お気に入りの靴。出来たらいつも綺麗な状態を保ちたいですよね。お子さんがいるご家庭では普段はくスニーカー、上履きなど、洗う頻度も高い事かと思います。
ですが靴を手洗いするのは結構面倒なもの・・・。なのに、洗えど洗えど汚してくるからもうウンザリ!というお母さんも少なくはないでしょう。
天候次第ではなかなか洗うタイミングが取れない事もあります。
そんな時は洗濯機で靴を洗うのはいかがでしょうか?
洗濯機なら洗いから脱水までボタン一つで行えます。また、脱水の時にちょっとした裏技を使う事で乾燥スピードもアップ!
今回はそんな洗濯機で靴を洗う時の方法や、その際の大事なポイントをご紹介します!
洗濯機で靴は洗えます!
水塗れ厳禁な革靴はNGですが、布製やビニール製のものならOK。
お出かけ用の靴など型崩れが気になってしまうものは避ける方が良いですが、普段使いの靴を洗う場合はとてもおおすすめです。
洗濯前の予洗い時に使います。靴専用のブラシでなく歯ブラシなどでもOK。
靴底の泥を掻き出す場合は、コシある堅めの毛の方が良く落とせます。
靴を洗う時は衣類用の洗剤で十分綺麗になります。
粉末洗剤は溶け残りが靴の中に残ってしまう可能性があるので、液体洗剤をおすすめします。
普通の衣類用ネットでもいいですが、最近ではクッション性のある靴用の洗濯ネットも売られています。
こちらは洗濯の際に靴がぶつかる音の軽減や、摩擦による傷み防止にもなるので、日常的に靴を洗濯機で洗う方は是非手に入れたい便利グッズです。
クッション性のある靴用の洗濯ネットです。大き目ですのでお子様の靴でしたら2足まとめて入れられます。
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こちらも厚手のクッション素材を使用。靴を洗濯して、そのままネットごと物干し竿に吊るせる便利なループつきです。
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こちらは中敷きと靴ひもを入れる用のネットです。
特にクッション性は不要ですので、通常の洗濯ネットで大丈夫です。
洗濯機で脱水をする時に靴をタオルで包んでおくと、脱水効率がグンとあがります。また、脱水時に洗濯槽の壁に靴がぶつかって傷んでしまうのを防止し、ガタゴトとする騒音も抑えられます。
できたら靴一足につき一枚あると良いです。不要なタオルを靴のお洗濯用にしておくと良いですよ。
特に園や小学校に通うお子様のスニーカーは、砂場遊びや体育の授業などで、驚くほど砂が入っているものです。
一度、中敷きを取りだし中の砂を出しましょう。
濡らしてしまうより、乾いた状態の方が砂は出やすいです。
中敷きも軽くはたいて、靴紐と一緒に小物用の洗濯ネットに入れておきます。
洗濯機で靴を洗う際に泥や小石が多く付着していると故障の原因になってしまいます。
ですので酷い泥汚れは軽くブラシで落としましょう。
歯ブラシを使うと細かい部分も落としやすいですよ。特に靴底は時々小石が挟まっている事もあるので念入りに。
靴をそのまま入れて洗濯してしまうのは靴だけでなく洗濯槽へのダメージもありますので、必ずネットに入れます。
一緒に中敷きと靴紐を入れたネットも洗濯機に入れ、最大水位で洗いましょう。水位が低いとそれだけ靴同士の摩擦が大きくなってしまうからです。
靴の汚れは頑固ですので状態に合わせて通常コースか時短コースを選んで洗濯してください。
洗濯コースで洗った場合、そのまま立て続けに脱水まで自動で洗濯機が行ってくれますが、天候の悪い日になるべく早く靴を乾かしたい時は、靴一足をタオルで包んで再度脱水を行うと水気が更に飛んで乾燥時間の短縮につながります。
また、タオルで靴を包むことで脱水時の摩擦や衝撃を防ぎ、騒音も抑えられます。
タオルは脱水中に外れないように紐等で縛るか、サイズに余裕があるようでしたらタオルの端と端を結んでもOKです。
靴を包むだけでなく、中にタオルを詰める事で水気の吸収だけでなく、靴の型崩れも防いでくれます。型崩れは履き心地にも影響してしまうので、大事なスニーカーや靴には是非この方法を使ってみてください。
外で干す場合は壁に立てかけるよりも、風通しの良い場所で、S字フックや靴専用ハンガーで物干し竿に吊るしたほうが乾燥スピードは速くなります。
針金ハンガーの両側を上に折り曲げても代用できますよ。
洗濯時に取り出しておいた中敷きは、塗れた状態では靴の中に戻しにくいですし、乾燥時間もかかってしまうので別のまま乾かしましょう。
外干しに最適な錆びにくいステンレスハンガーです。子供から大人の靴まで対応。靴に掛ける部分が細見ですのでパンプスにも使えます。
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雨の日など外で干すことが出来ない場合は洗濯機の乾燥機能を利用するのも良いですが、熱でゴム部分が変形してはがれてしまう恐れもあります。
家庭用洗濯機の乾燥機能を使う場合は静止乾燥コースなどがある機種や、低い温度で乾燥できるモードが搭載された洗濯機を使いましょう。
最近ではコインランドリーに靴専用洗濯機と靴専用乾燥器が設置されている店舗が増えてきました。
お近くにある方や、一気に何足も洗いたい方にはコインランドリーの利用が大変おすすめです。
だけど自宅で洗うのとどう違うの?
