庫の寿命を伸ばす事に役立ちます。
冷蔵庫の氷を作る為の製氷器の給水タンクを日頃からメンテナンスする事も冷蔵庫の寿命を伸ばす事に役立ちます。
給水タンクは、水垢や細菌が繁殖しやすい為、定期的に清掃しましょう。
また、給水タンクのパッキンを取り外して清掃したり洗浄フィルターを水洗いする等の処置を行う事で給水タンクの劣化を防ぐ事が出来ます。
冷蔵庫を長く使用していると冷凍庫内等に霜がこびりついてしまいます。
この霜が冷蔵庫内の空気の正常な循環を妨げてしまい内部の温度を上昇させてしまいます。
その為、必要以上にモーターに負担をかけてしまい冷蔵庫の寿命を縮める事に繋がります。
定期的に冷蔵庫内の霜取りを行う事で内部の空気を正常に循環させて冷蔵庫の寿命を伸ばす事に繋げる事が出来ます。
冷蔵庫の平均寿命は何年位であるという年数や故障の症状を把握して、どの様な原因に対してどの様な処置行ったらよいかという判断が迅速に正しく行えるようになれば冷蔵庫の寿命を伸ばす事にも繋げる事が出来ます。
冷蔵庫の仕組みはとても複雑な為まだまだ説明しきれていない部分が沢山ありますが、この記事を読んで頂いた方が冷蔵庫の寿命についての知識を身に着けて頂き、冷蔵庫に問題が起きた際にお役に立てて頂ければとても幸いです。
他にも気になる家電製品の寿命について解説している記事がいくつもあるので、気になった方はぜひ読んで見てください。
更新日時 | 更新内容 |
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2018/08/03 | 関連記事の更新 |