カーペットや絨毯の汚れと聞いてまず浮かぶものはなんですか? ホコリ、食べこぼしやジュース等の染み、素足で歩くことで付いた皮脂汚れ、ダニ・・・などなど、カーペット、絨毯は想像以上に汚れています。
ホコリや食べこぼしは掃除機で取ることは出来ますが、ジュースのシミや皮脂汚れ、ダニを綺麗にするのは困難。
しかし大型のものとなると洗濯機で丸洗いするのは難しく、かといってクリーニングに出すのはお金もかかりますよね。
そんな時活躍する家電がスチームクリーナーです。スチームクリーナーと言うとキッチンの油汚れやフローリングのお掃除に使うイメージが強いと思いますが、カーペット、絨毯にも使用可能。約100℃の高温スチームによって除菌だけでなくダニも撃退してくれるので、赤ちゃんがいるご家庭にとてもおすすめ。
今回はそんなスチームクリーナーを使ったカーペット、絨毯のお掃除方法、メリットやデメリットまでをご紹介したいと思います。
外で沢山遊んできたお子様の素足、一日お仕事で頑張ってきた素足。
そんな素足で毎日カーペット絨毯の上を歩いていると、知らず知らず皮脂で表面が汚れていきます。
絨毯やカーペットのふんわり感が減った、なんだかベタ付いている気がする時は、この皮脂汚れが原因かもしれません。
蒸しタオルで表面を拭くという手もありますが、すぐに温度が下がってしまいますし、広範囲の場合は手作業で拭いていくのも骨の折れる作業です。
その点スチームクリーナーでしたらタンクのお水が無くならない限り蒸気の温度が一定に保たれますし、掃除機をかける要領でお掃除が出来ますので身体の負担も少なく済みます。
雑菌対策として一般的に思い浮かぶ方法は天日干しです。しかし晴天の日中、約1時間干さないと十分な効果が出ないというデータがあります。
参考元:エフシージー総合研究所調べ
とても手軽な方法ではありますが、天候の悪い日や一日家をあけている方にはなかなか難しいですよね。
ですがスチームクリーナがあれば、約100℃の高温の蒸気が熱に弱い雑菌を確実に除菌させることが出来ます。
ペットの臭い、タバコの臭い、お料理の臭い・・・
カーペット、絨毯は一度臭いがしみついてしまうとなかなか取れません。
お洗濯をするか、クリーニングに出すか考えるところですが、これもスチームクリーナーがあれば解決!
毛足の長いものでも、スチームがしっかりと奥の奥まで入り込み臭いの根本から除去してくれます。
ジュースやコーヒーなどこぼした場合、ただ拭くだけではしみがうっすら残ってしまう事も。
そんな時、すぐにスチームクリーナーで汚れを浮かび上がらせて拭き取れば、しみを残さず綺麗に取ることが出来ます。
※時間のたってしまったしみはスチームクリーナーでも落とせない場合があります。
お子様がいるご家庭はどうしてもカーペット、絨毯に寝転がる機会が多いもの。
また肌が弱い方もなるべく洗剤の利用は避けたいと思いますよね。
スチームクリーナーは蒸気のみで殆どのよごれが綺麗に落とせますので洗剤が不要です。これなら毎日お掃除しても安心ですね。
小型の物は良いですがカーペット、絨毯など広範囲に使用するようなスチームクリーナーは大きいものが殆ど。
スチームクリーナーを購入した方の中でとくに多いのが収納場所に困るという声です。
掃除機がもう一台増えてしまうようなものですので、購入の際は家のどこに収納するかという点も考えておくと良いですよ。
最近のスチームクリーナーはだいぶ軽量化が進んでいますが、一見スリムなハンディタイプやモップタイプは、使ってみると意外と腕への負担が大きいものです。また、小型化しているものはタンクの容量も少なめなので、給水の手間を考えると範囲の広いカーペット、絨毯には不向き。
それをふまえるとタンクの大きいものがベストですが、例えキャニスタータイプだとしても階段の上り下りなどは不便に感じることがあるかもしれません。
スチームクリーナーは高温の蒸気を噴射するので使用時やモップの交換の際は十分注意が必要です。
また、ペットやお子様がいるご家庭では、使用する時に必ずそばに寄らないよう対策を取りましょう。
スチームクリーナーは掃除機とは違うので、食べこぼしなどのゴミを取り除く機能はありません。
そういったゴミを取らないまま使用してしまうと場合によっては汚れを広げてしまう事も。
例えば一番注意したいのはチョコレート。
その上からスチームクリーナーを当ててしまうとどうなるでしょう・・・?
当然スチームの高温でチョコレートが溶けてしまい、かえって汚す結果になってしまいます。
スチームクリーナはゴミを吸い取る機能は有りませんので、まずは掃除機を使って絨毯のゴミを取り除きましょう。
毛足が長いものはゴミが奥に入り込んでしまっている事があります。
毛流れに逆らうようにしっかりと取り除きましょう。
いったん広範囲に軽くスチームクリーナーをかけて汚れを浮き上がらせます。
その後端からもう一度ゆっくりと時間をかけて。あまり本体を押し付けず、軽く撫でるようにするのがポイントです。 あまり一か所に集中し過ぎてしまいますとカーペットがビシャビシャになってしまうので注意しましょう。
毛流れに逆らうようにすると根元までスチームが行きわたり、ペタンコになってしまった毛が立ち上がり、買った当時のふんわりとした感触がよみがえります。
臭いが気になる部分は念入りにスチームをあて、そのあと乾いた雑巾で汚れを拭き取るのを何回か繰り返します。
しみを取りたい部分も同様の方法を行います。
スチームを当て終わったら、しばらくはカーペット、絨毯の上に物など置かず全体を乾かします。
天日干しなどする必要はありませんが、扇風機やエアコンの風などで水気を飛ばすと良いでしょう。
ダニは約50℃以上の高温と、湿度50%以下で死滅すると言われています。
掃除機で吸ってもしっかりと繊維にしがみついているダニの除去は不可能。
また、天日干しもダニの繁殖の予防にはなっても、退治するには不十分です。
そこでスチームクリーナーの出番!
約100℃のスチームがダニを確実に死滅させます。
スチームクリーナーで死滅させたダニの死骸をそのままにしておくと空気中に舞い上がりアレルギーの原因になってしまいます。
最後は掃除機で死骸を吸い取るようにしましょう。
いかがでしたか?
雑菌やダニや臭いやしみ・・・カーペットや絨毯の様々な汚れは、スチームクリーナーで一度に簡単に除去できることがお分かりいただけたかと思います。
天候や時間を問わず、いつでもお掃除できる点も忙しい現代人には嬉しいところ。
スチームクリーナーによって、長年使い続けたカーペット、絨毯がまるで新品の頃の様なふんわり感を取り戻し、思わず寝転がってしまいたくなるはず!
この気持ちよさを是非体感してみてください。