冷蔵庫のコンセントが届かない?冷蔵庫に延長コードを使う時はここに注意!

この記事を執筆するにあたって

家電販売員として冷蔵庫を販売していましたが、お客様には延長コードの使用はお勧めはしていませんでした。今回はこの記事でその理由について解説しています。

Written By れおなるど だびんち

目次

冷蔵庫のコンセントに使う延長コードについて解説します

冷蔵庫の電源をコンセントから電源を取る場合に、コードが長ければ問題ありませんが、コードが短い場合は冷蔵庫用に延長コードを使います。

冷蔵庫で延長コードを使う場合、延長コードを用いても問題ないかどうか考えてみましょう。

冷蔵庫のコンセントの位置

冷蔵庫は多くの家では冷蔵庫置き場という定まった位置に置きます。冷蔵庫用のコンセントは通常高い位置にあります。

冷蔵庫の場合、固定位置から長期間動かしませんので、冷蔵庫のコードをコンセントから外すことはほとんどないでしょう。

そのためコンセント部にたまるほこりが見やすい、高い位置のコンセントがある場所に設置するのがいいでしょう。

コンセント部のほこりは発火の原因になり、高い位置にあることで水気による漏電の心配が少なくてすみます。

冷蔵庫のコンセントの位置

冷蔵庫に延長コードを使う場合の使い方

どんな電気製品に対しても、本当は延長コードは基本的に使わないほうがいいのですが、コンセントが近くにない場合には一時的に使うようにしたほうがいいです。

パソコン関係の機器の接続のために、差込口が多くある延長コードを用いる人が多くいますが、パソコン関係は一度に使う機器が多いためにする、やむを得ない処置です。

パソコン関係の機器は1個1個の電流量が小さく、、電気容量が小さく、危険性も少ないと見なされているので許されています。

その場合でも延長コードにはPSEあるいはJISマークの付いた定格電流と定格電圧が記載されたコードをその規格内で用い、さらに延長コードのテーブルタップ部を固定するという注意が必要です。

延長コードの規格

冷蔵庫の消費電力

冷蔵庫の取扱説明書を見ると、電動機の定格消費電力100W、電熱装置の定格消費電力180Wというような記載があります。

電動機の定格消費電力というのは、冷蔵庫の最大消費電力で、電熱装置の定格消費電力というのは、瞬時的に入る霜取り機運転時の消費電力です。

冷蔵庫の消費電力の計算は、電動機の定格消費電力(この場合は100W)を元にします。

取扱説明書には、電流と電圧の数値が記載されており、どのコンセントが対応できるのかを判断することができます。

冷蔵庫に延長コードは使えるの?

冷蔵庫に延長コードを使えますかという問いへの答え

冷蔵庫に延長コード使えますか?という質問をした時に受ける答えには、

使えません

という答えと、

状況により使ってもよいです

という答えが返ってくると思います。

使っても問題ありませんという答えはないでしょう。

電気関係も含めて法律上では、冷蔵庫に延長コードを使ってはならないという法律はありません。

安全性の問題で、個人責任になりますが、冷蔵庫の消費電力や、冷蔵庫の定格出力に耐えうるだけの延長コードが店に売ってあるかというと、なかなか売ってありません。

どうしても必要な場合は、事前に確認をしてから冷蔵庫に使える延長コード購入をしたほうがいいと思います。

問いに対する答えの背景

冷蔵庫に延長コードを使えませんというならどうしたらよいのですか?

という質問には、

冷蔵庫は長期的に使うものでしょうからコンセントの増設工事をしてでも専用のコンセントを作って下さい、というのが答えになります。

電気工事には1万円くらいかかると見込まれます。

状況により使ってもよいですという答えの場合は、冷蔵庫を置く位置、冷蔵庫に使う延長コードの種類と規格、接続の仕方、冷蔵庫に使う延長コードの固定などに注意して使うことという条件を付けることになります。

