梅雨の時期、暑い夏の季節は、ジメジメとした湿度の高い気候が続くので、洗濯物が乾かない、部屋が湿っぽい、カビが生えるなど不快に感じることが多いですよね。そんな悩みを解消してくれるのが除湿機です。
今回の記事では、除湿機を利用している人、これから購入を検討している人に向けて、家庭用の除湿機の寿命、その症状や目安について分かりやすく解説したいと思います。
また、除湿機の買い替え時期、おすすめの商品についても詳しくご紹介します。
家庭用の除湿機は、除湿方式によって大きく2つのタイプに分類されます。
コンプレッサー式とは、エアコンと同じような除湿方式で空気を冷やすことで水分を取り除きます。
デシカント式とは、水分の吸着性能に優れたシリカゲルやゼオライトで水分を取り除きます。
また、これら2つの方式をまとめたものがハイブリッド式となります。
除湿機の平均の寿命とは、いずれのタイプにおいても、使用頻度にも影響されますが平均で約5年から10年といわれています。
引用元:除湿機/除湿機の選び方
除湿機の寿命の症状について、タイプ別に解説します。目安としては、製造から5年を経過した頃から故障や素材の劣化で性能が落ち、症状が出やすくなります。
コンプレッサー式の除湿機の寿命の症状とは、本体から異音がしたり、コンプレッサーが壊れたり止まってしまうことです。
デシカント式の除湿機の寿命の症状とは、ゼオライトやシリカゲルなどの乾燥剤の劣化により、水分吸着が落ちてしまうことです。
ハイブリッド式の除湿機の場合、コンプレッサー式とデシカント式の2つを採用しているため、上記①、②の症状が目安となります。
引用元:電気節約ナビ
本体のパネルや本体裏側のフィルターが汚れていたり目詰まりしていると、故障しやすくなります。
除湿機の吹き出し口や吸込口をふさいでしまうと、除湿能力が落ちて故障の原因となります。また、除湿機の上に物を乗せたりしないようにしましょう。
排水タンクの水が貯まったままで運転を続けると、自動で運転停止をする機種もありますが、一部では停止しない機種もあるため故障の原因になります。貯まった水はこまめに捨てるようにしましょう。また、本体を寝かせたり転倒させると、水漏れの原因となり寿命が縮まります。
引用元:SHARP除湿機故障診断ナビ
室内の空気を吸い込んで湿度を取る除湿機。本体裏側のフィルターが目詰まりしている場合は、取扱説明書を参考にしながらフィルターを取って掃除機でホコリを吸い取って掃除を行いましょう。目詰まりが解消されると除湿性能も元に戻り、寿命が長持ちします。
除湿機のフィルターは消耗品です。目詰まりや汚れが酷い場合は、無理に掃除せずにフィルターを交換することで性能が回復し、寿命が長持ちします。
機種によって運転可能な温度が設定されています。使用する前に取扱説明書を確認し、運転に無理のない室内温度で使用しましょう。
引用元:パナソニックよくあるご質問
コンプレッサー式では、コンプレッサーが壊れて止まってしまうことがあります。故障が考えられる場合、各メーカーのお客様サービスセンターに相談されることをおすすめします。
除湿機とは、新製品が毎年発売されることから、型落ちするのがやや早めの家電です。修理に必要な部品が手に入るのはせいぜい製造終了後から8年位といわれています。購入から10年経過した頃の故障は、部品が手に入りにくく修理が難しくなるため、買い替えた方が無難でしょう。
除湿機は毎年4月に最新機種が発売されています。最も需要が高まる梅雨時期を過ぎる7月下旬頃から価格は下がっていきます。ただし、衣類乾燥機能付きのタイプは11月以降に需要が高まるため、7月から10月の間がおすすめの買い替え時期といえます。
コンプレッサー式は夏、デシカント式は冬に人気が高まるため、需要が高まる時期をあえて外して購入するのが得策です。
メーカーや家電量販店の決算期、夏・冬のボーナスや年末・年始のセールなど、年に数回行われる大きなセールの時期に買い替えするのがお得です。発売から10カ月後は、型落ち前に一番安くなるといわれています。
引用元:除湿機が安い時期はいつ?賢く買い物するために知っておきたい3つのポイント
家庭用の除湿機に寿命がきた時の処分方法とは、各都道府県の各市町村によって異なります。
コンプレッサー式とハイブリッド式の除湿機は、フロンガスを使用している機種がほとんどです。なお、商品の除湿方式については取扱説明書をご確認ください。
処分方法については、最寄りの市町村のホームページを開き、「ホーム>くらし・手続き>環境・ごみ・リサイクル>家庭のごみ」で検索してください。もしくは、最寄りの市町村の代表窓口に直接電話して「血圧計の処分方法」についてお尋ねください。
引用元:ごみの分け方(品目)検索
10年交換不要フィルターを搭載しているのでお手入れが楽で、寿命が長い除湿機です。除湿力は1日6.3L(60Hz時)とパワフルで、タンクが満水になると運転を停止してくれるのも助かります。
プラズマクラスター搭載で、除湿と乾燥、部屋干しの臭いも消臭してくれるため室内も衣類も爽やかで快適ですよ。シャープは、修理サービスのサポートが充実している点から、寿命の長いおすすめの除湿機です。
静音タイプで、6〜12畳程度の一般的なお部屋にピッタリの除湿機です。電気代は1時間あたり約5円と経済的なのも嬉しいですね。アイリスオーヤマの家電製品は「電気製品専用修理コール」があるので故障や修理の相談ができるので安心です。
参考元:《2018年》おすすめの除湿機13選! 衣類乾燥できる人気機種の選び方
今回の記事では、除湿機の寿命、買い替え時期、おすすめの寿命の長い除湿機について紹介しました。
除湿機を寿命を長くするためにも、お手入れを欠かさず行っていただけたらと思います。また、販売店独自の延長保証制度、各メーカーの修理サービスなどが利用できる製品を選ばれることが、除湿機の寿命かどうか迷った時にサポートがあるので安心できます。
除湿機を利用している人、これから購入を検討している人にとって、この記事が参考になればと思います。
他にも気になる家電製品の寿命について解説している記事がいくつもあるので、気になった方はぜひ読んで見てください。
更新日時 | 更新内容 |
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2018/08/03 | 関連記事の更新 |