電気ケトルって何?と思われる方に、電気ケトルは「ティファール」といえばCMでもなじみがあるのでイメージがしやすいと思います。
電気ケトル=ティファールというイメージですが他メーカーからも販売されています。
電気ケトルは小さく軽量で持ち運びやすく入る水の容量が少ない分、小回りの利く商品です。一人暮らしや少量お湯をすぐ沸かしたい方にはとても便利です。
電気ケトルの特徴としてはお湯を沸かすことができるが保温機能がありません。
今回はそんな電気ケトルの電気代について解説していきます。
市販の電気ケトルの消費電力は約1250~1350Wが主流です。
消費電力を1.35kwhと仮定し、1時間当たりの電力単価を27円とした場合。
(1時間あたりの電気代)1.35kwh×27円=36.45円
0.8Ⅼの電気ケトルを1回沸かすと約3分かかると仮定します。3分を時間になおすと0.03時間、1時間あたりの電力単価を27円とした場合。
(1回あたりの電気代)
1.35kwh×0.03時間×27円=約1.0円
0.8Ⅼの電気ケトルを1回沸かすと約3分かかると仮定します。3分を時間になおすと0.03時間、1時間あたりの新電力目安単価を27円とした場合。
(1回あたりの電気代)
1.35kwh×0.03時間×27円=約1.0円
参考元:ティファールHP
例)象印 電気ポット CD-WN22の場合
容量が2.2Ⅼ、1回あたりの消費電力700W、1日あたりの消費電力量0.99W、年間電気代約9800円
(月電気代)
月電気代約816円前後。
(1日電気代)
1日当たりの消費電力 0.99kwh × 新電力目安単価 27円
=1日の電気代 26.73円
参考元:象印HP
家をあける共働き家庭、人数の少ない一人・二人暮らしの方など通常お湯を沸かすことが少ない方には何回かにわけて沸かせる「電気ケトル」がお薦めです。お湯を頻繁に利用しないのにずっと電気ポットで保温状態にしていると余計な電気代がかかります。赤ちゃんの子育てにミルクを作る、料理を作る機会が多い、お客様の出入りが多い方などお湯を使う機会がある場合には湯を常に沸かした状態である「電気ポット」がお薦めです。
1Ⅼのお湯を沸かした時を想定した場合で例にとります。
1回あたり5分。ガス使用量を0.025㎥
1㎥あたりのガス代を180円の場合。
1回あたりのガス代)0.025㎥×180円=4.5円
ワンルームにある1400WのIHクッキングヒーターを使用。
1回あたり10分。1時間あたりの新電力目安単価を27円の場合。
消費電力量)1.4kwh×10分÷60=0.233kwh
1回あたりの電気代)0.233kwh×27円=6.291円
電気ケトルとやかんでに沸かし方に違いが出てくるのは熱効率の問題です。やかんは底のみに熱が当たるのに対し電気ケトルはケトル全体に熱が伝わります。やかんは大量にお湯を使う時に利便性がよくまた容器で保管も可能です。電気ケトルはカップ1杯の飲み物、カップラーメンを食べるなどの簡易的に使うことがメリットになります。
参考元:生活節約
1000Wの電子レンジを使用。
1回あたり3分。1時間あたりの新電力目安単価を27円の場合。
消費電力量)1.0kwh×3分÷60=0.05kwh
1回あたりの電気代)0.05kwh×27円=1.35円
電子レンジの電気代は電気ケトルより少し高いです。
耐熱容器に入れお湯が沸くとふきこぼれてしまう恐れがあります。タイマーを設定しても気泡や湯気が出た時点で加熱するのを途中でやめタイミングを見計らうことが必要です。大量にお湯を沸かすときは電子レンジは不向きで、目安はカップ1杯がお薦めです。電気ケトルの方が安全で節約でき電子レンジより時短で沸かすことができます。
参考元:生活節約
電子ケトルといえばT-falという位知名度が高いのが特徴です。電子ケトルのラインナップは軽量でシンプル、転倒防止、温度設定可能と3つのタイプ別から選択できます。機能面では、「お湯が沸いたら自動でスイッチがオフ」「空焚き防止」「蓋の取外し可能」「注ぎ口形状のこだわり」などがあります。プラスチック製がメインですが、ケトル内部に入ったお湯にプラスチックのにおいがつきやすいという特性がありますので最近では抗菌素材をつかった「アプレシア」シリーズも人気です。
購入しやすい値段のため、特にメーカーのこだわりがなく電子ケトルの購入に迷った時はT-falが手っ取り早く選ぶには良いでしょう。
0.8Ⅼ~1.2Lの容量サイズがありますが、共通して電気代は1回あカップ1杯で約0.5円で、沸く時間は約47秒です。1回の消費電力は1250wです。
参考元:ティファールHP
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ポット・魔法瓶といえば象印のイメージが強く、日本人のニーズにあわせた商品が多いのが特徴です。電子ケトルのラインナップはコンパクトで軽量、消費電力低めな600W、お茶の良さを引き出すフッ素加工を施した内部コーティング、蒸気が少なめの構造の4つのタイプから選べます。機能面では「ケトルが転倒してもお湯がこぼれにくい」「両手でケトルを持っても熱く感じない」「湯漏れ防止用の自動給油ロック」「スムーズに蓋がとれやすい」などがあります。日本メーカーで日本人が気になる機能を備えた電子ケトルですが値段が安いものもありますが、多めの機能がある電子ケトルは若干高めになります。
0.8Ⅼ・1.0Ⅼの容量がありますが、共通して電気代は1回あたり、カップ1杯で約0.5~0.6円で沸く時間は約50秒~60秒です。1回の消費電力は1300Wです。
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象印と同様に昔からポット・魔法瓶のイメージが強い日本メーカーです。タイガーの電気ケトルシリーズではキッズデザイン賞を受賞しています。本体が熱くならない構造や電気ケトル転倒時のお湯漏れ防止などの安全面が考慮されたのがきっかけです。機能面で「転倒流水防止」「保温高熱をキープする本体2重構造」「お湯が沸いたらスイッチが自動オフ」「蓋の着脱がワンタッチで可能」などがあります。
0.6Ⅼ・0.8Ⅼ・1.0Ⅼの容量がありますが、共通して電気代は1回あたりカップ1杯で約0.5~0.6円で、沸く時間は最新のもので約45秒と以前の約60秒より短くなっています。1回の消費電力1300Wです。
参考元:タイガーHP
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昔は大容量の電気ポットやステンレス製でお湯を入れたら保温できる魔法瓶などの存在は大きいものでした。
しかし段々と少子化・少人数家族・単身など家族の形が変わり、ライフスタイルも変化していく中で小さく、そして便利に使い勝手がよく必要な時に使うという「利便性」と子ども・年配向けにヤケドが無いように蒸気レスやお湯がこぼれないよう転倒防止などの配慮がされた「安全性」がプラスされ「電気ケトル」が確立されたように思います。
「電気ケトル」は必要な分だけ、必要な時にという便利グッズであることには間違いありません。
そんな便利グッズは電気ケトルの電気代についてしっかり理解していただければ幸いです。