ここではコインランドリーならではの特徴をご紹介します。
機種にもよりますが、コインランドリーに設置されている靴専用洗濯機は内部にスパイラル状の大きなブラシが搭載されており、家庭用洗濯機とは違って靴を洗うために特化した仕様になっています。
またネットなどに入れる必要もなく、そのまま槽内に入れれば良いので手間もありません。
大人用の靴なら2足、子供用の靴なら4足同時に洗えるのも専用機だからこそ。
コインランドリーの靴専用洗濯機には乾燥機もついていることが殆どです。
そしてこちらも靴専用に特化した仕様。
乾燥機内のバーに靴を差し込むと、そこから温風が噴出して靴内部から一気に乾燥させてくれます。
靴の洗濯の際に最も時間のかかるのは乾燥と行っても過言ではありませんので、約20分という短時間で乾いてくれるのは嬉しいですよね。
気になるのは靴専用洗濯機の利用料金。
お店によって前後しますが、殆どが洗濯機が1回200円(20分)、乾燥機は1回100円(20分)から利用できます。
自宅で洗う手間や時間を考えればとってもお得!
全国展開しているような大手のコインランドリーチェーンですと、万が一の故障に24時間オペレーター対応してくれるところもあります。
また、使用前に洗浄を無料で行ってくれるサービスがある店舗も。
これなら初めてランドリーを使う方も安心して利用できますね。
洗濯機で靴を洗う利点はお水やお湯に触れる時間が短いので手荒れを防げること。
また、頑固な泥汚れを手作業で落とすのは時間もかかり、なかなか骨の折れる作業です。
これが冬場の寒い時期だと考えたら・・・どうしても靴を洗う頻度は少なくなってしまいますよね。
その点洗濯機での靴洗いは、簡単な予洗いのみで後はお任せ。
こまめな靴洗いも苦になりません。
時間も手間もかからないのに、手洗いよりも綺麗に仕上がるのも最大の魅力です。
洗濯機で洗うとどうしても少なからず摩擦が起きます。また、縮みや型崩れしてしまうおそれがあるので、長く愛用したい大切な靴は避けた方が妥当です。
特にランニングシューズは通常のスニーカーよりも柔らかく造られている事が多い為、型崩れが酷くなってしまい履き心地も悪くなってしまいます。
洗濯機で靴を洗う時はこの見極めが難しいところです。
いかがでしたか?洗濯機でスニーカーなどの靴が洗えることはまだまだ一般的には浸透していません。本来衣類を洗うものに汚れた靴を入れるという事に抵抗がある方も多いでしょう。
ですが、きちんとした手順で正しく行えば、今までの苦労はなんだったのかと思えるほど洗い上がりや快適さに驚くはずです。
靴の種類によっては避けた方が良いものもありますが、日常的に履いている普段使いのものや、お子様の上履きやスニーカーなどの買い替え頻度の高いものには大変おすすめ!
これなら子供たちにも「思いっきり汚してきていいよ!」と笑顔で言えちゃうかも???
手軽に行える靴のお洗濯で、毎日綺麗な靴を気持ちよくはきたいですね!