延長コードの事故について

冷蔵庫に延長コードはなぜ使わない方がよいのでしょうか?冷蔵庫に延長コードを使った場合の危険性を考えましょう。

冷蔵庫に延長コードを使ったときの危険な例をあげてみました。

冷蔵庫に延長コードを使ったときの危険性①発火

発火の原因は、1つには電気容量オーバーです。冷蔵庫に延長コードを使った場合は、規格以上の電気機器をつなぐと発熱、発火に至る場合があります。

たこ足配線による危険も発火につながります。延長コードにねじれやからみがあるとき、その負荷により発熱、発火になる恐れがあります。

また、ほこりが使わないで開いたままになっている延長コードの差込口に入り込んで発火する場合もあります。

冷蔵庫に延長コードを使ったときの危険性②漏電、転倒など

次の危険性に、漏電が挙げられます。現在の冷蔵庫には基本的にはアース線がありません。

水気のある所に置く人がほとんどいないからでしょう。アースをつける場合は電気店に相談するようにとなっています。

延長コードにも通常のものにはアース対応がありません。延長コードを濡らした場合における漏電の心配が残っています。

次いで、延長コードの置き方に関係する危険性が指摘され、床の上に置かれた延長コードにつまずくことがあります。

怪我やコードが引っ張られるために起こってしまう事故の発生が懸念され、延長コードが元のコンセントから外れてしまうことにもなります。

また、延長コードが家具などの下敷きになる場合があります。これは破損する事により、発火に至る原因になります。

それでも冷蔵庫に延長コードを使いたい時はどうすればいい?

いろいろな事情により冷蔵庫にどうしても延長コードを使いたい時が出てきます。

そんなときはどのように対処すればよいでしょうか。冷蔵庫に延長コードを使う場合の危険性を除く使い方をする注意が必要です。

冷蔵庫用の延長コードの選択

発火に気を付けて、以下のように選択します。

・延長コードはPSEあるいはJISマークの付いた、冷蔵庫の電力規格より大きいものを用います。多くの場合、15A(アンペア)、125V(ボルト)を用いることで対応できます。

・延長コードの長さは、必要以上に長くしないことです。できるだけ短くするルートを見つけるようにしてください。太さは電流容量から見た場合、太い方が安全です。

・延長コードを床に這わせるようにはしたくないですが、やむを得ず床を這わせる場合は、冷蔵庫からのアースも取り、アース付きの延長コードにします。

・差込口は1個だけのものにして、冷蔵庫専用の延長コードとします。やむを得ず、複数の差込口があるものを使う場合は、絶縁性テープで他の口をふさぎます。

延長コードの不使用の差込口を絶縁性テープでふさいだところ

冷蔵庫に延長コードを使う場合の置き方と注意

冷蔵庫に使う延長コードの置き方を以下のようにします。

・延長コードがねじれたり、からんだりしないようにし、固定します。

・延長コードが家具などの下敷きになったり、コンセントへの差込みが不安定になったりしないようにします。

・延長コードは部屋の壁を這わせますが、やむを得ず、床を這わせる場合は、つまずいたり、引っかけたりしないような場所を選び、ケーブルカバーで覆います。

・延長コードには水が絶対にかからないように、置き場を注意し、日常の動作でも気を付けます。

・取り付けたときと同様になっているか、定期的に点検を行います。

まとめ

冷蔵庫における延長コードの使用について解説しました。

冷蔵庫に使う延長コードが他の家電と大きく違う点は、長期間抜くことがなく、コンセントに差し込んだままになっていることです。

冷蔵庫に使う延長コードの使用方法をまとめてみましょう。

冷蔵庫の延長コード使用は?

基本的には不可です。

専用のコンセントにすることです。専用コンセントがない場合は、電気屋に増設してもらいます。

どうしても冷蔵庫に延長コードを使いたい時は?

冷蔵庫の規格に合わせて延長コードの規格を見て、適切なものを選ぶことです。延長コードの置き方に十分気をつけることです。

使用の仕方を間違えると、発火や漏電の重大事故につながる恐れがあることを覚えておいてください。

延長コードの使用の仕方は、他の家電についても共通することが多いので、十分な知識を持つと応用が利きます。

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れおなるど だびんち
もともと店舗で家電の販売を行っていました。
家電に関してお客様から聞かれることは多々あります。こちらが準備していない質問もあります。 その際調べて自分の知識として蓄えられるようになりました。

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