昭和の時代では信じられない程、酷暑に夏など日本で生きていくには、もうエアコンは手放せないといっても言い過ぎではない時代。
ただ、日本の家庭事情を考えると、室外機がうるさいというだけで、ご近所トラブルとか怖いですよね。最近は、騒音トラブルは結構日常茶飯事になっているだけに、より気を遣いたいところ。設置当初よりエアコンの室外機の音が大きくなった人いませんか?それには何かしら原因があるはずです。ここでは、エアコンの室外機がうるさいことについて対策や原因などを調べていきましょう。
もちろんながらエアコンの室外機も家電類で精密機器です。
文字通り、室外と言う悪環境に置かないといけないものなので、内部のパーツは劣化していくのも、室内に置いてある家電に比べると早いのはうなずけます。
もちろん、最初から室外に置くことを想定して頑丈にできているものの、送風する心臓部であるモーターや体積の圧縮や信号の圧縮されるコンプレッサーなどの経年劣化は免れません。
これらが劣化すると、機械が悲鳴を上げている状態なので、ガーガーとうるさい音がするようになってしまいます。
風にもさらされている室外機なので、風の強い日には多くのゴミやホコリが舞っているでしょう。
これらゴミやホコリがフィルター部に詰まっていくと、同じく音がうるさくなってきます。
もちろんただ使用しているだけでも、エアコン室内機を見れば分かる通り、小まめにフィルターの大掃除が必要なように、室外機側のフィルターも小まめに掃除するとベターです。
特に、ペットのいるご家庭の場合、予想以上にペットの毛などがフィルターに付くものです。
より小まめのクリーニングを行いましょう。また、案外、盲点になるところは、ホースの中。ホースの中にゴミなどが詰まると、音がうるさくなるだけでなく、冷房や暖房の効き目も悪くなく、エアコンの使い心地から悪くなってしまいます。
取り外せるタイプのホースだったら、たまにはホース内に水を流してお掃除をお忘れなく。
室外機は稼働中、小さく振動しています。室外機が壁に付いていると、壁から振動が伝わって、うるさく感じる場合もあります。床も例えばブロックなどを置くなどして、直接の密着率を減らすだけで、だいぶうるささが変わる可能性が高いです。
室外機がうるさいと感じても、その音が修理レベルなのかどうかまで分からない場合も多いと思います。
その場合は、メーカーもしくは購入した家電量販店などに一度相談してみましょう。
メーカーなどによっては、室外機の騒音値を計測してくれるところもあります。
元々、家電量販店に持ち込んで修理をお願いできるものではないので、多少お金がかかったとしても冒頭でも書いた通り、生活に無くてはならないものですし、騒音トラブルなんかになると厄介ですから、早めにプロの手にみてもらうのも一手だと思います。
エアコンの室内機は、カバーを外すと、目を覆いたくなるような光景(埃が溜まっている)が見えてしまうので、視覚的にも小まめにクリーニングをしようと思うものですが、室外機は目に触れる機会は少なく人によっては設置して以来、一度も身に行っていない人も少なくないのではないでしょうか?
室外機もフィルターを中心に、ホース内、そして(風などで舞ってしまうので)室外機周辺なども小まめにクリーニングを行えるとベターです。
ただ、設置場所にもよりますが、毎日掃除に行けるような場所でもないので、風にさらされるようなところでは、ガード用に室外機カバーを付けておくとよいでしょう。特に豪雪地帯では、雪がホースなどに入ってしまうと、十分な温風が出なくなる要因にもなります。
こまめな掃除をすることによって埃やゴミがなくなりうるさい音が軽減されることがあります。
例えば、床からの密着率を減らすために、コンクリートブロックを置いて、伝わる振動を減らしてみたり、壁との振動対策だったら、1枚べニア板を挟むだけでもだいぶ変わります。
なかでも有効的なのが「振動シート」。使い方は簡単、エアコンの室外機の床と設置している部分(4か所)に振動シートを挟むだけ。
口コミなどをみると、たったこれだけで今までうるさかった室外機が驚くほど音が静かになったと言う人も多いほどです。
全て、ホームセンターやAmazonなどのネットでも簡単に買えますし、修理に出したり、エアコンクリーニングをお願いするに比べれば、驚異的に安い(1,000円未満)なので、試す価値はありますよ。
内部のモーターなどの故障や掃除不足などを除き、振動による騒音もエアコン室外機の音トラブルの一つ。
振動が伝わっている壁や床の場所に問題がある場合もあるので、少し家から放してみるなど、室外機の設置場所を変えてみるのも一つです。
エアコンの寿命は平均で10年前後と言われています。今の最新モデルで考えると、10年前のモデルに比べて、使用状況にもよりますが、年間で1~2万円以上安くなる場合もあるほど省エネ性能が進んでいます。他にもスマホで遠隔操作ができるIoT機能など、お手入れが簡単なフィルター自動掃除機能など、便利に役立つ最新機能も多く、音トラブルを感じたら、購入年数によっては寿命と考えて、思い切って買い替えるのも結果的にプラスになることも多いです。
具体的にどのメーカーがうるさいとかあるのでしょうか?どのメーカーも最新モデルとなると、どれも静音性に優れており、大差はないようです。やはり音の感覚は十人十色ですし、当たり外れもあるようなので一概には言えませんが、クチコミを総合して観て、メーカーごとの評判をみていきましょう。
静音性に関しては、一番評判がよいのがダイキン製です。室外機のコンプレッサーに、クルマでも使われているような吸音材がたっぷり使われているなど、さすが空調専業メーカーだけあって、細部にわたってこだわっているようです。
総合メーカーなだけに、エントリーモデルからプレミアムモデルまで価格の幅が大きいPanasonic。安かろう悪かろうとはもちろんありませんが、室外機の音に関しては、安い廉価モデルの場合、吸音材などを節約しているのでしょうか、結構音がすると言う評価も散見されます。
ムーブアイなど独自技術も多く、先進的なエアコンを出している「霧ヶ峰」ブランドの三菱電機。シェアが高く、その分、クチコミ情報が多くなるのもありますが、結構、室外機に対する音の不満は多くありました。室内機の静音性には定評があり、霧ヶ峰ですが、室外機までは気が回っていないのかもしれません。
他のメーカーより同等性能で安価なモデルも多い印象の富士通ゼネラルですが、室外機がうるさいという苦情クチコミは結構目立ちます。なかには2階のベランダに置いてあって1階まで音が響くなんて声も。神経質な方や、隣人と密着しているところに室外機を置く場合は避けたほうが良いのかもしれません。
近年、某芸能人の家庭でも、室外機の騒音トラブルで警察沙汰になっているところもあるなど、日本のように隣近所が密接しているところでは、やはり音トラブルは審決室になって良いところです。つまらないことで、ご近所トラブルとなり、関係が悪くなっては勿体ない話。きちんとできる対策は講じるようにしましょう。
またこちらではエアコンからカタカタとうるさい異音がする場合の解説をしています。
もし症状が当てはまる場合はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。